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公開番号2025171043
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-20
出願番号2024076009
出願日2024-05-08
発明の名称パーツボックス
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B62J 9/10 20200101AFI20251113BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】電装部品の冷却性を向上させると共に収容空間への異物の侵入を抑える。
【解決手段】パーツボックス(30)は、シートフレーム(28)に取り付けられて、リアフェンダ(27)の側方で電装部品(85)を収容可能に形成されている。パーツボックスには、車幅方向外側が開口した収容空間(42)を有するパーツホルダ(41)と、収容空間の開口を車幅方向外側から覆う車体カバー(31、32)と、が設けられている。パーツホルダの上壁(44)には収容空間に連なる排風口(59)が形成されており、排風口よりも上方位置でリアフェンダ及び/又は車体カバーに排風口が覆われている。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
シートフレームに取り付けられて、リアフェンダの側方で電装部品を収容可能な鞍乗型車両のパーツボックスであって、
車幅方向外側が開口した収容空間を有するパーツホルダと、
前記収容空間の開口を車幅方向外側から覆う車体カバーと、を備え、
前記パーツホルダの上壁には前記収容空間に連なる排風口が形成されており、
前記排風口よりも上方位置で前記リアフェンダ及び/又は前記車体カバーに前記排風口が覆われていることを特徴とするパーツボックス。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記排風口よりも上方位置に前記シートフレームが位置していることを特徴とする請求項1に記載のパーツボックス。
【請求項3】
上面視にて、前記シートフレームが前記排風口の車幅方向内側の一部に重なり、
断面視にて、前記排風口から上方に向かって前記シートフレームが車幅方向内側に入り込むように形成されていることを特徴とする請求項2に記載のパーツボックス。
【請求項4】
前記パーツホルダには、前記排風口よりも車幅方向外側で前後方向に延びる壁部が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパーツボックス。
【請求項5】
前記パーツホルダには複数の固定部が設けられており、
前記複数の固定部が前記排風口の前後で前記シートフレームに固定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパーツボックス。
【請求項6】
前記排風口の後方で前記パーツホルダの上面が一段低くなっており、当該パーツホルダの低くなった位置に入り込むように、前記シートフレームから下方に凸部が突き出していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパーツボックス。
【請求項7】
前記収容空間に収容されたバッテリを覆うバッテリカバーを備え、
前記バッテリカバー及び前記車体カバーによって前記収容空間に走行風を取り込む取込口が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパーツボックス。
【請求項8】
前記バッテリカバーから車幅方向外側に一対の仕切板が突き出し、
一方の仕切板は前記バッテリカバーの上半部に位置して上下に延びており、
他方の仕切板は前記バッテリカバーの下半部に位置して上下に延びており、
前記一対の仕切板が前後に離間して前記取込口にラビリンス構造が形成されていることを特徴とする請求項7に記載のパーツボックス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パーツボックスに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、鞍乗型車両として車両後方のリアフェンダ付近に電装部品のパーツボックスが形成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の鞍乗型車両では、リアフェンダの車幅方向左側の側縁部が下方に延出し、リアフェンダの延出部分には電装部品用の支持面が形成されている。リアフェンダの支持面はサイドカバーに車幅方向左側から覆われており、支持面の外縁に沿うようにサイドカバーから周壁が突き出している。リアフェンダの支持面の外縁にサイドカバーから周壁が接することで電装部品の収容空間が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-73468号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電装部品によっては発熱して高温になるため、パーツボックスの収容空間から電装部品の排熱を外部に逃がす必要がある。パーツボックスに排風口を設ける構成も考えられるが、排風口から収容空間に泥等の異物が侵入するおそれがある。異物の侵入を抑えるために排風口を小さくすると、パーツボックス内に熱が籠ってしまうという不具合がある。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、電装部品の冷却性を向上させると共に収容空間への異物の侵入を抑えることができるパーツボックスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様のパーツボックスは、シートフレームに取り付けられて、リアフェンダの側方で電装部品を収容可能な鞍乗型車両のパーツボックスであって、車幅方向外側が開口した収容空間を有するパーツホルダと、前記収容空間の開口を車幅方向外側から覆う車体カバーと、を備え、前記パーツホルダの上壁には前記収容空間に連なる排風口が形成されており、前記排風口よりも上方位置で前記リアフェンダ及び/又は前記車体カバーに前記排風口が覆われていることで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様のパーツボックスによれば、電装部品の上方に排風口が設けられることで、電装部品の発熱で暖められた熱気が排風口を通じてパーツボックスの外部に排出される。リアフェンダ及び/又は車体カバーに排風口が上方から覆われることで、排風口から収容空間への泥等の異物の侵入が抑えられる。また、排風口から外側に排風されているため、リアフェンダ及び/又は車体カバーの内側に異物が入り込んでも排風によって排風口に異物が入り込み難くなっている。よって、電装部品の冷却性を向上させると共に収容空間への異物の侵入を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施例の鞍乗型車両の左側面図である。
本実施例のパーツボックスの左側面図である。
本実施例のパーツボックスの内側の左側面図である。
本実施例のパーツボックスの内側の左斜め前方から見た斜視図である。
本実施例のパーツボックスの内側の左斜め後方から見た斜視図である。
本実施例のパーツボックスの取込口周辺の斜視図である。
図2のパーツボックスをA-A線に沿って切断した断面図である。
本実施例のパーツボックスの上面図である。
図2のパーツボックスをB-B線に沿って切断した断面図である。
本実施例のパーツボックスの斜視図である。
本実施例のパーツボックス及びシートフレームの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一態様のパーツボックスは、シートフレームに取り付けられて、リアフェンダの側方で電装部品を収容可能に形成されている。パーツボックスはパーツホルダに車体カバーが被せられており、パーツホルダの収容空間が車幅方向外側に開口し、この収容空間の開口が車体カバーによって車幅方向外側から覆われている。また、パーツホルダの上壁には収容空間に連なる排風口が形成されており、電装部品の発熱で暖められた熱気が排風口を通じてパーツボックスの外部に排出される。排風口よりも上方位置でリアフェンダ及び/又は車体カバーに排風口が覆われており、排風口から収容空間への泥等の異物の侵入が抑えられる。また、排風口から外側に排風されているため、リアフェンダ及び/又は車体カバーの内側に異物が入り込んでも排風によって排風口に異物が入り込み難くなっている。よって、電装部品の冷却性を向上させると共に収容空間への異物の侵入を抑えることができる。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本実施例のパーツボックスを備えた鞍乗型車両について説明する。図1は本実施例の鞍乗型車両の左側面図である。また、以下の図では、矢印Frは車両前方、矢印Reは車両後方、矢印Lは車両左方、矢印Rは車両右方をそれぞれ示している。
(【0011】以降は省略されています)

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