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公開番号
2025178279
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2025151186,2023553951
出願日
2025-09-11,2022-02-24
発明の名称
推進翼後縁の排気領域制御
出願人
ウィスパー エアロ インコーポレイテッド
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
F02K
1/08 20060101AFI20251128BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】排気面積を変化させることによって、推力の大きさおよび/または推力方向を調整することができる推進機ファンシステムを提供する。
【解決手段】排気制御システムおよび推進機ファンが含まれる推進機ファンシステムにおいて、排気制御システムは、推進機ファンに接続され、推進機ファンシステムの排気面積を変化させるように構成される。
【選択図】図22
特許請求の範囲
【請求項1】
推力を生成するように構成された推進機ファンの出口に接続するように構成された第1の端部であって、推進機ファンの出口の断面形状と実質的に一致する第1の断面形状を有する第1の端部と、
前記第1の断面形状とは異なる第2の断面形状を有する第2の端部であって、推進機ファンによって生成された排気を排気制御システムの前記第2の端部から出るように構成された第2の端部と、
前記排気制御システムの前記第2の端部の面積を第1の面積から前記第1の面積よりも小さい第2の面積に変化させるように構成された排気口領域制御機構と、
を備える、排気制御システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2021年3月3日に出願された米国仮特許出願第63/155,968号、2021年3月3日に出願された米国仮特許出願第63/156,063号、2021年3月3日に出願された米国仮特許出願第63/156,067号、および2021年3月3日に出願された米国仮特許出願第63/156,076号の優先権を主張し、それぞれが参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 4,700 文字)
【0002】
本開示は、概して、可変排気口領域を有する、ダクト移送推進機に関する。
【背景技術】
【0003】
従来の推進機は、入口端および出口端の両方に円形またはその他の円状の断面を有する。円形形状の全体にわたる連続性によって推進機を通る滑らかな空気の流れが可能となり得るが、円形断面の出口を有することは出口領域を扱うことができる方法を制限する。円形出口断面を有するいくつかの従来例は、推進機の出口領域を制御するためにスライドプレートを用いる。しかしながら、出口が円形断面であるため、円形出口に沿ったスライドプレートの配置やスライドプレートの制御が複雑になる。
【発明の概要】
【0004】
推進ファンシステムが開示される。一実施形態では、推進機ファンシステムには、排気制御システムおよび推進機ファンが含まれる。排気制御システムは、推進機ファンに接続され、推進機ファンシステムの排気面積を変化させるように構成される。排気面積を変化させることによって、推力の大きさおよび/または推力方向を調整することができる。
【0005】
一実施形態では、排気制御システムは、第1の端部、第2の端部、および排気面積制御機構を含む。第1の端部は、推力を生成するように構成された推進機ファンの出口に接続されている。第1の端部は、推進機ファンの出口の断面形状に実質的に一致した第1の断面形状を有する。しかし、排気制御システムの第2の端部は、第1の断面形状とは異なる断面形状を有する。排気制御システムの第2の端部の断面形状によって、排気制御システムの第2の端部の面積を変化させるように構成された排気面積制御機構の複雑さが低減される。
【0006】
一実施形態では、排気制御システムは、推進機ファンに接続され、可変長としている。推進機ファンに接続する排気制御システムの端部に配置された排気面積制御機構は、排気制御システムの長さを変化させるように構成されている。排気制御システムの長さが変化するにつれて、推進機ファンの排気面積が変化する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態による推進機ファンの斜視図である。
図2Aは、一実施形態による推進機ファンの第1の分解図である。
図2Bは、一実施形態による推進機ファンの第2の分解図である。
図3Aは、一実施形態による推進機ファンのダクトリップの斜視図を示す。
図3Bは、一実施形態による推進機ファンのダクトリップの正面図を示す。
図3Cは、一実施形態による推進機ファンのダクトリップの側面図を示す。
図3Dは、一実施形態による推進機ファンのダクトリップの断面図を示す。
図4Aは、一実施形態による、推進機ファンのノーズコーン断面の斜視図を示す。
図4Bは、一実施形態による、推進機ファンのノーズコーン断面の正面図を示す。
図4Cは、一実施形態による、推進機ファンのノーズコーン断面の断面図を示す。
図4Dは、一実施形態による、推進機ファンのノーズコーン断面の斜視図を示す。
図5Aは、一実施形態による推進機ファンのハブの正面図を示す。
図5Bは、一実施形態による推進機ファンのハブの側面図を示す。
図6Aは、一実施形態による推進機ファンのファン翼の斜視図を示す。
図6Bは、一実施形態による推進機ファンのファン翼の正面図を示す。
図7Aは、一実施形態による、図6Aおよび図6Bに示されるファン翼に含まれる翼板の斜視図を示す。
図7Bは、一実施形態による、図6Aおよび図6Bに示されるファン翼に含まれる翼板の正面図を示す。
図7Cは、一実施形態による、図6Aおよび図6Bに示されるファン翼に含まれる翼板の側面図を示す。
図7Dは、一実施形態による、図6Aおよび図6Bに示されるファン翼に含まれる翼板の上面図を示す。
図8Aは、一実施形態による推進機ファンの固定リングの斜視図を示す。
図8Bは、一実施形態による推進機ファンの固定リングの正面図を示す。
図8Cは、一実施形態による推進機ファンの固定リングの側面図を示す。
