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公開番号2025133497
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024031490
出願日2024-03-01
発明の名称産業車両
出願人株式会社豊田自動織機
代理人
主分類B66F 9/075 20060101AFI20250904BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】有人運転におけるオペレータの視野を確保するとともに自動運転ユニットに対する作業性に優れた産業車両の提供にある。
【解決手段】車体と、車体に搭載され、自動運転に必要な複数の装置が集約されている自動運転ユニット42と、を有し、有人走行可能および自動運転による無人走行可能な産業車両において、複数の装置は、自動運転を制御する自動運転用コントローラと、自動運転に関係する情報を表示する表示装置と、自動運転に関係するデータ入力可能な入力装置と、自動運転を非常停止させる非常停止装置と、を含み、自動運転ユニット42は、自動運転用コントローラ、表示装置、入力装置および非常停止装置を収容する収容ケース43を有し、収容ケース43は、自動運転ユニット42が予め設定した高さ以下となるように車体に設置された。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
車体と、
前記車体に搭載され、自動運転に必要な複数の装置が集約された自動運転ユニットと、を有し、
有人走行可能および自動運転による無人走行可能な産業車両において、
前記複数の装置は、
自動運転を制御する自動運転用コントローラと、
自動運転に関係する情報を表示する表示装置と、
自動運転に関係するデータ入力可能な入力装置と、
自動運転を非常停止させる非常停止装置と、を含み、
前記自動運転ユニットは、前記自動運転用コントローラ、前記表示装置、前記入力装置および前記非常停止装置を収容する収容ケースを有し、
前記収容ケースは、前記自動運転ユニットが有人走行時のオペレータの視野を妨げない高さ以下となるように前記車体に設置されていることを特徴とする産業車両。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記車体は、
車体本体と、
前記車体本体に備えられる運転シートと、
前記車体本体の後部に備えられるカウンタウエイトと、を有し、
前記収容ケースは、前記カウンタウエイト上であって、かつ、前記運転シートの背後に設置されていることを特徴とする請求項1記載の産業車両。
【請求項3】
前記収容ケースは、前記運転シートの高さ以下となるように設置されていることを特徴とする請求項2記載の産業車両。
【請求項4】
前記収容ケースは、平面視において前記カウンタウエイトの外縁よりも内側に位置することを特徴とする請求項2又は3記載の産業車両。
【請求項5】
前記カウンタウエイトは、後方へ向けて設置された障害物検知センサを有し、
前記収容ケースは、平面視において前記障害物検知センサより内側に位置することを特徴とする請求項2又は3記載の産業車両。
【請求項6】
前記収容ケースを前記車体に対して変位可能とする変位機構を有することを特徴とする請求項1又は2記載の産業車両。
【請求項7】
前記非常停止装置は、前記収容ケースの表面から突出する非常停止ボタンを有することを特徴とする請求項1又は2記載の産業車両。
【請求項8】
前記収容ケースは、産業車両の状態を点灯表示する積層信号灯を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の産業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、産業車両に関し、特に、無人走行および有人走行が可能な産業車両に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年では、フォークリフト等の産業車両の自動運転による無人走行が実現されており、例えば、フォークリフトとしては有人無人兼用フォークリフトが知られている(特許文献1を参照)。この種のフォークリフトでは、有人運転の既存フォークリフトを改造して自動運転ができるようにしている。したがって、有人運転用のフォークリフトには自動運転に必要な機器が追加して搭載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5856362号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、有人運転用のフォークリフトの車体内部にスペースの余裕はないことから、有人無人兼用フォークリフトでは、自動運転に必要な機器(センサ類を除く)を車体内部に全て収容することができない。このため、自動運転に必要な機器をどの位置にどのように搭載するのか考慮する必要がある。例えば、フォークリフトの場合、運転席を保護するヘッドガードに自動運転に必要な機器を設置することが考えられるが、自動運転に必要な機器が有人運転の際にオペレータの視野を妨げるおそれがあるほか、これらの機器が高い位置に設置されていることで機器の保守作業等は行い難い。一方、カウンタウエイトの内部に自動運転に必要な機器を設けるようにすることも考えられるが、専用のカウンタウエイトを用意する必要があり製作コストが嵩む。
【0005】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、有人運転におけるオペレータの視野を確保するとともに自動運転ユニットに対する作業性に優れた産業車両の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明は、車体と、前記車体に搭載され、自動運転に必要な複数の装置が集約された自動運転ユニットと、を有し、有人走行可能および自動運転による無人走行可能な産業車両において、前記複数の装置は、自動運転を制御する自動運転用コントローラと、自動運転に関係する情報を表示する表示装置と、自動運転に関係するデータ入力可能な入力装置と、自動運転を非常停止させる非常停止装置と、を含み、前記自動運転ユニットは、前記自動運転用コントローラ、前記表示装置、前記入力装置および前記非常停止装置を収容する収容ケースを有し、前記収容ケースは、前記自動運転ユニットが有人走行時のオペレータの視野を妨げない高さ以下となるように前記車体に設置されていることを特徴とする。
【0007】
本発明では、自動運転用コントローラ、表示装置、入力装置および非常停止装置を収容する収容ケースは、自動運転ユニットが有人走行時のオペレータの視野を妨げない高さ以下となるように車体に設置されている。このため、有人運転の際には、自動運転ユニットによるオペレータの視野を妨げが抑制され、有人運転におけるオペレータの視野を確保することができる。また、自動運転ユニットが有人走行時のオペレータの視野を妨げない高さ以下であることから、自動運転ユニットに対する保守作業が容易に行え、自動運転ユニットに対する作業性に優れている。
【0008】
また、上記の産業車両において、前記車体は、車体本体と、前記車体本体に備えられる運転シートと、前記車体本体の後部に備えられるカウンタウエイトと、を有し、前記収容ケースは、前記カウンタウエイト上であって、かつ、前記運転シートの背後に設置されている構成としてもよい。
この場合、収容ケースがカウンタウエイト上であって、かつ、運転シートの背後に設置されている。このため、有人運転により前進する場合に、自動運転ユニットがオペレータの前方視野を妨げることはない。また、有人運転により後進する場合であっても、自動運転ユニットによるオペレータの後方視野の妨げが抑制される。
【0009】
また、上記の産業車両において、前記収容ケースは、前記運転シートの高さ以下となるように設置されている構成としてもよい。
この場合、収容ケースは、前記運転シートの高さ以下となるように設置されているので、有人運転により後進する場合であっても、自動運転ユニットによるオペレータの後方視野の妨げがより抑制される。
【0010】
また、上記の産業車両において、前記収容ケースは、平面視において前記カウンタウエイトの外縁よりも内側に位置する構成としてもよい。
この場合、収容ケースは、平面視においてカウンタウエイトの外縁よりも内側に位置するので、自動化ユニットと走行中における車体の周囲の障害物との干渉を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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