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公開番号2025173237
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-27
出願番号2024078725
出願日2024-05-14
発明の名称エンジンのガス燃料供給装置
出願人株式会社ニッキ
代理人弁理士法人平和国際特許事務所
主分類F02M 21/02 20060101AFI20251119BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】排気再循環装置を備えたエンジンシステムにおいて、吸気管圧力導入管内に凝縮水が浸入することによる機能不良を回避する。
【解決手段】燃料ボンベ1と、レギュレータ2と、スロットル3およびミキサー4を備えた吸気通路5と、燃料配管8と、エンジン10と、排気ガスの一部をEGRガスとして前記吸気通路5に再循環させる排気再循環装置13と、を有する、エンジンのガス燃料供給装置であって、前記吸気通路5に形成された吸気圧力取出口と、前記吸気圧力取出口の周囲に形成された装着部と、を備え、前記レギュレータ2はその外面に吸気圧力導入口30が形成されており、前記吸気圧力取出口と前記吸気圧力導入口30が直接かつ気密に連通した状態で、固定部材によって前記装着部に前記レギュレータ2が固定されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ガス燃料を貯留した燃料ボンベと、
前記ガス燃料を減圧調整するレギュレータと、
上流側から順にスロットルおよびミキサーを備えた吸気通路と、
前記レギュレータを通過したガス燃料を前記ミキサーに供給する燃料配管と、
前記吸気通路を通じて供給された混合気を気筒内で燃焼させて、排気ガスを排気通路から排出するエンジンと、
前記排気ガスの一部を、EGRガスとして、EGRガス導入口から前記吸気通路に再循環させる排気再循環装置と、を有する、エンジンのガス燃料供給装置であって、
前記吸気通路に形成された吸気圧力取出口と、
前記吸気圧力取出口の周囲に形成された装着部と、を備え、
前記レギュレータはその外面に吸気圧力導入口が形成されており、
前記吸気圧力取出口と前記吸気圧力導入口が直接かつ気密に連通した状態で、固定部材によって前記装着部に前記レギュレータが固定されている、
ことを特徴とするエンジンのガス燃料供給装置。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記吸気通路が、前記混合気を前記気筒に分配するインテークマニホールドを含み、
前記吸気圧力取出口が、前記インテークマニホールドに形成されている、
ことを特徴とする請求項1記載のエンジンのガス燃料供給装置。
【請求項3】
前記EGRガス導入口が前記スロットルと前記ミキサーの間に形成されており、
前記EGRガス導入口よりも上流に前記吸気圧力取出口が形成されている、
ことを特徴とする請求項1記載のエンジンのガス燃料供給装置。
【請求項4】
前記吸気圧力取出口が、前記スロットルよりも上流に形成されている、
ことを特徴とする請求項3記載のエンジンのガス燃料供給装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体または高圧気体の状態で貯留しているガス燃料を所定圧力の気体にしてエンジンに供給するガス燃料供給装置に関し、殊に、吸気圧力導入機能を備えたレギュレータを有するエンジンのガス燃料供給装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、液体または高圧気体の状態で貯留しているLPG,CNGまたは水素ガスなどのガス燃料をエンジンに供給するガス燃料供給装置では、レギュレータを用いて所定圧力に減圧調整した後にエンジンへ供給することが一般的である。
【0003】
レギュレータの構造として、軸線方向に変位するピストンにより調圧弁を開閉して気体を所定圧力に減圧調整するピストン式レギュレータが、例えば、特開2013-041375号公報(特許文献1)や特開2019-067216号公報(特許文献2)に示すように知られている。
【0004】
こうした従来例のピストン式レギュレータは、ピストンによって本体内が一次圧室(導入側)と二次圧室(吐出側)に区画されているとともに、ピストンを二次圧室側に付勢する調圧ばねがばね室内に設けられた構造である。
【0005】
そして、調圧弁を通過して一次圧室から二次圧室に移動した気体がピストンを一次圧室側に押す力と、調圧ばねがピストンを二次圧室側に押す力のバランスにより、ピストンが軸線方向に変位し、調圧弁を開閉させて調圧するものである。
【0006】
ばね室は、閉塞されているもの、通孔により大気と連通しているもの、吸気圧力を導入してばね室内の圧力を変動させるもの等が知られている。
【0007】
レギュレータに吸気圧力を導入させる例として、例えば、本件出願人が過去に出願した特開2021-191952号公報(特許文献3)において従来例として開示されたガス燃料供給装置を図6に示す。
【0008】
この従来例のガス燃料供給装置は、燃料ボンベ1aに充填・貯留した高圧のガス燃料を、レギュレータ2aで所定圧力に減圧調整しながら燃料フィルタ3a、インジェクタ4a、燃料配管5aを介して吸気通路6aに配置したミキサー7aからインテークマニホールド8aを経てエンジン9aに供給する方式のエンジンシステムにおいて、前記インテークマニホールド8aと前記レギュレータ2aとを吸気管圧力導入管10aで接続し、前記レギュレータ2aに吸気管圧力を導入して、吐出されるガス燃料の調圧を行うものである。
【0009】
しかしながら、前記インテークマニホールド8aと前記レギュレータ2aを前記吸気管圧力導入管10aによってそのまま接続した場合、前記吸気通路6a側に生じた凝縮水等の水分が圧力取り出し口11aから前記吸気管圧力導入管10a内に侵入し、前記吸気管圧力導入管10aの機能不良を生じるという問題がある。
【0010】
特に、前記図6に示した従来例のように、排気ガスの一部を再循環させる排気再循環(EGR)装置を有するエンジンシステムにおいて、EGRクーラー12aで冷却されたEGRガスが露点温度以下になりやすいために前記吸気通路6a内で凝縮水が発生しやすいことが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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