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公開番号2025153843
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024056502
出願日2024-03-29
発明の名称車両構造
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60R 19/48 20060101AFI20251002BHJP(車両一般)
要約【課題】外装部材の車両内側に設けられるセンサ装置の変位を抑制して所望の検出精度を維持できる車両構造を提供する。
【解決手段】車両構造1は、車両の前部または後部に設けられ、車両外側の意匠面を形成する外装部材2と、外装部材2の車両内側に設けられ、車外環境を検出するセンサ装置Sを支持するセンサ支持部材3と、を備える。センサ支持部材3は、センサ装置Sを支持する枠状のセンサ支持部31と、センサ支持部31の周囲に配置され、車両上下方向に延びる複数の縦板部38と、を含む。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
車両の前部または後部に設けられ、車両外側の意匠面を形成する外装部材と、
前記外装部材の車両内側に設けられ、車外環境を検出するセンサ装置を支持するセンサ支持部材と、を備える車両構造であって、
前記センサ支持部材は、
前記センサ装置を支持する枠状のセンサ支持部と、
前記センサ支持部の周囲に配置され、車両上下方向に延びる複数の縦板部と、を含むことを特徴とする車両構造。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記センサ支持部は、
前記センサ装置の右側部が固定される右壁部と、
前記センサ装置の左側部が固定される左壁部と、を有し、
前記複数の縦板部は、
前記右壁部の右方に配置される右縦板部と、
前記左壁部の左方に配置される左縦板部と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の車両構造。
【請求項3】
前記センサ支持部材は、
前記右壁部の右方に間隔を空けて配置され、前記外装部材に連結される右連結部と、
前記左壁部の左方に間隔を空けて配置され、前記外装部材に連結される左連結部と、を含み、
前記右縦板部は、前記右壁部および前記右連結部の間に配置され、
前記左縦板部は、前記左壁部および前記左連結部の間に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の車両構造。
【請求項4】
前記複数の縦板部は、前記センサ支持部の下方に配置される下縦板部を含むことを特徴とする請求項1に記載の車両構造。
【請求項5】
前記センサ支持部材は、前記センサ支持部の下方に配置され、前記外装部材に連結される下連結部を含み、
前記下縦板部は、前記下連結部の周辺に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の車両構造。
【請求項6】
前記センサ支持部材は、
前記センサ支持部における右壁部の下方に配置され、前記外装部材に連結される右下連結部と、
前記センサ支持部における左壁部の下方に配置され、前記外装部材に連結される左下連結部と、を含み、
前記下縦板部は、前記右下連結部および前記左下連結部の間に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の車両構造。
【請求項7】
前記センサ支持部は、
前記センサ装置の右側部が固定される右壁部と、
前記センサ装置の左側部が固定される左壁部と、を有し、
前記センサ支持部材は、
前記右壁部の右方に形成され、空気が流通する右通気部と、
前記左壁部の左方に形成され、空気が流通する左通気部と、を含むことを特徴とする請求項4に記載の車両構造。
【請求項8】
前記センサ支持部は、車両前後方向に突出した凸形状を持ち、前記センサ装置が固定されるセンサ固定部を有し、
前記複数の縦板部は、前記センサ固定部に接続するセンサ固定側縦板部を含むことを特徴とする請求項1に記載の車両構造。
【請求項9】
前記センサ支持部は、前記センサ固定側縦板部を挟んで前記センサ固定部とは反対側に配置され車両前後方向に突出した凸形状部を有し、
前記センサ固定側縦板部は、前記センサ固定部および前記凸形状部に接続されることを特徴とする請求項8に記載の車両構造。
【請求項10】
前記センサ支持部材は、前記センサ支持部の下方に配置され、車両前後方向に突出する凸形状を持ち、前記外装部材に連結される下連結部を含み、