図9Aは、一実施形態による推進機ファンの張力リングの斜視図を示す。
図9Bは、一実施形態による推進機ファンの張力リングの側面図を示す。
図10Aは、一実施形態による推進機ファンの内部ダクト本体のハウジングの斜視図を示す。
図10Bは、一実施形態による推進機ファンの内部ダクト本体のハウジングの正面図を示す。
図10Cは、一実施形態による推進機ファンの内部ダクト本体のハウジングの側面図を示す。
図11Aは、一実施形態による推進機ファンのステータの斜視図を示す。
図11Bは、一実施形態による推進機ファンのステータの正面図を示す。
図11Cは、一実施形態による推進機ファンのステータの側面図を示す。
図11Dは、一実施形態による推進機ファンのステータの断面図を示す。
図12Aは、一実施形態による推進機ファンのテールコーンの斜視図を示す。
図12Bは、一実施形態による推進機ファンのテールコーンの正面図を示す。
図12Cは、一実施形態による推進機ファンのテールコーンの側面図を示す。
図12Dは、一実施形態による推進機ファンのテールコーンの断面図を示す。
図13Aは、一実施形態による推進機ファンの周縁駆動システムの斜視図を示す。
図13Bは、一実施形態による推進機ファンの周縁駆動システムの正面図を示す。
図13Cは、一実施形態による推進機ファンの周縁駆動システムの側面図を示す。
図14は、別の実施形態による推進機ファンの周縁駆動システムを示す。
図15Aは、一実施形態による配列した推進機ファンの正面図を示す。
図15Bは、一実施形態による配列した推進機ファンの斜視図を示す。
図16は、一実施形態による推進機ファン配列の例示的な適用を示す。
図17Aは、一実施形態による、推進機ファン配列を含む、ホバリングするドローンの正面図を示す。
図17Bは、一実施形態による、推進機ファン配列を含む、ホバリングするドローンの側面図を示す。
図17Cは、一実施形態による、推進機ファン配列を含む、ホバリングするドローンの上面図を示す。
図18Aは、一実施形態による、推進機ファン配列を含む映画ドローンの正面図を示す。
図18Bは、一実施形態による、推進機ファン配列を含む映画ドローンの側面図を示す。
図18Cは、一実施形態による、推進機ファン配列を含む映画ドローンの上面図を示す。
図19Aは、一実施形態による、推進機ファン配列を含む輸送機の正面図を示す。
図19Bは、一実施形態による、推進機ファン配列を含む輸送機の側面図を示す。
図19Cは、一実施形態による、推進機ファン配列を含む輸送機の上面図を示す。
図20Aは、一実施形態による推進機ファン配列を含む垂直離着陸(VTOL)航空機の正面図を示す。
図20Bは、一実施形態による推進機ファン配列を含む垂直離着陸(VTOL)航空機の側面図を示す。
図20Cは、一実施形態による推進機ファン配列を含む垂直離着陸(VTOL)航空機の上面図を示す。
図21Aは、一実施形態による、推進機ファン配列を含む搬送ドローンの正面図を示す。
図21Bは、一実施形態による、推進機ファン配列を含む搬送ドローンの側面図を示す。
図21Cは、一実施形態による、推進機ファン配列を含む搬送ドローンの上面図を示す。
図22は、第1の実施形態による排気制御システムを有する推進機ファンシステムの第1の斜視図を示す。
図23は、第1の実施形態による排気制御システムを有する推進機ファンシステムの第2の斜視図を示す。
図24は、第1の実施形態による排気制御システムを有する推進機ファンシステムの断面図を示す。
図25Aは、第1の実施形態による排気制御システムの異なる状態を示す。
図25Bは、第1の実施形態による排気制御システムの異なる状態を示す。
図25Cは、第1の実施形態による排気制御システムの異なる状態を示す。
図26Aは、第2の実施形態による排気制御システムを有する推進機ファンシステムの断面図を示す。
図26Bは、第2の実施形態による排気制御システムを有する推進機ファンシステムの断面図を示す。
図26Cは、第2の実施形態による排気制御システムを有する推進機ファンシステムの断面図を示す。
図27は、第2の実施形態による排気制御システムの詳細図を示す。
図28は、第3の実施形態による排気制御システムを有する推進機ファンシステムの断面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図面および以下の説明は、例示のみを目的として特定の実施形態を説明するものである。当業者は、本明細書で示される構造および方法の代替的な実施形態が、本明細書に記載される原理から逸脱することなく用いられ得ることを以下の説明から容易に認識する。いくつかの実施形態を詳細に参照し、その例は、添付図面に図示される。実施可能な場合は、いつでも、同様または類似の参照番号が図で用いられ、同様または類似の機能を示す場合があることに留意されたい。
【0009】
推進機ファンと駆動システム
一実施形態では、推進機ファンおよび駆動システムが開示される。一般に、推進機ファンおよび駆動システムは、推力を生成するように構成される。推進機ファンおよび駆動システムは、航空機からリーフブロワなどの手道具までの様々な用途のための推力を生成するものとすることができる。しかしながら、推進機ファンおよび駆動システムの用途は、本明細書に記載されるものに限定されない。
【0010】
図1は、一実施形態による推進機ファン100の斜視図を示す。一般に、推進機ファン100は、推力生成中に推進機ファン100から出されるノイズをトータルで低減する複数の構成要素を含む。従って、推進機ファン100は、騒音公害を低減する。例えば、推進機ファン100は、複数のファン翼板を含んだ、張力が作用するファン翼を含む。ファン翼に張力をかけることによって、推進機ファンが最大推力を生成しているか、または動作していない(例えば、静止している)かにかかわらず、ファン翼板の角度は実質的に同じ角度に維持される。その結果、従来の推進機ファンと比較して、騒音汚染が低減され、推力効率が向上する。推進機ファン100は、ファン翼板の角度が所定の許容範囲内に維持されることを前提として騒音汚染を低減する。例えば、推進機ファン100は、300フィートのサイドライン/5,000lbfで65dBA未満のノイズを放出する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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