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公開番号
2025130423
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-08
出願番号
2024027576
出願日
2024-02-27
発明の名称
燃料電池ユニット
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
個人
,
個人
主分類
H01M
8/04 20160101AFI20250901BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】側方からアクセスして行う作業に係る作業性の向上を図ることができる燃料電池ユニットを提供すること。
【解決手段】燃料電池ユニット20は、第2方向Yにおいて柱部53の外側から当該柱部53に取り付けられるとともに、天板60よりも第2方向Yの外側に配置された側板71を有する。側板71は、側板本体72と、当該側板本体72の外面721から凹む位置に設けられた溝形成板75と、溝形成板75に形成され、被係合面78cを含む溝77と、係合部材70の頭部70bを収容するとともに、溝77の延びる方向における被係合面78cの反対側において開口する頭部収容空間Sと、を有する。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
燃料電池スタックを含む燃料電池モジュールを収容した筐体を有する燃料電池ユニットであって、
前記筐体は、前記燃料電池スタックの下方に配置された底板と、
前記底板の上面から立設された複数の柱部を含むフレームと、
前記フレームにおける前記柱部の上方に配置された天板と、
前記底板の前記上面に沿う第1方向において前記柱部の外側から当該柱部に固定された取着板と、
前記底板の前記上面に沿い、かつ前記第1方向に直交する第2方向において前記柱部の外側から当該柱部に取り付けられるとともに、前記天板よりも前記第2方向の外側に配置された側板と、を有し、
前記柱部には、当該柱部に螺着され、かつ前記第2方向に突出する軸部を有するとともに、前記軸部の先端に設けられ、前記柱部と共に前記側板を挟持する頭部を有する係合部材が設けられ、
前記側板は、
側板本体と、当該側板本体の外面から凹む位置に設けられた溝形成板と、
前記溝形成板に形成された溝であり、前記軸部が挿脱可能、かつ前記軸部と係合する被係合面を含む前記溝と、
前記側板本体の内面を含む仮想面と当該仮想面に対向した前記溝形成板との間に設けられ、前記頭部を収容するとともに、前記溝の延びる方向における前記被係合面の反対側において開口する頭部収容空間と、を有することを特徴とする燃料電池ユニット。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記溝は、上下方向に延びるとともに、前記被係合面は前記溝の上端に設けられている請求項1に記載の燃料電池ユニット。
【請求項3】
前記フレームは、前記第1方向に隣り合う前記柱部に架設された架設部材を有するとともに、前記柱部と前記架設部材とを固定し、かつ前記柱部よりも前記第2方向に突出する固定部材を含み、
前記側板は、前記固定部材を前記第2方向の外側から覆う請求項1又は請求項2に記載の燃料電池ユニット。
【請求項4】
前記溝は、互いに平行に延びて前記軸部を直線的に移動させる一対の第1案内面と、前記一対の第1案内面の各々に繋がるとともに、互いの間隔を徐々に広げる一対の第2案内面とを有する請求項1又は請求項2に記載の燃料電池ユニット。
【請求項5】
前記係合部材は、前記第1方向に隣り合う2本の前記柱部の各々に上下方向に離間して2本設けられ、前記上下方向に離間する2本の前記係合部材の各々は、前記第1方向に並ぶ2本の前記係合部材と前記第1方向に対向している請求項1又は請求項2に記載の燃料電池ユニット。
【請求項6】
前記溝は、前記溝形成板を含む溝部材を前記側板本体に接合して設けられている請求項1又は請求項2に記載の燃料電池ユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池ユニットに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
燃料電池ユニットは、燃料電池スタック等の発電に必要な各種部品を含む燃料電池モジュールと、燃料電池モジュールを収容する筐体と、を有する。例えば、特許文献1に記載の燃料電池ユニットは、ベース材の上面に配置されるカバーを有するとともに、カバーの内側に燃料電池スタック等の各種部品を収容する。カバーは、一対の第1パネル部材と、一対の第2パネル部材と、閉塞パネル部材と、複数のボルトと、を有する。そして、カバーとベース材とから、燃料電池モジュールを収容する筐体が形成されている。
【0003】
