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公開番号2025159531
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-21
出願番号2024062168
出願日2024-04-08
発明の名称車両のルーフサイド構造
出願人株式会社豊田自動織機
代理人個人,個人
主分類B62D 25/06 20060101AFI20251014BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】溶接打点での亀裂の発生を抑制できる車両のルーフサイド構造を提供すること。
【解決手段】ルーフサイドレール30を形成するレールインナパネル31は、ビード40と、ビード40の上方に連続した本体32と、ビード40の下方に連続した内フランジ35と、によって、ビード40の直交方向に沿った断面がハット状に形成されている。レールインナパネル31は、ビード40から車内側に向けて膨出し、かつ直交方向に延在する補強ビード42を複数有している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両上下方向に延在するCピラーを形成する側壁部を有するとともに、前記車両上下方向における前記側壁部の上端部から前方に延設されたルーフサイドレールを有し、
車体後部に区画されたリアドア用開口部は、前記Cピラーと前記ルーフサイドレールとによって形成されたコーナ部を有し、
前記ルーフサイドレールは、前記リアドア用開口部に沿う内フランジを有する車内側のインナパネルと、前記リアドア用開口部に沿う外フランジを有する車外側のアウタパネルと、を溶接することで形成されるとともに、前記外フランジと前記内フランジとをスポット溶接した複数の溶接打点を有しており、
前記インナパネルは、
前記内フランジと、車両前後方向に延在する本体と、前記本体の後端部から前記Cピラーに向けて延在する延在部と、前記本体の一部を前記コーナ部に沿って前記車内側に膨出させたビードと、を有するとともに、
前記内フランジは、前記本体及び前記延在部から延在し、かつ前記コーナ部に沿って延在しており、
前記ビードと、前記ビードの上方に連続した前記本体と、前記ビードの下方に連続した前記内フランジと、によって、前記ビードの延在方向に対する直交方向に沿った断面がハット状に形成されている車両のルーフサイド構造であって、
前記インナパネルは、前記ビードから前記車内側に向けて膨出し、かつ前記直交方向に延在する補強ビードを複数有することを特徴とする車両のルーフサイド構造。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記インナパネルは、前記ビードよりも前方に離れた位置に前記本体から前記車内側に向けて膨出した補助ビードをさらに有する請求項1に記載の車両のルーフサイド構造。
【請求項3】
前記インナパネルは、内装部品を取り付けるために前記本体から前記車内側に向けて膨出した台座を有し、前記補助ビードは、前記台座に対して前記車両上下方向に並んでいる請求項2に記載の車両のルーフサイド構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のルーフサイド構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
車両のルーフサイド構造は、車両上下方向に延設されたCピラーを形成する側壁部を有している。また、車両のルーフサイド構造は、車両上下方向における側壁部の上端部から前方に延設されたルーフサイドレールを有している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1において、ルーフサイドレールは、その中央部がセンターピラーと接合されるとともに、その両端部にそれぞれフロントピラー及び、Cピラーとしてのリアピラーが接合されることによって、各ピラーに支持されている。また、ルーフサイドレールは、車外側に位置するアウタパネル及び車内側に位置するインナパネルを有している。ルーフサイドレールは、アウタパネルの接合フランジとインナパネルの接合フランジとを接合することにより形成されている。また、一般に、接合フランジ同士は、溶接打点にてスポット溶接されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-218979号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
車両において、ルーフサイドレールにおけるインナパネルとリアピラーとが交わる箇所は、コーナ部となっている。コーナ部には、例えば、車両が悪路を走行する際などの下方からの突き上げによって応力が集中しやすい。コーナ部における応力集中が繰り返されると、インナパネルには、接合フランジ同士を剥離させる方向に変形するモードが発生する。すると、溶接打点に応力が発生して溶接打点に亀裂が発生する虞がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記問題点を解決するための車両のルーフサイド構造は、車両上下方向に延在するCピラーを形成する側壁部を有するとともに、前記車両上下方向における前記側壁部の上端部から前方に延設されたルーフサイドレールを有し、車体後部に区画されたリアドア用開口部は、前記Cピラーと前記ルーフサイドレールとによって形成されたコーナ部を有し、前記ルーフサイドレールは、前記リアドア用開口部に沿う内フランジを有する車内側のインナパネルと、前記リアドア用開口部に沿う外フランジを有する車外側のアウタパネルと、を溶接することで形成されるとともに、前記外フランジと前記内フランジとをスポット溶接した複数の溶接打点を有しており、前記インナパネルは、前記内フランジと、車両前後方向に延在する本体と、前記本体の後端部から前記Cピラーに向けて延在する延在部と、前記本体の一部を前記コーナ部に沿って前記車内側に膨出させたビードと、を有するとともに、前記内フランジは、前記本体及び前記延在部から延在し、かつ前記コーナ部に沿って延在しており、前記ビードと、前記ビードの上方に連続した前記本体と、前記ビードの下方に連続した前記内フランジと、によって、前記ビードの延在方向に対する直交方向に沿った断面がハット状に形成されている車両のルーフサイド構造であって、前記インナパネルは、前記ビードから前記車内側に向けて膨出し、かつ前記直交方向に延在する補強ビードを複数有することを要旨とする。
【0007】
これによれば、断面ハット状のインナパネルにおいて、ビードは複数の補強ビードによって補強されている。このため、コーナ部に対し、下方からの外力が加わっても、補強ビードによって、ビードが屈曲するように上方へ変形することを抑制できる。その結果、内フランジが、ビードの変形に追従して引き上げられるように変形することを抑制できる。その結果、内フランジの変形に伴って、溶接打点に応力が発生することを抑制できるため、溶接打点での亀裂の発生を抑制できる。
【0008】
車両のルーフサイド構造について、前記インナパネルは、前記ビードよりも前方に離れた位置に前記本体から前記車室内に向けて膨出した補助ビードをさらに有していてもよい。
【0009】
これによれば、インナパネルにおいて、ビードから前方に離れた位置を補助ビードによって補強できる。これにより、内フランジのうち、補助ビードの下方に位置する部分においても変形を抑制できる。
【0010】
車両のルーフサイド構造について、前記インナパネルは、内装部品を取り付けるために前記本体から前記車内側に向けて膨出した台座を有し、前記補助ビードは、前記台座に対して前記車両上下方向に並んでいてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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