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公開番号
2025167212
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-07
出願番号
2024071623
出願日
2024-04-25
発明の名称
ハイブリッド車両の動力伝達装置
出願人
スズキ株式会社
代理人
弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類
B60K
6/387 20071001AFI20251030BHJP(車両一般)
要約
【課題】クラッチが切断された状態でクラッチアクチュエータが故障した場合であっても、クラッチを切断状態から接続状態に切替えることができるハイブリッド車両の動力伝達装置を提供すること。
【解決手段】動力伝達装置4は、回転中心軸C1を回転中心とした回動により回転中心軸方向に移動して、湿式クラッチ25を断接するレリーズ機構36と、回転中心軸C1を回転中心にレリーズ機構36を回動させるクラッチアクチュエータとを有する。レリーズ機構36は、クラッチアクチュエータによって、内燃機関1の回転方向に対して反対方向に回動されて湿式クラッチ25を切断するクラッチ切断位置に位置し、クラッチ切断位置に位置した状態において、湿式クラッチ25のクラッチ出力部材27から湿式クラッチ25を接続する方向の回動力を受ける。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
内燃機関と変速機の間に配置され、回転電機からの動力を前記変速機に伝達し、かつ、前記内燃機関と前記変速機との間で動力を断接可能なクラッチを有するハイブリッド車両の動力伝達装置であって、
前記クラッチの回転中心軸を回転中心とした回動により前記クラッチの回転中心軸方向に移動して、前記クラッチを断接するレリーズ部材と、
前記クラッチの回転中心軸を回転中心に前記レリーズ部材を回動させるクラッチアクチュエータとを有し、
前記レリーズ部材は、
前記クラッチアクチュエータによって、前記内燃機関の回転方向に対して反対方向に回動されて前記クラッチを切断するクラッチ切断位置に位置し、
前記クラッチ切断位置に位置した状態において、前記クラッチから前記クラッチを接続する方向の回動力を受けることを特徴とするハイブリッド車両の動力伝達装置。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記クラッチは、前記クラッチを接続状態となるように付勢する付勢部材を有し、
前記レリーズ部材は、
前記クラッチの回転中心軸方向の深さが変化するカム溝を有し、前記クラッチが接続状態となるクラッチ接続位置と前記クラッチ切断位置との間で回動するカムプレートと、
前記カム溝に沿って移動自在に設けられ、前記カムプレートが前記クラッチ接続位置から前記クラッチ切断位置に回動するときに、前記カムプレートを前記付勢部材の付勢力に抗して前記クラッチの回転中心軸方向に押圧するボールと、
前記カムプレートに取付けられ、前記クラッチの回転中心軸方向で前記クラッチに当接するレリーズベアリングとを有し、
前記カム溝は、前記カムプレートの回動方向に沿って延在し、前記クラッチの回転中心軸方向の深さが前記内燃機関の回転方向の上流端部から下流端部に向かって浅く形成されるカム面を有し、
前記内燃機関の回転方向の下流端部の前記カム面の傾斜割合が、前記内燃機関の回転方向の下流端部の前記カム面を除いたカム面の傾斜割合よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の動力伝達装置。
【請求項3】
前記内燃機関の回転方向の下流端部の前記カム面は、平坦面または前記内燃機関の回転方向の下流端部の前記カム面を除いたカム面の傾斜方向と反対方向に傾斜していることを特徴とする請求項2に記載のハイブリッド車両の動力伝達装置。
【請求項4】
前記回転電機の駆動ギヤに噛み合う従動ギヤを有し、
前記カムプレートは、前記従動ギヤよりも外方に突出し、前記クラッチアクチュエータから動力が伝達される動力伝達部を有することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のハイブリッド車両の動力伝達装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハイブリッド車両の動力伝達装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
内燃機関またはモータの何れか一方の動力を、変速機を介して駆動輪に伝達するハイブリッド車両の駆動装置が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
この駆動装置は、内燃機関と変速機との間に設けられ、内燃機関と変速機とを接続または分離するメインクラッチと、モータの動力を第1の動力伝達部に対して伝達または遮断可能な第1クラッチと、モータの動力を第2の動力伝達部に対して伝達または遮断可能な第2クラッチとを備えている。
【0004】
一方、クラッチを断接するものとしては、ボールカム機構を備えたレリーズクラッチ装置が知られている(特許文献2参照)。
【0005】
このレリーズクラッチ装置は、電動モータの駆動に応じてレリーズベアリングユニットを中空軸の軸方向に移動させる一対のボールカム機構を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2003-165348号公報
特許第6720690号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献2に記載のレリーズクラッチ装置にあっては、電動モータが故障して一対のボールカム機構が動作不能になった場合に、レリーズベアリングユニットによってクラッチ装置を切断状態から接続状態に切替えることができないおそれがあり、未だ改善の余地がある。
【0008】
本発明は、上記のような事情に着目してなされたものであり、クラッチが切断された状態でクラッチアクチュエータが故障した場合であっても、クラッチを切断状態から接続状態に切替えることができるハイブリッド車両の動力伝達装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、内燃機関と変速機の間に配置され、回転電機からの動力を前記変速機に伝達し、かつ、前記内燃機関と前記変速機との間で動力を断接可能なクラッチを有するハイブリッド車両の動力伝達装置であって、前記クラッチの回転中心軸を回転中心とした回動により前記クラッチの回転中心軸方向に移動して、前記クラッチを断接するレリーズ部材と、前記クラッチの回転中心軸を回転中心に前記レリーズ部材を回動させるクラッチアクチュエータとを有し、前記レリーズ部材は、前記クラッチアクチュエータによって、前記内燃機関の回転方向に対して反対方向に回動されて前記クラッチを切断するクラッチ切断位置に位置し、前記クラッチ切断位置に位置した状態において、前記クラッチから前記クラッチを接続する方向の回動力を受けることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
このように上記の本発明によれば、クラッチが切断された状態でクラッチアクチュエータが故障した場合であっても、クラッチを切断状態から接続状態に切替えることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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