第1パネル部材及び第2パネル部材の各々は、ボルト等によりフレームに固定されている。一対の第1パネル部材は、一対の第2パネル部材によって挟まれている。各第1パネル部材は、略四角板状であるとともに、各第2パネル部材は、上端部を折り曲げて形成された延出板部を有するL状の板状である。各第1パネル部材の上端面と、各第2パネル部材の延出板部の上面とにより枠面が形成されている。閉塞パネル部材は、枠面に重ねられるとともに、複数のボルトによって一対の第2パネル部材に固定されている。
【0004】
そして、一対の第1パネル部材と、一対の第2パネル部材と、ベース材とにより各種部品が収容される収容空間が画定されるとともに、閉塞パネル部材により、収容空間が上方から閉塞されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-8159号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
燃料電池ユニットでは、筐体の内側に収容されている燃料電池モジュールの各種部品の点検等の作業が行われる。作業性の観点から、作業は、筐体の側方からアクセスして行われる場合がある。しかし、特許文献1の燃料電池ユニットにおいて、側方からアクセスして作業を行う際は、第1パネル部材又は第2パネル部材をベース材から取り外して行われる。しかし、第1パネル部材又は第2パネル部材をベース材から取り外す作業は、閉塞パネル部材を第2パネル部材から取り外す必要がある。このため、特許文献1の燃料電池ユニットにおいては、側方からアクセスして行う作業の作業性が低い。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記問題点を解決するための燃料電池ユニットは、燃料電池スタックを含む燃料電池モジュールを収容した筐体を有する燃料電池ユニットであって、前記筐体は、前記燃料電池スタックの下方に配置された底板と、前記底板の上面から立設された複数の柱部を含むフレームと、前記フレームにおける前記柱部の上方に配置された天板と、前記底板の前記上面に沿う第1方向において前記柱部の外側から当該柱部に固定された取着板と、前記底板の前記上面に沿い、かつ前記第1方向に直交する第2方向において前記柱部の外側から当該柱部に取り付けられるとともに、前記天板よりも前記第2方向の外側に配置された側板と、を有し、前記柱部には、当該柱部に螺着され、かつ前記第2方向に突出する軸部を有するとともに、前記軸部の先端に設けられ、前記柱部と共に前記側板を挟持する頭部を有する係合部材が設けられ、前記側板は、側板本体と、当該側板本体の外面から凹む位置に設けられた溝形成板と、前記溝形成板に形成された溝であり、前記軸部が挿脱可能、かつ前記軸部と係合する被係合面を含む前記溝と、前記側板本体の内面を含む仮想面と当該仮想面に対向した前記溝形成板との間に設けられ、前記頭部を収容するとともに、前記溝の延びる方向における前記被係合面の反対側において開口する頭部収容空間と、を有することを要旨とする。
【0008】
これによれば、筐体の内部での作業を、筐体の側板側からアクセスして行う場合、作業者は、柱部に螺着された係合部材の軸部を柱部から螺退させる。係合部材の頭部と柱部とによる側板の挟持が解除されると、溝の延びる方向へ側板を移動させることができる。このとき、頭部は、溝の延びる方向における被係合面の反対側において頭部収容空間から抜け出るため、頭部を側板に干渉させることなく、側板をフレームから取り外すことができる。また、側板は、天板よりも第2方向の外側に配置されているため、側板は、天板に干渉することなくフレームから取り外すことができる。よって、筐体の内部での作業は、天板をフレームから取り外すことなく、側板だけをフレームから取り外して行うことができるため、側方からアクセスして行う作業に係る作業性の向上を図ることができる。
【0009】
燃料電池ユニットについて、前記溝は、上下方向に延びるとともに、前記被係合面は前記溝の上端に設けられていてもよい。
これによれば、フレームに取り付けられた側板を取り外すとき、側板を上方へ移動させると、軸部と被係合面との係合が解除されるとともに、溝から軸部を抜き出すことができる。これにより、上方への側板の移動によって、側板をフレームから取り外すことができる。例えば、側板の取り外し作業を、側板を横へ移動させて行う場合と比べると、容易に行うことができる。
【0010】
燃料電池ユニットについて、前記フレームは、前記第1方向に隣り合う前記柱部に架設された架設部材を有するとともに、前記柱部と前記架設部材とを固定し、かつ前記柱部よりも前記第2方向に突出する固定部材を含み、前記側板は、前記固定部材を前記第2方向の外側から覆っていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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