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公開番号
2025161277
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-24
出願番号
2024064329
出願日
2024-04-12
発明の名称
燃焼筒の取付方法
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
SSIP弁理士法人
主分類
F02C
7/20 20060101AFI20251017BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】燃焼筒の取付作業の効率化を図る。
【解決手段】本開示の少なくとも一実施形態に係る燃焼筒の取付方法は、ガスタービンにおける燃焼筒の取付方法であって、燃焼筒がガスタービンのロータの外周を覆うケーシングに取り付けられた時にロータの径方向一方側を示すように表示された第1表示と、該燃焼筒がケーシングに取り付けられた時に鉛直上向きを示すように表示された第2表示と、該燃焼筒がケーシングにおけるどの位置に取り付けられるのかを示す第3表示とを有する蓋部材を燃焼筒の一方側の端部に取り付けるステップを備える。
【選択図】図4A
特許請求の範囲
【請求項1】
ガスタービンにおける燃焼筒の取付方法であって、
前記燃焼筒の一方側の端部に着脱可能であって、前記燃焼筒が前記ガスタービンのロータの外周を覆うケーシングに取り付けられた時に前記ロータの径方向一方側を示すように表示された第1表示と、該燃焼筒が前記ケーシングに取り付けられた時に鉛直上向きを示すように表示された第2表示と、該燃焼筒が前記ケーシングにおけるどの位置に取り付けられるのかを示す第3表示とを有する蓋部材を前記燃焼筒の前記一方側の端部に取り付けるステップと、
前記蓋部材が取り付けられた前記燃焼筒に吊具を取り付けるステップと、
前記吊具を用いて吊り上げられた前記燃焼筒を前記ケーシングに取り付けるステップと、
を備え、
前記蓋部材を前記燃焼筒の前記一方側の端部に取り付けるステップでは、前記燃焼筒が前記ケーシングに取り付けられた時に該燃焼筒において前記径方向一方側を向く方向と、前記第1表示が示す方向とが一致するように前記蓋部材を該燃焼筒の前記一方側の端部に取り付け、
前記吊具を取り付けるステップでは、前記吊具を用いて前記蓋部材が取り付けられた前記燃焼筒を吊り上げたときに、前記第2表示が示す方向と鉛直上向きとが一致するように前記吊具を前記燃焼筒に取り付ける、
燃焼筒の取付方法。
続きを表示(約 130 文字)
【請求項2】
前記径方向一方側は、前記ロータの径方向外側である、
請求項1に記載の燃焼筒の取付方法。
【請求項3】
前記蓋部材は、前記燃焼筒の前記一方側の端部の開口を閉塞可能である、
請求項1又は2に記載の燃焼筒の取付方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、燃焼筒の取付方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的に産業用のガスタービンは、ガスタービンのロータの周方向に間隔を空けて配置された複数の燃焼器を備えている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-107949号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そのため、ガスタービンのケーシングに取り付けられた複数の燃焼器のそれぞれの燃焼筒において、ガスタービンのロータの径方向外側を向く燃焼筒の周方向位置と、
鉛直上向きを向く燃焼筒の周方向位置との差は、燃焼筒毎に異なる。
【0005】
燃焼筒をガスタービンのケーシングに取り付ける際、燃焼筒を吊り上げる作業が実施される。この時、燃焼筒を吊り上げた後では、燃焼筒を燃焼筒の周方向に回転させて周方向の位置を調節することが困難である。そのため、燃焼筒を吊り上げるための玉掛け作業において、ガスタービンのケーシングに取り付けられた時に鉛直上向きを向くこととなる燃焼筒の周方向位置が燃焼筒を吊り上げたときに鉛直上向きを向くように、例えば吊り上げ用のスリングを燃焼筒に取り付ける必要がある。
しかし、ガスタービンのケーシングに取り付けられた時に鉛直上向きを向くこととなる燃焼筒の周方向位置を把握することは、経験が浅い作業者には難しい。
【0006】
本開示の少なくとも一実施形態は、上述の事情に鑑みて、ガスタービンのケーシングに取り付けられた時に鉛直上向きを向くこととなる燃焼筒の周方向位置を比較的容易に把握できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の少なくとも一実施形態に係る燃焼筒の取付方法は、
ガスタービンにおける燃焼筒の取付方法であって、
前記燃焼筒の一方側の端部に着脱可能であって、前記燃焼筒が前記ガスタービンのロータの外周を覆うケーシングに取り付けられた時に前記ロータの径方向一方側を示すように表示された第1表示と、該燃焼筒が前記ケーシングに取り付けられた時に鉛直上向きを示すように表示された第2表示と、該燃焼筒が前記ケーシングにおけるどの位置に取り付けられるのかを示す第3表示とを有する蓋部材を前記燃焼筒の前記一方側の端部に取り付けるステップと、
前記蓋部材が取り付けられた前記燃焼筒に吊具を取り付けるステップと、
前記吊具を用いて吊り上げられた前記燃焼筒を前記ケーシングに取り付けるステップと、
を備え、
前記蓋部材を前記燃焼筒の前記一方側の端部に取り付けるステップでは、前記燃焼筒が前記ケーシングに取り付けられた時に該燃焼筒において前記径方向一方側を向く方向と、前記第1表示が示す方向とが一致するように前記蓋部材を該燃焼筒の前記一方側の端部に取り付け、
前記吊具を取り付けるステップでは、前記吊具を用いて前記蓋部材が取り付けられた前記燃焼筒を吊り上げたときに、前記第2表示が示す方向と鉛直上向きとが一致するように前記吊具を前記燃焼筒に取り付ける。
【発明の効果】
【0008】
本開示の少なくとも一実施形態によれば、ガスタービンのケーシングに取り付けられた時に鉛直上向きを向くこととなる燃焼筒の周方向位置を比較的容易に把握できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
幾つかの実施形態に係る燃焼筒の取付方法を適用可能なガスタービンの概略構成図である。
燃焼器の拡大図である。
ロータの周方向に間隔を空けて複数配置された尾筒の配置について説明するための模式図である。
蓋部材の模式的な図である。
蓋部材の模式的な図である。
蓋部材を尾筒に取り付けた状態を模式的に示す図である。
尾筒を吊り上げる際に用いられる吊具の一例としてのスリングベルトの模式図である。
尾筒を吊り上げた状態を模式的に示す図である。
幾つかの実施形態に係る燃焼筒の取付方法における処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して本開示の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本開示の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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