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公開番号2025174488
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-28
出願番号2024080895
出願日2024-05-17
発明の名称排水機場の主ポンプ装置の残運転時間表示装置及び主ポンプ装置の駆動システム
出願人株式会社荏原製作所
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類F02B 63/00 20060101AFI20251120BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】簡易な構成で排水機場における主ポンプ装置を駆動する内燃機関の残運転可能時間を出力する。
【解決手段】 少なくとも1台の内燃機関を用いて少なくとも1台の主ポンプ装置を駆動する駆動部と、駆動部に燃料を供給する燃料供給部に接続され、内燃機関の残運転時間を表示する表示装置である。表示装置は、内燃機関に供給される燃料流量を計測する少なくとも1台の燃料流量計と接続され、内燃機関への燃料流量を示す第1のアナログ信号を出力する第1の入出力部と、燃料供給部内の残燃料量を計測する少なくとも1台の残燃料計測器と接続され、残燃料量を示す第2のアナログ信号を出力する第2の入出力部と、第1のアナログ信号及び第2のアナログ信号が入力されて、内燃機関の残運転時間を示す第3のアナログ信号を出力するアナログ除算器と、第3のアナログ信号が入力され、内燃機関の残運転時間を示す情報を表示する表示器とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1台の内燃機関を用いて少なくとも1台の主ポンプ装置を駆動する駆動部と、前記駆動部に燃料を供給する燃料供給部に接続され、前記内燃機関の残運転時間を表示する表示装置であって、
前記内燃機関に供給される燃料流量を計測する少なくとも1台の燃料流量計と接続され、前記内燃機関への燃料流量を示す第1のアナログ信号を出力する第1の入出力部と、
前記燃料供給部内の残燃料量を計測する少なくとも1台の残燃料計測器と接続され、前記残燃料量を示す第2のアナログ信号を出力する第2の入出力部と、
前記第1のアナログ信号及び第2のアナログ信号が入力されて、前記内燃機関の残運転時間を示す第3のアナログ信号を出力するアナログ除算器と、
前記第3のアナログ信号が入力され、前記内燃機関の残運転時間を示す情報を表示する表示器と、を備える残運転時間表示装置。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記第1の入出力部は、複数の内燃機関の各々に対応する複数の前記燃料流量計に接続され、複数の前記燃料流量計からのアナログ信号を加算することで前記第1のアナログ信号を出力するアナログ加算器である、請求項1記載の残運転時間表示装置。
【請求項3】
前記第2の入出力部は、前記燃料供給部を構成する複数の燃料貯留器の各々に対応する複数の前記残燃料計測器に接続され、複数の前記残燃料計測器からのアナログ信号を加算することで前記第2のアナログ信号を出力するアナログ加算器である、請求項1記載の残運転時間表示装置。
【請求項4】
前記内燃機関への燃料流量の設定値を示す第4のアナログ信号を出力するアナログ信号出力器と、
前記アナログ信号除算器との接続を、前記第1の入出力部及び前記アナログ信号出力器のいずれかに切り替える切替器をさらに備え、
前記内燃機関が駆動停止中は、前記切替器が前記アナログ信号出力器側に切り替えられる、請求項1記載の残運転時間表示装置。
【請求項5】
前記アナログ除算器により出力された前記第3のアナログ信号が所定値を下回った場合に出力表示する出力器をさらに備える、請求項1記載の残運転時間表示装置。
【請求項6】
請求項1に記載の残運転時間表示装置と、少なくとも1台の主ポンプ装置を駆動する内燃機関と、前記内燃機関に燃料を供給する燃料供給部を備えた、主ポンプ装置の駆動システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排水機場に設置された主ポンプ装置を含む内燃機関の残運転時間の表示装置及び当該表示装置を用いた主ポンプ装置の駆動システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
内燃機関による主ポンプ装置によって排水を行う排水機場において、当該主ポンプ装置の残運転可能時間を演算して、演算結果を可視化することは、ポンプ場の維持管理やオペレータによる運転状況把握に有用である。
【0003】
主ポンプ装置の残運転可能時間は、排水機場の燃料残量と燃料消費量から算出することができる。例えば、特許文献1に記載の技術では、記憶装置に記憶されたエンジン燃料噴射量の積分値から平均燃費値を算出し、燃料センサによって検出された燃料残量値を当該平均燃費値で除算することで、残運転可能時間を算出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-37112号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1記載の技術では、残運転可能時間を算出するにあたり、記憶装置や演算装置といった設備が必要となり、設備の導入や維持管理に一定のコストが発生する。当該特許文献1は、出力が変動しやすい作業車両の運転時間を算出する技術であり、平均燃費値を迅速に算出する必要があるのに対し、排水機場における主ポンプ装置の出力(及び平均燃費)の変動は小さく、残運転可能時間を迅速に算出する必要性は比較的小さいため、記憶装置や演算装置といった設備は必ずしも必要ではない。
【0006】
本発明は上記に鑑みなされたものであり、簡易な構成で排水機場における主ポンプ装置を駆動する内燃機関の残運転可能時間を出力することが可能な装置及び当該装置を用いた主ポンプ装置の駆動システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記に鑑み、本発明の一態様は、少なくとも1台の内燃機関を用いて少なくとも1台の主ポンプ装置を駆動する駆動部と、前記駆動部に燃料を供給する燃料供給部に接続され、前記内燃機関の残運転時間を表示する表示装置であって、
前記内燃機関に供給される燃料流量を計測する少なくとも1台の燃料流量計と接続され、前記内燃機関への燃料流量を示す第1のアナログ信号を出力する第1の入出力部と、前記燃料供給部内の残燃料量を計測する少なくとも1台の残燃料計測器と接続され、前記残燃料量を示す第2のアナログ信号を出力する第2の入出力部と、前記第1のアナログ信号及び第2のアナログ信号が入力されて、前記内燃機関の残運転時間を示す第3のアナログ信号を出力するアナログ除算器と、前記第3のアナログ信号が入力され、前記内燃機関の残運転時間を示す情報を表示する表示器とを備えた構成を有する。
【0008】
上記構成において、前記第1の入出力部は、複数の内燃機関の各々に対応する複数の前記燃料流量計に接続され、複数の前記燃料流量計からのアナログ信号を加算することで前記第1のアナログ信号を出力するアナログ加算器である。また、前記第2の入出力部は、前記燃料供給部を構成する複数の燃料貯留器の各々に対応する複数の前記残燃料計測器に接続され、複数の前記残燃料計測器からのアナログ信号を加算することで前記第2のアナログ信号を出力するアナログ加算器である。
【0009】
上記構成において、前記内燃機関への燃料流量の設定値を示す第4のアナログ信号を出力するアナログ信号出力器と、前記アナログ信号除算器との接続を、前記第1の入出力部及び前記アナログ信号出力器のいずれかに切り替える切替器をさらに備え、 前記内燃機関が駆動停止中は、前記切替器が前記アナログ信号出力器側に切り替えられる構成を有する。
【0010】
前記アナログ除算器により出力された前記第3のアナログ信号が所定値を下回った場合に出力表示する出力器をさらに備える。
(【0011】以降は省略されています)

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