前記複数の縦板部は、前記センサ支持部および前記下連結部に接続する外装連結側縦板部を含むことを特徴とする請求項8に記載の車両構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車外環境を検出するセンサ装置を外装部材に配置するための構造を含む車両構造に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、自動車等の車両の前部や後部には、車両外側の意匠面を構成するバンパやグリルなどの外装部材が設けられている。この外装部材の裏面などには、車外環境を検出するセンサ装置が設けられることがある。センサ装置としては、ミリ波やマイクロ波などの電波を検出波として用いるレーダ、レーザ光を検出波として用いるLiDAR(light detection and ranging)、超音波などの音波を検出波として用いる音波センサ(超音波センサ/ソナー)、撮像により車外環境を検出するカメラ(撮像装置)などがある。外装部材のうちセンサ装置に対向する領域は、検出波が透過可能な材料で構成された検出波透過部として形成され、センサカバーとして機能している。そして、検出精度を高めるべく、外装部材の検出波透過部(センサカバー)とセンサ装置との相対的な位置関係(相対距離及び相対角度)について、高い精度が要求される。
【0003】
センサ装置を外装部材に配置するための構造を有する従来の車両構造の一例として、特許文献1には、フロントグリルのパネル材を補強するフレーム材にレーダアンテナを固定する構造が開示されている。このような構造とすることで、検出波透過部(センサカバー)として機能するパネル材とレーダアンテナとの相対的な位置関係が調整し易くなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-59268号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記特許文献1に開示されているフロントグリルのように、外装部材(パネル材)が車両内外方向に空気を流通させる通気部を有している場合、センサ装置(レーダアンテナ)を支持するセンサ支持部材(フレーム材)の側にも通気部を設けるか、または、外装部材の通気部を避けるようにセンサ支持部材の配置若しくは形状を設計する必要がある。この場合、センサ支持部材の形状や材質によっては、センサ装置周辺の支持部の剛性を十分に確保できなくなる可能性がある。支持部の剛性が不足すると、車両走行時の振動や風圧、軽衝突の外力等により、センサ装置の位置が変化してしまい、センサ装置の検出精度が低下するおそれがある。特に、開口面積の広い通気部が外装部材に設けられている場合に当該問題が生じ易く、センサ装置の変位を抑制して所望の検出精度を維持するという点で、改善の余地があった。
【0006】
本発明は上記の点に着目してなされたもので、外装部材の車両内側に設けられるセンサ装置の変位を抑制して所望の検出精度を維持できる車両構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するため本発明の一態様は、車両の前部または後部に設けられ、車両外側の意匠面を形成する外装部材と、前記外装部材の車両内側に設けられ、車外環境を検出するセンサ装置を支持するセンサ支持部材と、を備える車両構造を提供する。この車両構造において、前記センサ支持部材は、前記センサ装置を支持する枠状のセンサ支持部と、前記センサ支持部の周囲に配置され、車両上下方向に延びる複数の縦板部と、を含む。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る車両構造によれば、外装部材の車両内側に設けられるセンサ装置の変位を抑制して所望の検出精度を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る車両構造を前方斜め側方から見た斜視図である。
図1において外装部材およびグリル支持部材を取り外した状態を示す斜視図である。
図1の車両構造の要部を前方から見た正面図である。
図1の車両構造の要部を後方から見た背面図である。
図4においてエアガイド部材を取り外した状態を示す背面図である。
プレート支持部の周辺を前方斜め下方から見た拡大斜視図である。
プレート支持部の周辺を後方斜め上方から見た拡大斜視図である。
ナンバープレートの固定方法の一例を説明する図である。
センサ支持部材を前方斜め側方から見た斜視図である。
センサ支持部材を後方斜め側方から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1~図5は、本発明の一実施形態に係る車両構造1を説明するための図である。図1は、車両構造1を前方斜め側方から見た斜視図であり、図2は、図1において外装部材2およびグリル支持部材の下枠部44を取り外した状態を示す斜視図である。また、図3は、車両構造1を前方から見た正面図であり、図4は、車両構造1を後方から見た背面図であり、図5は、図4においてエアガイド部材5を取り外した状態を示す背面図である。なお、以下で説明する各図面において、矢印F方向は車両前後方向で前方を示し、矢印U方向は車両上下方向で上方を示し、矢印R方向および矢印L方向は、車室内から車両前方を見たときの右方および左方を示している。
(【0011】以降は省略されています)

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