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公開番号
2025166388
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-06
出願番号
2024070383
出願日
2024-04-24
発明の名称
ダイカスト装置及び鋳造品の製造方法
出願人
株式会社アルテックス
,
株式会社豊田自動織機
代理人
弁理士法人ぱてな
主分類
B22D
17/00 20060101AFI20251029BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約
【課題】鋳造品におけるガス巣の発生を抑制できるダイカスト装置及び鋳造品の製造方法を提供する。
【解決手段】ダイカスト装置1は、金型11のキャビティ11A内を酸素で置換し、キャビティ11A内に溶湯A1を充填して鋳造品B1~B3を製造する。固定型12に第1チル型面81Aを有する第1チルブロック81が設けられ、可動型13に第2チル型面82Aを有する第2チルブロック82が設けられる。金型11が型締めされた状態で、固定型12の固定型面12Aと可動型13の可動型面13Aとの間にキャビティ11Aが区画され、第1チル型面81Aと第2チル型面82Aとの間にキャビティ11Aに連通されたチルベント排出路72が区画される。金型11が型締めされた状態で、第1チルブロック81及び第2チルブロック82の一方は他方に対して型締め方向に進退動可能ととされている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
金型のキャビティ内に酸素を供給するとともにチルベント排出路を含む排出経路を介して前記キャビティ内のガスを外部に排出することで、前記キャビティ内を酸素で置換し、前記キャビティ内に溶湯を充填して鋳造品を製造するダイカスト装置であって、
前記金型は、固定型面を有する固定型と、可動型面を有し、前記固定型に対して型締め方向に進退動可能とされた可動型とを含み、
前記固定型には、第1チル型面を有する第1チルブロックが設けられ、
前記可動型には、第2チル型面を有する第2チルブロックが設けられ、
前記金型が型締めされた状態で、前記固定型面と前記可動型面との間に前記キャビティが区画されるとともに、前記第1チル型面と前記第2チル型面との間に前記キャビティに連通する前記チルベント排出路が区画され、
前記金型が型締めされた状態で、前記第1チルブロック及び前記第2チルブロックの一方が他方に対して前記型締め方向に進退動可能とされていることを特徴とするダイカスト装置。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記固定型には、不動の離型ピンが設けられ、
前記第1チルブロックは前記固定型に前記型締め方向に進退動可能に支持され、
前記第1チルブロックには、前記第1チル型面に開口するとともに前記離型ピンが摺接する挿通孔が形成され、
前記第1チルブロックが前記型締め方向に前進した前進位置にいる状態で、前記挿通孔に挿通された前記離型ピンの先端面が前記第1チル型面の一部をなし、
前記第1チルブロックが前記型締め方向に後退した後退位置にいる状態で、前記離型ピンの先端が前記第1チル型面から突出する請求項1に記載のダイカスト装置。
【請求項3】
前記固定型は、前記固定型面に開口する収容孔を有し、
前記第1チルブロックは、前記収容孔に収容されるとともに、前記固定型に前記型締め方向に進退動可能に支持され、
前記収容孔は、前記固定型面から前記型締め方向に離れるに連れて互いの間隔が徐々に広がりつつ延びるテーパ状内側面を有し、
前記第1チルブロックは、前記型締め方向の進退動時に前記テーパ状内側面と摺接するテーパ状外側面を有している請求項1に記載のダイカスト装置。
【請求項4】
前記テーパ状内側面及び前記テーパ状外側面にエアを吹き付けるエア噴射装置を備えている請求項3に記載のダイカスト装置。
【請求項5】
前記キャビティ内に充填した溶湯を局所的に加圧するスクイズピンを備え、
前記排出経路は、前記スクイズピンに形成されたスクイズピン排出路を含み、
前記スクイズピン排出路は、前記スクイズピンが前記キャビティ内に進入した状態で前記キャビティ内と連通することで前記キャビティ内のガスを排出する一方、前記スクイズピンが前記キャビティ内から後退した状態で前記キャビティ内との連通が遮断される請求項1乃至4のいずれか1項に記載のダイカスト装置。
【請求項6】
前記排出経路は、前記チルベント排出路に接続された外部排出路を含み、
前記ダイカスト装置は、前記外部排出路を開放及び遮断可能な制御弁を備え、
前記スクイズピン排出路が前記キャビティ内と連通するときに、前記制御弁が前記外部排出路を遮断する請求項5に記載のダイカスト装置。
【請求項7】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載のダイカスト装置を用いた鋳造品の製造方法であって、
前記金型の前記キャビティ内に酸素を供給するとともに前記チルベント排出路を含む前記排出経路を介して前記キャビティ内のガスを外部に排出することで、前記キャビティ内を酸素で置換する酸素置換工程と、
前記キャビティ内に前記溶湯を充填して前記鋳造品を製造する鋳造工程と、を有し、
前記酸素置換工程は、前記金型が型締めされ、かつ、前記第1チルブロック及び前記第2チルブロックの一方が他方に対して前記型締め方向に後退した後退位置にいる状態で、前記チルベント排出路を介して前記キャビティ内のガスを排出するチルベント排出工程を含み、
