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公開番号2025168957
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-12
出願番号2024073856
出願日2024-04-30
発明の名称産業車両のヘッドガード、産業車両及び産業車両の屋根部材
出願人株式会社豊田自動織機
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B66F 9/075 20060101AFI20251105BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】液体が溜まりにくい構造を有し、上部の視認性を適切に確保することができる産業車両のヘッドガード及び産業車両を提供する。
【解決手段】
産業車両のヘッドガードは、荷物を積載可能な荷役装置を有する産業車両の運転席の直上に設けられ、上方に向かって突出している突出部と、突出部より荷役装置側に設けられ、運転席の上方に設けられる平板部と、を備え、突出部及び平板部は、荷役装置と運転席とを結ぶ前後方向のうち前方及び後方のいずれか一方に向かって共に傾斜しており、少なくとも平板部は可視光透過性を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
荷物を積載可能な荷役装置を有する産業車両の運転席の直上に設けられ、上方に向かって突出している突出部と、
前記突出部より前記荷役装置側に設けられ、前記運転席の上方に設けられる平板部と、
を備え、
前記突出部及び前記平板部は、前記荷役装置と前記運転席とを結ぶ前後方向のうち前方及び後方のいずれか一方に向かって共に傾斜しており、
少なくとも前記平板部は可視光透過性を有する、
産業車両のヘッドガード。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記前後方向において、前記突出部の長さは、前記平板部の長さより長い、請求項1に記載の産業車両のヘッドガード。
【請求項3】
前記平板部の一部は、前記荷役装置又は前記荷役装置に積載可能な前記荷物の下端の位置と、前記運転席に乗車可能なユーザの視点の推定位置とを結んだ直線と交差する位置に設けられる、請求項1又は2に記載の産業車両のヘッドガード。
【請求項4】
前記突出部は、前記前後方向に交差する左右方向において、その中央部が上方に向かって突出している、請求項1又は2に記載の産業車両のヘッドガード。
【請求項5】
前記突出部及び前記平板部の傾斜方向の下端部に設けられ、前記前後方向に交差する左右方向に延在し、前記左右方向に導水可能な導水部を更に備え、
前記導水部には、前記左右方向において、少なくとも一方の端部から排水可能な排水口が形成されている、
請求項1又は2に記載の産業車両のヘッドガード。
【請求項6】
前記前後方向に交差する左右方向において前記突出部及び前記平板部の両端部の少なくとも一方に設けられ、前記前後方向に延在し、前記前後方向に導水可能な別の導水部を更に備える、請求項1又は2に記載の産業車両のヘッドガード。
【請求項7】
前記突出部及び前記平板部に接続し、前記前後方向に交差する左右方向において前記突出部の両端部の少なくとも一方に設けられ、前記前後方向のうち前方及び後方のいずれか一方に向かって前記突出部及び前記平板部と共に傾斜して前記平板部に沿って平板状に延在している延在部と、
前記延在部及び前記平板部において前記前後方向に延在し、前記前後方向に導水可能な導水部と、
を更に備える、請求項1又は2に記載の産業車両のヘッドガード。
【請求項8】
前記突出部及び前記平板部を下方から支持する平板状の支持部材を更に備え、
前記突出部及び前記平板部は、前記支持部材に取り付けられる、
請求項1又は2に記載の産業車両のヘッドガード。
【請求項9】
前記突出部及び前記平板部のそれぞれは、樹脂により一体成型された屋根部材の一部を構成しており、
前記支持部材は、上下方向に貫通している少なくとも1つの開口が形成されている枠状の部材であり、
前記屋根部材は、前記支持部材の前記開口を覆い、その外縁部が前記支持部材に固定されることによって支持される、請求項8に記載のヘッドガード。
【請求項10】
