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公開番号2025153092
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024055383
出願日2024-03-29
発明の名称車体ルーフ構造
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人
主分類B60R 13/04 20060101AFI20251002BHJP(車両一般)
要約【課題】標準ルーフ仕様との構造の共通化を図り、構造を簡素化して製造工数やコストの増加を防止することができる車体ルーフ構造を提供する。
【解決手段】車体ルーフ構造100は、ルーフガラス104が設置された開口部110の前後に配置される前後のルーフパネル106、108と、前側ルーフパネルの後端136から車両後側に張り出す前側フランジ130の車幅方向の両端から車両後側に延びる前側延長部132、134と、後側ルーフパネルの前端144から車両前側に張り出す後側フランジ138の車幅方向の両端から車両前側に延びる後側延長部140、142と、前後の延長部に接合され開口部の縁に沿って延びるルーフサイドパネル146、148と、ルーフガラスモール150と、を備え、ルーフガラスモールの車幅方向外側の外側面190は、前後のルーフパネルの前後の段差部186、188と同等の高さで前後方向に連続する段差部192を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ルーフガラスが設置された開口部の前後にそれぞれ配置され車体天面を構成する前側ルーフパネルおよび後側ルーフパネルを備える車体ルーフ構造において、当該車体ルーフ構造はさらに、
前記前側ルーフパネルの後端から車両後側に張り出す前側フランジと、
前記前側フランジの車幅方向の両端から車両後側に延びる前側延長部と、
前記後側ルーフパネルの前端から車両前側に張り出す後側フランジと、
前記後側フランジの車幅方向の両端から車両前側に延びる後側延長部と、
車体側面を構成するサイドボディパネルに接合されたルーフサイドパネルであり、前記前側延長部および前記後側延長部に接合され前記開口部の縁に沿って延びるルーフサイドパネルと、
前記ルーフガラスの周囲に設置されたルーフガラスモールと、を備え、
前記ルーフガラスモールは、車幅方向外側に位置し前記ルーフサイドパネルに沿って車両前後方向に延びる外側面を有し、
前記ルーフガラスモールの外側面には、前記前側ルーフパネルに形成された前側段差部および前記後側ルーフパネルに形成された後側段差部と同等の高さで前後方向に連続する段差部が形成されていることを特徴とする車体ルーフ構造。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記ルーフサイドパネルは、車両前後方向に延び上方に隆起したビード部を有し、
前記ルーフガラスモールは、前記ルーフサイドパネルの前記ビード部に上方から重なる位置に形成され前記ビード部が嵌まり込むように車両前後方向にわたって上方に凹んだ切欠部を有し、
前記ルーフガラスモールの段差部は所定のルーフサイドモールの内側リップと接触し、
前記ルーフサイドパネルのビード部の頂部は前記切欠部と接触することを特徴とする請求項1に記載の車体ルーフ構造。
【請求項3】
前記ルーフサイドパネルのビード部は、該ルーフサイドパネルのうち前記前側延長部および前記後側延長部に接合された前端部および後端部から所定の間隔を隔てて形成されていて、
前記ルーフガラスモールは、
前記切欠部の車両前側に位置し前記ルーフガラスモールの前端まで延び下方に凸となる前側凸部であり、前記前側ルーフパネルの上面に当接する前側凸部と、
前記切欠部の車両後側に位置し前記ルーフガラスモールの後端まで延び下方に凸となる後側凸部であり、前記後側ルーフパネルの上面に当接する後側凸部とを有することを特徴とする請求項2に記載の車体ルーフ構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車体ルーフ構造に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
自動車などの車両には、ルーフパネルなどで構成される車体天面に非開閉式のルーフガラスを設置するガラスルーフ仕様や、ルーフガラスを設置しない標準ルーフ仕様などが適用される。
【0003】
特許文献1には、ルーフパネルに形成した大型の開口にルーフガラスを装着した車両のルーフ構造が記載されている。この車両のルーフ構造では、ルーフガラスの左右両側縁と左右のルーフサイドレールとの間にモール取付溝が形成され、モール取付溝にルーフモールが装着されている。
【0004】
ルーフモールのモール本体は、モール取付溝に嵌合する支持脚と、リップ部および傾斜部とを有する。リップ部は、モール本体の一側縁に形成され、モール取付溝から張り出してルーフガラスの周縁部を覆う。傾斜部は、モール本体の他側縁に形成され、モール取付溝の底に向けて滑らかに下降する。
【0005】
特許文献1の車両のルーフ構造では、モール本体でルーフサイドレールからルーフガラスまでを連続的に覆って外観を向上できるだけでなく、リップ部でルーフガラスのエッジを覆って保護することができる、としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2006-168680号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし特許文献1の車両のルーフ構造では、ルーフモールがガラスルーフ仕様の専用部品であり、標準ルーフ仕様の部品とは構造が異なるため、共通化を図ることができない。また、ルーフパネルに大型のルーフガラスを装着しているため、ルーフガラスをルーフパネルに設置する作業で専用設備が必要になってしまう。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑み、標準ルーフ仕様との構造の共通化を図り、構造を簡素化して製造工数やコストの増加を防止することができる車体ルーフ構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明にかかる車体ルーフ構造の代表的な構成は、ルーフガラスが設置された開口部の前後にそれぞれ配置され車体天面を構成する前側ルーフパネルおよび後側ルーフパネルを備える車体ルーフ構造において、車体ルーフ構造はさらに、前側ルーフパネルの後端から車両後側に張り出す前側フランジと、前側フランジの車幅方向の両端から車両後側に延びる前側延長部と、後側ルーフパネルの前端から車両前側に張り出す後側フランジと、後側フランジの車幅方向の両端から車両前側に延びる後側延長部と、車体側面を構成するサイドボディパネルに接合されたルーフサイドパネルであり、前側延長部および後側延長部に接合され開口部の縁に沿って延びるルーフサイドパネルと、ルーフガラスの周囲に設置されたルーフガラスモールと、を備え、ルーフガラスモールは、車幅方向外側に位置しルーフサイドパネルに沿って車両前後方向に延びる外側面を有し、ルーフガラスモールの外側面には、前側ルーフパネルに形成された前側段差部および後側ルーフパネルに形成された後側段差部と同等の高さで前後方向に連続する段差部が形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、標準ルーフ仕様との構造の共通化を図り、構造を簡素化して製造工数やコストの増加を防止することができる車体ルーフ構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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