前記鋳造工程は、前記金型が型締めされ、かつ、前記第1チルブロック及び前記第2チルブロックの一方が他方に対して前記型締め方向に前進した前進位置にいる状態で、前記キャビティ内に溶湯を充填する溶湯充填工程を含むことを特徴とする鋳造品の製造方法。
【請求項8】
前記溶湯充填工程では、前記キャビティ内に充填された溶湯が固まり始めた凝固収縮の途中の状態で、前記前進位置にいる前記第1チルブロック及び前記第2チルブロックの前記一方を前記後退位置に向かって後退させる請求項7に記載の鋳造品の製造方法。
【請求項9】
前記ダイカスト装置は、前記キャビティ内に充填した前記溶湯を局所的に加圧するスクイズピンを備え、
前記排出経路は、前記スクイズピンに形成されたスクイズピン排出路を含み、
前記酸素置換工程は、前記スクイズピンが前記キャビティ内に進入した状態で前記スクイズピン排出路を前記キャビティ内と連通させ、前記スクイズピン排出路を介して前記キャビティ内のガスを排出するスクイズピン排出工程を含む請求項7に記載の鋳造品の製造方法。
【請求項10】
前記排出経路は、前記チルベント排出路に接続された外部排出路を含み、
前記スクイズピン排出工程では、前記外部排出路を遮断する請求項9に記載の鋳造品の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はダイカスト装置及び鋳造品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に従来のダイカスト装置が開示されている。このダイカスト装置は、金型のキャビティ内に酸素を供給し、排出経路を介してキャビティ内のガスを外部に排出することでキャビティ内を酸素で置換し、キャビティ内にアルミニウム溶湯を充填して鋳造品を製造する。
【0003】
そして、このダイカスト装置では、キャビティ内のガスを排出するための排出経路にチルベントが設けられている。チルベントでは、キャビティと連通するチルベント排出路を介してアルミニウム溶湯に含まれる窒素等のガスを外部に排出する。これにより、鋳造品におけるガス巣の発生が抑制される。
【0004】
この際、キャビティ内のガスがほぼ全て排出されてアルミニウム溶湯がチルベント排出路まで達すると、チルベント排出路内に流入したアルミニウム溶湯は急冷凝固される。これにより、チルベント排出路からのアルミニウム溶湯の外部流出が阻止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-223610号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記従来のダイカスト装置において、アルミニウム溶湯が固化した固化物がチルベント排出路に張り付いて残ることがある。そうすると、チルベント排出路の流路断面積が減少するため、チルベント排出路からのガス抜きが不十分になってキャビティ内の酸素置換が不十分になる可能性がある。この場合、鋳造品におけるガス巣の発生を抑制し難くなるおそれがある。
【0007】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、鋳造品におけるガス巣の発生を抑制できるダイカスト装置及び鋳造品の製造方法を提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のダイカスト装置は、金型のキャビティ内に酸素を供給するとともにチルベント排出路を含む排出経路を介して前記キャビティ内のガスを外部に排出することで、前記キャビティ内を酸素で置換し、前記キャビティ内に溶湯を充填して鋳造品を製造するダイカスト装置であって、
前記金型は、固定型面を有する固定型と、可動型面を有し、前記固定型に対して型締め方向に進退動可能とされた可動型とを含み、
前記固定型には、第1チル型面を有する第1チルブロックが設けられ、
前記可動型には、第2チル型面を有する第2チルブロックが設けられ、
前記金型が型締めされた状態で、前記固定型面と前記可動型面との間に前記キャビティが区画されるとともに、前記第1チル型面と前記第2チル型面との間に前記キャビティに連通する前記チルベント排出路が区画され、
前記金型が型締めされた状態で、前記第1チルブロック及び前記第2チルブロックの一方が他方に対して前記型締め方向に進退動可能とされていることを特徴とする。
【0009】
本発明のダイカスト装置では、金型が型締めされた状態で、第1チルブロック及び第2チルブロックの一方が他方に対して型締め方向に進退動可能とされており、第1チル型面と第2チル型面との間に区画されるチルベント排出路の流路断面積が可変とされている。このため、たとえチルベント排出路に溶湯の固化物が張り付いて残っていたとしても、第1チルブロック及び第2チルブロックの一方を他方に対して型締め方向に後退させてチルベント排出路の流路断面積を拡大させれば、チルベント排出路からのガス抜きが不十分になることを抑制できる。その結果、キャビティ内の酸素置換が不十分になることを抑制できる。
【0010】
したがって、本発明のダイカスト装置は、鋳造品におけるガス巣の発生を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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