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公開番号
2025151632
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024053158
出願日
2024-03-28
発明の名称
ローリングピストン型電動圧縮機
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
F04C
18/356 20060101AFI20251002BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】高い信頼性を有するローリングピストン型電動圧縮機を提供する。
【解決手段】ローリングピストン型電動圧縮機において、吐出経路から分岐し、オイルセパレータから分離された潤滑油をベーンまで供給可能な供給経路が形成されている。シリンダの外周面には、吐出圧領域3Aにおける吐出された冷媒の圧力がかかっている。シリンダの外周面には、第1方向に交差する方向に延在してベーンに通ずる孔128,157が設けられている。孔128,157には、ベーンをピストンに向かって付勢する弾性部材が配置されている。孔128,157は、封止部材200,201によって閉塞されていることにより、孔128,157の内部が吐出圧領域3Aから隔離されている。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
吸入経路および吐出経路が設けられたケースと、
前記ケースに収容される電動モータと、
前記ケースに収容され、前記電動モータと水平方向に並設されるとともに、前記吸入経路から吸入され前記電動モータを通過した冷媒を吸入し圧縮して前記吐出経路に吐出する圧縮機構と、
前記吐出経路上に設けられ、冷媒に混在した潤滑油を冷媒から分離するオイルセパレータとを備え、
前記圧縮機構は、
前記電動モータにより駆動されるとともに第1方向に延在する軸心を有する回転軸と、
前記回転軸の回転に伴って前記軸心に対して偏心した状態で回転可能なピストンと、
前記第1方向に交差する方向において前記ピストンに当接するベーンと、
前記ピストンおよび前記ベーンを収容し、前記ピストンおよび前記ベーンとの間において冷媒を圧縮する圧縮室が形成されるシリンダと、
前記第1方向において前記シリンダに当接し、前記圧縮室と接するプレート部材とを含み、
前記吐出経路から分岐し、前記オイルセパレータから分離された潤滑油を前記ベーンまで供給可能な供給経路が形成されており、
前記プレート部材は、前記ケースの内部における吸入された冷媒が存在する吸入圧領域と、前記ケースの内周面と前記圧縮機構の外周面との間における前記圧縮室から吐出された冷媒が存在する吐出圧領域とを区画しており、
前記シリンダの外周面には、前記吐出圧領域における吐出された冷媒の圧力がかかっており、
前記シリンダの外周面には、前記第1方向に交差する方向に延在して前記ベーンに通ずる孔が設けられ、
前記孔には、前記ベーンを前記ピストンに向かって付勢する弾性部材が配置され、
前記孔は、封止部材によって閉塞されていることにより、前記孔の内部が前記吐出圧領域から隔離されている、ローリングピストン型電動圧縮機。
続きを表示(約 63 文字)
【請求項2】
前記弾性部材は、前記封止部材に固定されている、請求項1に記載のローリングピストン型電動圧縮機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ローリングピストン型電動圧縮機に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
横型ロータリーコンプレッサを開示した先行技術文献として、特開2005-105985号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載された横型ロータリーコンプレッサは、弾性部材が設けられている。弾性部材は、シリンダ内を偏心回転するローラに向かってベーンを付勢する。シリンダには、弾性部材を配置するための空間がベーンまで連通するように設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-105985号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の横型ロータリーコンプレッサにおいては、シリンダのうち弾性部材を配置する空間に圧縮された冷媒の圧力がかかった場合、ベーン周辺の潤滑油がシリンダの外部に流出し、ベーンの潤滑性を低下させる可能性がある。このため、ローリングピストン型電動圧縮機の信頼性を低下させる可能性がある。
【0005】
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであって、高い信頼性を有するローリングピストン型電動圧縮機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に基づくローリングピストン型電動圧縮機は、ケースと、電動モータと、圧縮機構と、オイルセパレータとを備える。ケースは、吸入経路および吐出経路が設けられている。電動モータは、ケースに収容される。圧縮機構は、ケースに収容され、電動モータと水平方向に並設されるとともに、吸入経路から吸入され電動モータを通過した冷媒を吸入し圧縮して吐出経路に吐出する。オイルセパレータは、吐出経路上に設けられ、冷媒に混在した潤滑油を冷媒から分離する。圧縮機構は、回転軸と、ピストンと、ベーンと、シリンダと、プレート部材とを含む。回転軸は、電動モータにより駆動されるとともに第1方向に延在する軸心を有する。ピストンは、回転軸の回転に伴って軸心に対して偏心した状態で回転可能である。ベーンは、第1方向に交差する方向においてピストンに当接する。シリンダは、ピストンおよびベーンを収容し、ピストンおよびベーンとの間において冷媒を圧縮する圧縮室が形成される。プレート部材は、第1方向においてシリンダに当接し、圧縮室と接する。吐出経路から分岐し、オイルセパレータから分離された潤滑油をベーンまで供給可能な供給経路が形成されている。プレート部材は、吸入圧領域と、吐出圧領域とを区画している。吸入圧領域は、ケースの内部における吸入された冷媒が存在する。吐出圧領域は、ケースの内周面と圧縮機構の外周面との間における圧縮室から吐出された冷媒が存在する。シリンダの外周面には、吐出圧領域における吐出された冷媒の圧力がかかっている。シリンダの外周面には、第1方向に交差する方向に延在してベーンに通ずる孔が設けられている。孔には、ベーンをピストンに向かって付勢する弾性部材が配置されている。孔は、封止部材によって閉塞されていることにより、孔の内部が吐出圧領域から隔離されている。
【0007】
本開示の一形態においては、弾性部材は、封止部材に固定されている。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、高い信頼性を有するローリングピストン型電動圧縮機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施の形態1に係るローリングピストン型電動圧縮機の構成を示す上面図である。
図1のローリングピストン型電動圧縮機の構成をII線矢印方向から見た正面図である。
図1のローリングピストン型電動圧縮機の構成をIII-III線矢印方向から見た部分断面図である。
図3のローリングピストン型電動圧縮機の構成をIV-IV線矢印方向から見た断面図である。
本開示の実施の形態1に係るローリングピストン型電動圧縮機において冷媒が圧縮される経路を示す分解斜視図である。
図1のローリングピストン型電動圧縮機の構成をVI-VI線矢印方向から見た断面図である。
本開示の実施の形態1に係るローリングピストン型電動圧縮機における潤滑油供給経路を示す分解斜視図である。
図1のローリングピストン型電動圧縮機の構成をVIII-VIII線矢印方向から見た部分断面図である。
本開示の実施の形態1に係るローリングピストン型電動圧縮機が備える封止部材の構成を示す断面図である。
比較例に係るローリングピストン型電動圧縮機の構成を示す断面図である。
比較例に係るローリングピストン型電動圧縮機が備えるシリンダ周辺の構成を示す断面図である。
本開示の実施の形態2に係るローリングピストン型電動圧縮機の構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の実施の形態の説明においては、同一または相当する部分に同一の参照符号を付し、その説明を繰返さない場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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