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公開番号
2025165549
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-05
出願番号
2024069664
出願日
2024-04-23
発明の名称
多気筒エンジンの制御装置
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F02D
41/22 20060101AFI20251028BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】排気ガスセンサの劣化診断とエンジンブレーキ制御を両立させる。
【解決手段】多気筒エンジン(10)の制御装置(35)は、触媒(26)の下流側に排気ガスセンサ(28)が設置されている。多気筒エンジンの制御装置には、排気ガスセンサに対して劣化診断を実施する劣化診断部(37)と、車両の減速時にエンジンブレーキを制御するブレーキ制御部(36)と、が設けられている。劣化診断部は全気筒の燃料カット中に排気ガスセンサの劣化を診断し、ブレーキ制御部は燃料カットされる気筒数を減らしてエンジンブレーキを緩和している。エンジンブレーキの緩和制御よりも排気ガスセンサの劣化診断が優先されて全気筒が燃料カットされる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
触媒の下流側に排気ガスセンサが設置された多気筒エンジンの制御装置であって、
前記排気ガスセンサに対して劣化診断を実施する劣化診断部と、
車両の減速時にエンジンブレーキを制御するブレーキ制御部と、を備え、
前記劣化診断部は全気筒の燃料カット中に前記排気ガスセンサの劣化を診断し、
前記ブレーキ制御部は燃料カットされる気筒数を減らしてエンジンブレーキを緩和し、
エンジンブレーキの緩和制御よりも前記排気ガスセンサの劣化診断が優先されて全気筒が燃料カットされることを特徴とする多気筒エンジンの制御装置。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記排気ガスセンサの劣化診断の実施条件が成立した場合に、エンジンブレーキの緩和制御よりも前記排気ガスセンサの劣化診断が優先されて全気筒が燃料カットされることを特徴とする請求項1に記載の多気筒エンジンの制御装置。
【請求項3】
1回の運転サイクル中に前記排気ガスセンサの劣化診断が1回終了するまでは、エンジンブレーキの緩和制御よりも前記排気ガスセンサの劣化診断が優先されて全気筒が燃料カットされることを特徴とする請求項1に記載の多気筒エンジンの制御装置。
【請求項4】
前記ブレーキ制御部はスロットル弁を開いてエンジンブレーキを緩和し、
前記排気ガスセンサの劣化診断中には前記スロットル弁を開いてエンジンブレーキが緩和可能であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の多気筒エンジンの制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、多気筒エンジンの制御装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
エンジンの制御装置には故障診断機能(OBD2:On Board Diagnostic 2)が実装されている。故障診断の実施条件で、触媒の下流側に設置された排気ガスセンサの劣化診断が要求されている。触媒の下流側の排気ガスセンサの劣化診断方法として、燃料カット中に排気ガスセンサの応答速度を監視する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の劣化診断方法では、燃料カットされた状態で、触媒の下流側の排気ガスセンサの出力値がリッチ側の設定値からリーン側の設定値に移行するまでの応答速度や各種条件に基づいて診断される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3560263号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、車両の減速時にエンジンブレーキの効き具合を制御するエンジンブレーキ制御が実装されている機種があり、手元のスイッチでエンジンブレーキの強弱(減速度の大小)を3段階から任意に選択することができる。エンジンブレーキの強弱は、アクセル全閉時のスロットル開度の調整や燃料カットの気筒数の調整によって実施される。エンジンブレーキが緩和されるモード(減速度が小さいモード)が選択されると、燃料カットが入らない気筒が存在することになって排気ガスセンサの劣化診断が精度よく実施されない。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、排気ガスセンサの劣化診断とエンジンブレーキ制御を両立させることができる多気筒エンジンの制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様の多気筒エンジンの制御装置は、触媒の下流側に排気ガスセンサが設置された多気筒エンジンの制御装置であって、前記排気ガスセンサに対して劣化診断を実施する劣化診断部と、車両の減速時にエンジンブレーキを制御するブレーキ制御部と、を備え、前記劣化診断部は全気筒の燃料カット中に前記排気ガスセンサの劣化を診断し、前記ブレーキ制御部は燃料カットされる気筒数を減らしてエンジンブレーキを緩和し、エンジンブレーキの緩和制御よりも前記排気ガスセンサの劣化診断が優先されて全気筒が燃料カットされることで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様の多気筒エンジンの制御装置によれば、一部の気筒が燃料カットされないことでエンジンブレーキが緩和されるが、排気ガスセンサの劣化診断中にはエンジンブレーキの緩和制御が無効になって全気筒が燃料カットされる。このため、排気ガスセンサの劣化が精度よく診断され、排気ガスセンサの劣化診断とエンジンブレーキの制御を両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施例のエンジンの模式図である。
本実施例のエンジンブレーキの緩和制御の動作例を示す図である。
本実施例の第1の優先制御のフローチャートの一例である。
本実施例の第2の優先制御のフローチャートの一例である。
【0009】
本発明の一態様の多気筒エンジンでは、触媒の下流側に排気ガスセンサが設置されている。この多気筒エンジンの制御装置には、排気ガスセンサに対して劣化診断を実施する劣化診断部と、車両の減速時にエンジンブレーキを制御するブレーキ制御部と、が設けられている。劣化診断部によって全気筒の燃料カット中に前記排気ガスセンサの劣化が診断され、ブレーキ制御部によって燃料カットされる気筒数を減らしてエンジンブレーキが緩和される。一部の気筒が燃料カットされないことでエンジンブレーキが緩和されているが、エンジンブレーキの緩和制御よりも排気ガスセンサの劣化診断が優先され、排気ガスセンサの劣化診断中にエンジンブレーキの緩和制御が無効になって全気筒が燃料カットされる。このため、排気ガスセンサの劣化が精度よく診断され、排気ガスセンサの劣化診断とエンジンブレーキの制御を両立させることができる。
【 実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本実施例の多気筒エンジンの制御装置について説明する。図1は本実施例のエンジンの模式図である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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