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公開番号
2025162798
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-28
出願番号
2024066222
出願日
2024-04-16
発明の名称
車両側部構造
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B62D
25/04 20060101AFI20251021BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】シートベルト装置のリトラクタ及びガイド部材が設けられるピラー部において、衝突時に発生する荷重に対して、剛性を確保する。
【解決手段】車両側部構造のピラー部1には、上下方向に延びる開口部11が設けられ、開口部11の内部にリトラクタ25が格納されている。車両側部構造は、開口部11の下方側に位置するピラー部1から、内側及び外側のうち一方側に膨出し、リトラクタ25の下部が固定されている下側固定部材13と、開口部11の上方側に位置するピラー部1から、一方側とは異なる他方側に膨出し、リトラクタ25の上部が固定される上側固定部材15と、を有し、下側固定部材13及び上側固定部材15は、開口部11の一部を覆った状態で、開口部11の周囲に位置するピラー部1に接合される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
車両側部に配置され、車両上下方向に延びるピラー部と、
前記ピラー部の車両上下方向の中間部に配置されるシートベルトのリトラクタと、
前記リトラクタの上方に位置する前記ピラー部に取り付けられ、前記シートベルトをガイドするガイド部材と、
を有し、
前記ピラー部には、車両上下方向に延びる開口部が設けられ、前記開口部の内部に前記リトラクタが格納されている、車両側部構造において、
前記開口部の下方側に位置する前記ピラー部から、車両内側及び外側のうち一方側に膨出し、前記リトラクタの下部が固定されている下側部材と、
前記開口部の上方側に位置する前記ピラー部から、前記一方側とは異なる他方側に膨出し、前記リトラクタの上部が固定される上側部材と、
を有し、
前記下側部材及び前記上側部材は、前記開口部の一部を車両外側又は車両内側から覆った状態で、前記開口部の周囲に位置する前記ピラー部に接合されていることを特徴とする、車両側部構造。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記上側部材の上端は、前記開口部の上端よりも上方側に配置され、
前記上側部材の上部は、前記ピラー部から車両外側に膨出しており、
前記ガイド部材は、前記上側部材の膨出する部分の上方側に位置する前記ピラー部に取り付けられ、
前記上側部材の下部は、前記開口部の上端よりも下方に配置され、前記開口部の周囲に接合されていることを特徴とする、請求項1に記載の車両側部構造。
【請求項3】
前記上側部材は、前記上側部材の上端から車両内側に向かうに従い車両下方に湾曲するように膨出していることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の車両側部構造。
【請求項4】
前記ピラー部は、インナパネルと、該インナパネルの車両外側に配置されるアウタパネルと、を有し、
前記開口部は、前記インナパネルに形成されており、
前記上側部材の外側部は、前記アウタパネルに接合されていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の車両側部構造。
【請求項5】
前記上側部材の下部は、前記開口部の下端よりも下方に配置され、前記開口部を車両外側から覆うように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両側部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両側部構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に開示されているように、車両側部に配置されるピラー部には、シートベルトのリトラクタが配置されている構造が知られている。シートベルトは、通常、リトラクタと、ガイド部材とを有している。リトラクタは、シートベルト(ウェビングベルト)を巻き取る装置で、例えば、ピラー部の内部に配置されている。
【0003】
また、ガイド部材は、通常、ピラー部の上部における車両内側に取り付けられている。ガイド部材には、乗員によってシートベルトが引っ張られるとき、所定の荷重が作用する。このため、ガイド部材が取り付けられる部分には、所定の剛性が要求されている。例えば、特許文献1に開示される構造では、シートベルトを案内するガイド部材が取り付けられるピラー部に、補強プレートを設けて、ガイド部材の支持剛性を向上させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-136565号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
また、上記例の構造において、リトラクタをピラー部内に格納する場合には、リトラクタが格納される部分を補強する必要がある。そのため、上記例に開示されるガイド部材を補強する構造とは別に、リトラクタが格納される部分を補強する必要がある。
【0006】
すなわち、上記例の構造では、シートベルトのリトラクタを格納する部分を補強する構造、及び、ガイド部材が取り付けられる部分を補強する構造を、個別に設ける必要がある。これは、補強するための部材の数量が増加することになり、車体の重量が増加することになる。
【0007】
このように、上記例の構造では、ピラー部における各部の補強構造が、互いに離れて配置されることになるため、各補強構造がピラー部全体の剛性向上に対する寄与が低くなる可能性もある。一方で、車両側部のピラー部には、例えば側突等による衝撃荷重に対して、所定の強度及び剛性が要求される。そのため、上記例の構造では、リトラクタ及びガイド部材が設けられるピラー部の剛性を確保しようとする上で、改善の余地があった。
【0008】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、シートベルト装置を構成するリトラクタ及びガイド部材が設けられるピラー部において、衝突時に発生する荷重に対して、剛性を確保することが可能な車両側部構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するための本発明に係る車両側部構造は、車両側部に配置され、車両上下方向に延びるピラー部と、前記ピラー部の車両上下方向の中間部に配置されるシートベルトのリトラクタと、前記リトラクタの上方に位置する前記ピラー部に取り付けられ、前記シートベルトをガイドするガイド部材と、を有し、前記ピラー部には、車両上下方向に延びる開口部が設けられ、前記開口部の内部に前記リトラクタが格納されている。当該車両側部構造において、前記開口部の下方側に位置する前記ピラー部から、車両内側及び外側のうち一方側に膨出し、前記リトラクタの下部が固定されている下側部材と、前記開口部の上方側に位置する前記ピラー部から、前記一方側とは異なる他方側に膨出し、前記リトラクタの上部が固定される上側部材と、を有し、前記下側部材及び前記上側部材は、前記開口部の一部を車両外側又は車両内側から覆った状態で、前記開口部の周囲に位置する前記ピラー部に接合されている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、シートベルト装置を構成するリトラクタ及びガイド部材が設けられるピラー部において、衝突時に発生する荷重に対して、剛性を確保することが可能である。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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