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公開番号2025155222
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2024058909
出願日2024-04-01
発明の名称V型8気筒エンジン
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F02F 7/00 20060101AFI20251006BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】本開示は、エンジンバランシング設計を乱すことなく回転1.5次の左右振動を抑制可能なV型8気筒エンジンを提供する。
【解決手段】V型8気筒エンジンは、8つの気筒が左右のバンクLB,RBに分けて配列されて各々のバンクLB,RBの気筒が不等間隔で点火される。V型8気筒エンジンは、左右のバンクLB,RBに設けられた左右の燃料ポンプ9L,9Rが、左右のバンクLB,RBの両側に配置された機関バルブよりも広い角度θpで設置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
８つの気筒が左右のバンクに分けて配列されて各々のバンクの気筒が不等間隔で点火されるＶ型８気筒エンジンであって、
前記左右のバンクに設けられた左右の燃料ポンプは、前記左右のバンクの両側に配置された機関バルブよりも広い角度で設置されている、
Ｖ型８気筒エンジン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、Ｖ型８気筒エンジンに関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、Ｖ型エンジンのバランサ構造に係る発明が知られている（例えば、下記特許文献１）。特許文献１に記載されたＶ型エンジンのバランサ構造は、Ｖ型エンジンのクランクシャフトと平行にバランサシャフトを軸支して設けた構成を有している。
【０００３】
バランサシャフトは、クランクシャフトに対して逆回転方向かつ同回転速度で回転されることにより、６０度Ｖ型８気筒エンジンにおける振動の原因となる慣性偶力をキャンセルすることができ、振動騒音を低減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００３－０４２２３０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
Ｖ型８気筒エンジンでは、クロスプレーン式クランクシャフトによる左右バンクの不等間隔爆発に起因する回転１．５次の左右振動が発生して車体振動が生じ、アイドル振動を発生させる原因となっている。しかし、その対策として既存のエンジンの形状（ジオメトリ）、動弁系の配列順序及び作動順序を変更することは、エンジンバランシング設計を乱す要因になる。
【０００６】
本開示は、エンジンバランシング設計を乱すことなく回転１．５次の左右振動を抑制可能なＶ型８気筒エンジンを提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示の一つの態様は、８つの気筒が左右のバンクに分けて配列されて各々のバンクの気筒が不等間隔で点火されるＶ型８気筒エンジンであって、前記左右のバンクに設けられた左右の燃料ポンプは、前記左右のバンクの両側に配置された機関バルブよりも広い角度で設置されている、Ｖ型８気筒エンジンを提供する。
【発明の効果】
【０００８】
本開示の上記態様によれば、エンジンバランシング設計を乱すことなく回転１．５次の左右振動を抑制可能なＶ型８気筒エンジンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本開示に係るＶ型８気筒エンジンの実施形態を示す概略構成図。
図１のＶ型８気筒エンジンの燃料供給系を示す概略構成図。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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