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公開番号
2025161040
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-24
出願番号
2024063892
出願日
2024-04-11
発明の名称
車両制御装置
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類
F02D
41/40 20060101AFI20251017BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】車両が被駆動状態から駆動状態に切替わる際に歯車機構のバックラッシュに起因するガタ打ちを回避するため、燃料噴射量を一時的に減少させるガタ詰め制御を実行する車両が知られている。ガタ詰め制御の実行中に内燃機関からトルクコンバータ(流体伝動装置)に伝達される出力の不必要な変化を抑制できる車両制御装置を提供する。
【解決手段】車両制御装置の制御部(5)は、ガタ詰め制御の実行中、流体伝動装置(22)における内燃機関(21)側の回転速度(NE)と駆動輪(12a~12b)側の回転速度(NT)との差回転が小さくなるほど大きくなる補正噴射量に基づいて燃料噴射弁(25)の燃料噴射量(Qfin)を決定する噴射量補正処理を実行する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
燃料噴射弁を含む内燃機関と、
前記内燃機関と駆動輪との間のトルク伝達経路に配設された流体伝動装置と、
を有する車両に適用される車両制御装置であって、
前記車両が被駆動状態から駆動状態に切替わるとき、前記燃料噴射弁の燃料噴射量を、前記車両の乗員が要求する加速度に応じた要求噴射量よりも一時的に小さくするガタ詰め制御を実行する制御部を有し、
前記制御部は、
前記ガタ詰め制御の実行中、前記流体伝動装置における前記内燃機関側の回転速度と前記駆動輪側の回転速度との差回転が小さくなるほど大きくなる補正噴射量に基づいて前記燃料噴射量を取得する噴射量補正処理を実行する、車両制御装置。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
請求項1に記載された車両制御装置であって、
前記制御部は、
前記噴射量補正処理の実行中、前記燃料噴射量を、所定時間が経過する毎に第1増加量及び前記補正噴射量の合計値だけ増加させる、車両制御装置。
【請求項3】
請求項1に記載された車両制御装置であって、
前記制御部は、
前記補正噴射量の積算値が積算上限量を超えないように前記補正噴射量を取得する処理と、前記積算値が積算下限量を超えないように前記補正噴射量を取得する処理と、の少なくとも一方を実行する、車両制御装置。
【請求項4】
請求項2に記載された車両制御装置であって、
前記制御部は、
前記ガタ詰め制御の実行中であり且つ前記噴射量補正処理の実行後、前記燃料噴射量を、前記所定時間が経過する毎に前記第1増加量よりも大きい第2増加量だけ増加させる、車両制御装置。
【請求項5】
請求項1に記載された車両制御装置であって、
前記車両は、前記内燃機関の出力によって作動する補機を有している、車両制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両制御装置に関する。具体的には、内燃機関と駆動輪との間のトルク伝達経路に配設された流体伝動装置を有する車両に適用される車両制御装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
駆動力源である内燃機関から駆動輪に至るトルク伝達経路に歯車機構が配設(介装)された車両が知られている。歯車機構は、例えば、流体伝動装置であるトルクコンバータ、変速機及びディファレンシャルギアを含んでいる。トルクコンバータでは、内燃機関側の回転速度(即ち、機関回転速度)と駆動輪側の回転速度(即ち、タービン回転速度)との間に差分(差回転)が発生し得る。
【0003】
車両を加速させるトルクを内燃機関が発生させているとき(即ち、車両が駆動状態にあるとき)、一般に、差回転は正の値となる。即ち、機関回転速度がタービン回転速度よりも大きくなる。一方、車両走行時であり且つ内燃機関が充分なトルクを発生させていないとき(即ち、車両が被駆動状態にあるとき)、一般に、差回転は負の値となる。
【0004】
車両が被駆動状態から駆動状態に切替わるとき、歯車機構のバックラッシュに起因して車両の加速度における不連続な変化(いわゆる、ガタ打ち、チップインショック)が発生する可能性がある。そのため、ガタ打ちの発生を抑制するためのガタ詰め制御が提案されている。例えば、特許文献1に記載された車両制御装置(従来装置)によれば、被駆動状態から駆動状態への切替わりに際して内燃機関の出力(機関出力)を低下させた後、機関出力を徐々に増加させることによってガタ詰め制御が実行される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-68046号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、多くの場合、上述したトルク伝達経路には、内燃機関のトルクが伝達される補機(例えば、電力を発生させるオルタネータ、及びパワーステアリング装置の油圧ポンプ)が配設されている。即ち、内燃機関の出力は、駆動輪に伝達されると共に、補機にも伝達される。補機に伝達される機関出力(即ち、機関出力の内、補機に伝達されるエネルギー)は、以下、「補機負荷」とも称呼される。
【0007】
補機負荷の変化に起因して、駆動輪に伝達される出力(より具体的には、内燃機関からトルクコンバータに伝達される出力であり、以下、「駆動負荷」とも称呼される)が変化する可能性がある。特に、機関出力を一時的に低下させるガタ詰め制御の実行中に補機負荷が変化すると、ガタ詰め制御が実行されていない場合と比較して駆動負荷の変化が大きくなって車両の乗員が違和感を覚える虞がある。
【0008】
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、ガタ詰め制御の実行中における駆動負荷の不必要な変化を抑制できる車両制御装置を提供することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明における第1の発明に係る車両制御装置は、燃料噴射弁を含む内燃機関と、前記内燃機関と駆動輪との間のトルク伝達経路に配設された流体伝動装置と、を有する車両に適用される車両制御装置であって、前記車両が被駆動状態から駆動状態に切替わるとき、前記燃料噴射弁の燃料噴射量を、前記車両の乗員が要求する加速度に応じた要求噴射量よりも一時的に小さくするガタ詰め制御を実行する制御部を有し、前記制御部は、前記ガタ詰め制御の実行中、前記流体伝動装置における前記内燃機関側の回転速度と前記駆動輪側の回転速度との差回転が小さくなるほど大きくなる補正噴射量に基づいて前記燃料噴射量を取得する噴射量補正処理を実行する。
【0010】
本発明における第2の発明は、上記第1の発明に係る車両制御装置であって、前記制御部は、前記噴射量補正処理の実行中、前記燃料噴射量を、所定時間が経過する毎に第1増加量及び前記補正噴射量の合計値だけ増加させる。
(【0011】以降は省略されています)
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