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公開番号2025155463
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2024067096
出願日2024-03-27
発明の名称バンケル型内燃機関の改良
出願人個人
代理人
主分類F02B 53/00 20060101AFI20251002BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】バンケル型内燃機関の環境性能を上げ、回転性能を向上させる。
【解決手段】燃焼圧力が最大の時の圧力を利用して回転力を得る事で、燃焼圧力を受けたい方向に出来るだけ強く受ける事。燃焼室容積が増えれば圧力も下がり、温度が下がれば圧力も下がるので、バンケル型内燃機関において、正回転方向に燃焼圧力を受ける平面を多く取り、その他の面はローター中心の同心円の面とし、回転の邪魔をさせない。回転の邪魔をする、逆回転方向を向いた面の頂点付近が、ローターハウジングに隠れている時が、燃焼圧力を正回転方向に受ける値が最大に成るので、その時に合わせて着火する。HCを発生させない目的で、燃料の噴射時期を着火の少し前にした為、混合気として混ざる時間が無い事が、逆に斑の有る状態での燃焼と成る事と、狭い容積に燃料を噴射するので、かなりのリーン状態でも着火しやすくなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ペリトロコイドの内包絡線で形成される、ローターの三面の回転方向前側半分に、ローター中心軸と同心円の曲面と、ローター中心軸からローターの頂点の少し手前へ向かう平面で構成された、燃焼室を持つバンケル型内燃機関。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
請求項1の平面を、ローターの回転方向手前に等間隔にずらした平面を複数持ち、それに合わせた請求項1の曲面で構成する事で、平面の面積を増やし、燃焼室容積を小さくしたバンケル型内燃機関。
【請求項3】
バンケル型内燃機関が最小の燃焼室容積に成る、ローターの位置を0度とした場合、-5度から10度の間で燃料を噴射し、10度から15度の間に着火する事で、ハイドロカーボンの発生を抑えるバンケル型内燃機関。
【請求項4】
請求項3の燃料噴射装置の位置は、ローターの位置が-5度から10度の時に新たな燃焼室方向に向けた場所で、点火プラグの位置もローターの位置が、10度から15度の時にギザギザ形状の燃焼室に合わせ、複数の点火プラグを配置し複数同時着火する事で、燃焼速度を上げるバンケル型内燃機関。
【請求項5】
バンケル型では無く、レシプロ型のピストンに入れるバルブリセスの形状を、バルブ挟み角に合わせた角度でリセスを入れるのでは無く、垂直方向の円柱形上に掘り、その分増える容積をシリンダーヘッド側に盛る内燃機関。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バンケル型内燃機関(以下、REと言う)の環境性能を上げ、回転性能を向上させる技術である。
続きを表示(約 980 文字)【背景技術】
【0002】
従来のREは圧縮比が一番高い時に2本の点火プラグの点火時期を少しずらし回転の安定化を図っている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
解決しようとする問題点は、ハイドロカーボン(以下、HCと言う)の削減と、さらなる回転の安定化を図る事。
【0004】
まずHCの発生原因は、混合気が作動室に供給され、作動室の壁面に粒子状の燃料が付着し、それをエイペックスとサイドのシールが擦り取り、集められた粒子状だった燃料が、液体に戻り狭い溝に溜まり、その時燃焼が始まると、溝の表面の燃料は燃焼するが奥の燃料は、酸欠で燃焼できず熱でHC化する。
【0005】
レシプロと比べるとシールの溝が圧倒的に多い事と、もう一つRE特有のローターとローターハウジングの隙間が、とても狭い時の燃焼も、酸欠に成り易い。
【0006】
この二つの原因を防ぐ方法は、作動室に直接燃料を噴射する事と、噴射する場所と次期を変える事。
【0007】
燃焼を始める直前に燃料を噴射すれば、混合気として混ざる時間は足りなくなるが、壁面に付着した燃料の粒子を各シールがかき集める前に、燃焼を始める為HCの発生が抑制される。
【0008】
もう一つの課題点として、回転性能を上げる方法は、燃焼の圧力は燃焼室を構成する、全ての壁面の向きに対して垂直に、等しい力で押す性質があり、この性質を回転方向に作用する様、燃焼室形状を変更する。
【0009】
この壁面の向きに対して垂直に押す性質が重要で、従来のローター側の燃焼室の形状は、半分は正回転方向でもう半分は逆回転方向を向いており、圧縮比が一番高い時に着火しても、回転方向にローターが受ける力はプラスマイナスゼロで、ローターは回転力を受けていない。
【0010】
その為、二つのプラグを点火時期をずらし、正回転方向と逆回転方向に燃焼圧力に差をつけ回転させ、逆回転方向に向いているローターの面が、ローターハウジングに隠れている時に、逆回転方向に受ける圧力が減り、結果正回転方向の圧力が勝り回転している。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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