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公開番号
2025112330
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024006471
出願日
2024-01-19
発明の名称
産業車両
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
主分類
G01S
17/931 20200101AFI20250725BHJP(測定;試験)
要約
【課題】走行時に車体表面に沿って水滴が落下しても、障害物センサが水滴を障害物として検知することを防止できる産業車両の提供にある。
【解決手段】車体の前面部に設置された車体カバーと、外側から車体側に凹んだ凹部33を有し、車体の周囲の障害物を検知する障害物センサ32と、を有し、車体カバーは、障害物センサ32の上方に位置し、障害物センサ32の走査方向へ向かって上方から下方へ傾斜する上面板40と、上面板40の下端部から下方へ向けて延在する端面板と、を有する産業車両において、車体カバーは、走査方向の反対側へ向かって上方から下方へ傾斜する第1中間板50を有し、第1中間板50は、端面板よりも走査方向へ突出する走査方向側の突出端と、障害物センサ32の走査範囲よりも走査方向の反対側に位置する反対端と、突出端から起立する立板部と、を有する。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
車体と、
前記車体の前面部に設置された車体カバーと、
前記車体カバーは、外側から車体側に凹んだ凹部を有し、
前記凹部に収容され、前記車体の周囲の障害物を検知する障害物センサと、を有し、
前記車体カバーは、
前記障害物センサの上方に位置し、前記障害物センサの走査方向へ向かって上方から下方へ傾斜する上面板と、
前記上面板の下端部から下方へ向けて延在する端面板と、を有する産業車両において、
前記車体カバーは、
上下方向において前記障害物センサと前記端面板との間に配置され、前記走査方向の反対側へ向かって上方から下方へ傾斜する第1中間板を有し、
前記第1中間板は、
前記端面板よりも前記走査方向へ突出する前記走査方向側の突出端と、
前記障害物センサの走査範囲よりも前記走査方向の反対側に位置する反対端と、
前記突出端から起立する立板部と、を有することを特徴とする産業車両。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記車体カバーは、
上下方向において前記上面板と前記第1中間板との間に配置されるとともに、前記走査方向へ向かって上方から下方へ傾斜される第2中間板を有し、
前記第2中間板の前記走査方向側の端部は、前記突出端よりも前記走査方向の反対側に位置することを特徴とする請求項1記載の産業車両。
【請求項3】
前記反対端は、前記走査方向の反対方向における前記障害物センサの反対端を越えるように位置することを特徴とする請求項1又は2記載の産業車両。
【請求項4】
前記第2中間板は、上面から下面に貫通する貫通孔を有することを特徴とする請求項2記載の産業車両。
【請求項5】
前記車体カバーは、前記第1中間板の反対端から路面へ向けて設けた案内部材を有することを特徴とする請求項1又は2記載の産業車両。
【請求項6】
前記車体カバーは、
前記上面板および前記端面板を有する上部カバー部と、
前記障害物センサを収容する下部カバー部と、に分割され、
前記下部カバー部は、前記第1中間板を有することを特徴とする請求項1又は2記載の産業車両。
【請求項7】
前記産業車両は、トーイングトラクターであることを特徴とする請求項1又は2記載の産業車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、産業車両に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
産業車両に関係する従来技術としては、例えば、特許文献1に開示された作業車が知られている。特許文献1の作業車は、車体周辺の障害物を探知する障害物探知器と、障害物探知器を車体に取り付ける取付ユニットとを備えている。取付ユニットは、車体に対する障害物探知器の取り付け角度を調整する調整機構を備え、調整機構を覆い隠すカバーを備えている。カバーが備えられることで、調整機構が使用者によって安易に操作されて障害物探知器の取り付け角度を不適切に変更されるおそれが抑制される。因みに、この種の作業車の実態は、圃場で稼働するトラクタやコンバインである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許6804380号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された作業車では、調整機構を覆い隠すカバーが障害物探知器に対する雨水対策の機能を果たすものと考えられる。