前記支持部材の前記少なくとも1つの開口を前記前後方向に交差する左右方向に跨ぐように延在し、前記支持部材に固定されるバー部材を更に備える、請求項9に記載のヘッドガード。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、産業車両のヘッドガード、産業車両及び産業車両の屋根部材に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、産業車両について開示されている。この産業車両は、開口部を有する組立プレートと、組立プレートの開口部内に支持された屋根と、屋根と弾性的に接続される円周形状のフレームとを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第9481555号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、降雨の影響を受ける屋外等、産業車両の上方からヘッドガードに向かって液体が降り注ぎ得る環境下で産業車両が使用又は保管される場合がある。この場合、水平方向に延在するヘッドガード上には、液体が溜まる可能性がある。液体が溜まった状態で産業車両を移動させた場合、産業車両に乗車するユーザに、当該液体が降り注ぐ可能性があり、操作性及び快適性を低下させる可能性がある。また、透過性のあるヘッドガード上に溜まった液体が、レンズの役割を果たすことで、液体及びヘッドガードを透過した太陽光が集光されて産業車両の構成の一部が高温になる可能性がある。したがって、液体が溜まりにくい構造を有し、上部の視認性を適切に確保することができる産業車両のヘッドガード、当該ヘッドガードを有する産業車両、及び産業車両の屋根部材が求められていた。
【0005】
従って、本発明は、液体が溜まりにくい構造を有し、上部の視認性を適切に確保することができる産業車両のヘッドガード、産業車両及び産業車両の屋根部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面に係る産業車両のヘッドガードは、荷物を積載可能な荷役装置を有する産業車両の運転席の直上に設けられ、上方に向かって突出している突出部と、突出部より荷役装置側に設けられ、運転席の上方に設けられる平板部と、を備え、突出部及び平板部は、荷役装置と運転席とを結ぶ前後方向のうち前方及び後方のいずれか一方に向かって共に傾斜しており、少なくとも平板部は可視光透過性を有する。
【0007】
この産業車両のヘッドガードでは、突出部及び平板部が共に前後方向のいずれか一方に向かって傾斜しているため、ヘッドガードに落ちた液体は、傾斜方向に導水される。このため、突出部及び平板部上に液体が溜まりにくくなるため、フォークリフト1を移動させる場合であっても、フォークリフト1に乗車するユーザに、当該液体が降り注ぐ可能性が減じられ、操作性及び快適性を適切に確保できる。また、液体及びヘッドガードを透過した太陽光が集光されて産業車両の構成の一部が高温になることが抑制される。また、ユーザは、液体が溜まりにくい平板部を介して上部を視認することができる。さらに、突出部が運転席の直上に設けられることで、運転席に着席するユーザの快適性を向上させることができる。さらに、平板部が突出部より荷役装置側に設けられることで、例えば、ユーザの視点と上方に移動した荷役装置との間に平板部が設けられ得るため、上部の視認性を適切に確保することができる。よって、この産業車両のヘッドガードは、液体が溜まりにくい構造を有し、上部の視認性を適切に確保することができる。
【0008】
一実施形態に係る産業車両のヘッドガードにおいては、前後方向において、突出部の長さは、平板部の長さより長い。この場合、突出部は運転席の直上に設けられているため、運転席に着席するユーザの快適性をより適切に確保することができる。
【0009】
一実施形態に係る産業車両のヘッドガードにおいては、平板部の一部は、荷役装置又は荷役装置に積載可能な荷物の下端の位置と、運転席に乗車可能なユーザの視点の推定位置とを結んだ直線と交差する位置に設けられてもよい。この場合、運転席に乗車するユーザが、荷役装置の下端の位置及び荷役装置に積載された荷物の下端の位置を平板部を介して視認することができる。このため、荷役装置、荷役装置に積載可能な荷物及び当該荷物の下方の空間等、運転席の上方の空間の視認性を適切に確保することができる。
【0010】
一実施形態に係る産業車両のヘッドガードにおいては、突出部は、前後方向に交差する左右方向において、その中央部が上方に向かって突出していてもよい。この場合、例えば、突出部に落ちた液体のうち平板部に流れる液体の量を低減させることができるため、液体が溜まりにくい構造を有し、上部の視認性を適切に確保することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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