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公開番号2025180593
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-11
出願番号2024088028
出願日2024-05-30
発明の名称車両の制御装置
出願人スズキ株式会社
代理人個人
主分類B60W 20/15 20160101AFI20251204BHJP(車両一般)
要約【課題】燃料カットから復帰するときのトルク変動を抑制できるようにする。
【解決手段】内燃機関(2)と、前記内燃機関(2)に接続する電動発電機(3)とを搭載する車両(1)を制御する車両の制御装置(100)であって、減速時に前記内燃機関(2)の燃料カットを実行するときに、前記電動発電機(3)で回生トルクを発生させ、燃料カットからの復帰後、前記内燃機関(2)の回転数の上昇変化、若しくは前記内燃機関(2)を含むパワートレインで発生する揺動の角速度の上昇変化が緩やかになるのを待って、又は前記揺動の角加速度が上昇変化から下降変化に転じて所定の値になるのを待って、前記回生トルクを低下させる制御手段(103)を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関と、前記内燃機関に接続する電動発電機とを搭載する車両を制御する車両の制御装置であって、
減速時に前記内燃機関の燃料カットを実行するときに、前記電動発電機で回生トルクを発生させ、
燃料カットからの復帰後、前記内燃機関の回転数の上昇変化、若しくは前記内燃機関を含むパワートレインで発生する揺動の角速度の上昇変化が緩やかになるのを待って、又は前記揺動の角加速度が上昇変化から下降変化に転じて所定の値になるのを待って、前記回生トルクを低下させる制御手段を備えたことを特徴とする車両の制御装置。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記揺動の周期を算出する揺動周期演算手段を備え、
前記制御手段は、前記回生トルクを低下させることを開始してから、前記揺動周期演算手段で算出した前記揺動の周期の半分の時間で、前記回生トルクを低下させることを終了することを特徴とする請求項1に記載の車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回生制動を行う車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
内燃機関であるエンジンを搭載する車両において、車両走行中に踏み込んだアクセルペダルを戻す減速時に、エンジンへの燃料供給を停止する燃料カットを実行するものがある。燃料カットにより、燃費の向上や排気ガス浄化性能の向上を図ることができる。
このように減速時に燃料カットを実行するときに、回生制動を行うようにすれば、運動エネルギを電気エネルギとして回収することができる。この場合、燃料カットから復帰すると、回生制動を終了するが、そのときに、回生トルクが低下するとともに、燃焼によるエンジントルクが発生することにより、トルク変動が生じる。車両を進める方向のトルクを正とすると、回生トルクは負のトルク、エンジントルクは正のトルクであり、負のトルクが低下するとともに、正のトルクが発生する大きなトルク変動になる。この大きなトルク変動により、車両の飛び出し感が発生する等、乗員の乗り心地が悪化してしまうおそれがある。また、燃料カット前後でのトルク変動によるショックを起点として、パワートレインで揺動が発生することがあり、乗員の乗り心地が悪化してしまうおそれがある。
特許文献1には、燃料噴射の停止中に発電機による回生制動を行い、燃料噴射の再開後の所定期間において発電機の発電量を徐々に低下させる制御が開示されている。発電機の発電量を徐々に低下させることにより、トルク変動の増大が抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6569592号公報
特許第6699373号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
燃料カットから復帰するとき、回生トルクを低下させるタイミングが悪ければ、トルク変動を抑制できず、乗員の乗り心地(フィーリング)が悪化してしまうおそれがある。
【0005】
本発明はかかる実情に鑑みてなされたものであり、燃料カットから復帰するときのトルク変動を抑制できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の車両の制御装置は、内燃機関と、前記内燃機関に接続する電動発電機とを搭載する車両を制御する車両の制御装置であって、減速時に前記内燃機関の燃料カットを実行するときに、前記電動発電機で回生トルクを発生させ、燃料カットからの復帰後、前記内燃機関の回転数の上昇変化、若しくは前記内燃機関を含むパワートレインで発生する揺動の角速度の上昇変化が緩やかになるのを待って、又は前記揺動の角加速度が上昇変化から下降変化に転じて所定の値になるのを待って、前記回生トルクを低下させる制御手段を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、燃料カットから復帰するときのトルク変動を抑制することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例に係る自動車の要部の概略構成を示す図である。
ECU100が実行する処理の例を示すフローチャートである。
エンジン回転数、揺動角速度及び揺動角加速度、燃料カットのオンオフ、回生トルク、アクセルポジションの時系列変化の例を示す特性図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施形態に係る車両の制御装置(100)は、内燃機関(2)と、前記内燃機関(2)に接続する電動発電機(3)とを搭載する車両(1)を制御する車両の制御装置であって、減速時に前記内燃機関(2)の燃料カットを実行するときに、前記電動発電機(3)で回生トルクを発生させ、燃料カットからの復帰後、前記内燃機関(2)の回転数の上昇変化、若しくは前記内燃機関(2)を含むパワートレインで発生する揺動の角速度の上昇変化が緩やかになるのを待って、又は前記揺動の角加速度が上昇変化から下降変化に転じて所定の値になるのを待って、前記回生トルクを低下させる制御手段(103)を備える。
これにより、燃料カットから復帰するときのトルク変動を抑制することが可能になる。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施例について説明する。
図1に、実施例に係る車両である自動車1の要部の概略構成を示す。
図1に示すように、自動車1には、エンジン2と、モータジェネレータ3とが搭載される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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