しかしながら、圃場で稼働するトラクタやコンバインでは、圃場における障害物が比較的少ないことから、車体における障害物探知器が搭載される位置について制約を受け難い。一方、トーイングトラクターやフォークリフト等の産業車両が稼働される環境は、他の車両や作業者が比較的多い。このため、無人走行する産業車両では、障害物を検知する障害物センサが車体の内部に収容される。障害物センサがより効率良く機能するためにはより外部に近い位置に障害物センサを設ける必要がある。ところが、障害物センサを外部に近い位置に設けると、障害物センサが車体表面に沿って滴下し、落下する水滴を障害物として検知するという問題がある。因みに、障害物センサの感度を落として水滴を障害物として検知させないことも考えられる。しかしながら、産業車両の稼働環境は、トラクタやコンバインが稼働する圃場と異なり、周囲に障害物が多く存在するので、障害物との干渉が頻発する可能性があり、障害物との干渉により産業車両を停止させなければならず、稼働率の低下を招く可能性が高い。
【0005】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、走行時に車体表面に沿って水滴が落下しても、障害物センサが水滴を障害物として検知することを防止できる産業車両の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明は、車体と、前記車体の前面部に設置された車体カバーと、前記車体カバーは、外側から車体側に凹んだ凹部を有し、前記凹部に収容され、前記車体の周囲の障害物を検知する障害物センサと、を有し、前記車体カバーは、前記障害物センサの上方に位置し、前記障害物センサの走査方向へ向かって上方から下方へ傾斜する上面板と、前記上面板の下端部から下方へ向けて延在する端面板と、を有する産業車両において、前記車体カバーは、上下方向において前記障害物センサと前記端面板との間に配置され、前記走査方向の反対側へ向かって上方から下方へ傾斜する第1中間板を有し、前記第1中間板は、前記端面板よりも前記走査方向へ突出する前記走査方向側の突出端と、前記障害物センサの走査範囲よりも前記走査方向の反対側に位置する反対端と、前記突出端から起立する立板部と、を有することを特徴とする。
【0007】
本発明では、雨天時には走行時に車体カバーの上面板および端面板に沿って水滴が落下するが、第1中間板は、端面板よりも走査方向へ突出しているので、落下する水滴を受ける。第1中間板は、障害物センサの走査方向の反対側へ向かって上方から下方へ傾斜しているので、水滴は突出端の反対側の反対端へ流れる。さらに、第1中間板は、突出端から起立する立板部を有するので、第1中間板の突出端から障害物センサの走査範囲への水滴の落下が防止される。その結果、走行時に車体表面に沿って水滴が落下しても、障害物センサが水滴を障害物として検知することを防止できる。
【0008】
また、上記の産業車両において、前記車体カバーは、上下方向において前記上面板と前記第1中間板との間に配置されるとともに、前記走査方向へ向かって上方から下方へ傾斜される第2中間板を有し、前記第2中間板の前記走査方向側の端部は、前記突出端よりも前記走査方向の反対側に位置する構成としてもよい。
この場合、第2中間板の上面を流れる水滴が生じると、水滴が第2中間板の走査方向側の端部へ向けて流れるが、第2中間板の走査方向側の端部は、第1中間板の突出端より走査方向の反対側に位置するので、第1中間板が水滴を確実に受けることができる。
【0009】
また、上記の産業車両において、前記反対端は、前記走査方向の反対方向における前記障害物センサの反対端を越えるように位置する構成としてもよい。
この場合、第1中間板の反対端が、走査方向の反対方向における障害物センサの反対端を越えるように位置するので、第1中間板上を流れる水滴は、障害物センサの反対端から離れた位置にて落下する。このため、第1中間板から落下する水滴が障害物センサに悪影響を及ぼすことはない。
【0010】
また、上記の産業車両において、前記第2中間板は、上面から下面に貫通する貫通孔を有する構成としてもよい。
この場合、第2中間板が貫通孔を有することで、第2中間板における水滴を貫通孔から第1中間板へ落下させることができる。このため、第2中間板における水滴を走査方向の端部へ集約する必要がなく、走査方向の第2中間板の傾斜を可及的に水平に近づけることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
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