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公開番号2025116341
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024010701
出願日2024-01-29
発明の名称電動ポンプ
出願人カヤバ株式会社
代理人個人
主分類F04B 17/04 20060101AFI20250801BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】駆動回路およびモータの発熱を低減できエネルギ損失を低減できる電動ポンプの提供である。
【解決手段】上記目的を達成するために、本発明の電動ポンプ1は、少なくとも1つ以上のポンプ21,22と、複数の系統の巻線33A,33Bを有してポンプ21,22を駆動するモータ3と、互いに異なる系統の巻線33A,33Bへ電力を供給する複数の駆動回路4,5とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
少なくとも１つ以上のポンプと、
複数の系統の巻線を有して前記ポンプを駆動するモータと、
互いに異なる系統の巻線へ電力を供給する複数の駆動回路とを備えた
ことを特徴とする電動ポンプ。
続きを表示（約 140 文字）【請求項２】
前記駆動回路は、前記モータを正常に駆動可能な状態では、各系統の巻線へ均等に電力を供給する
ことを特徴とする請求項１に記載の電動ポンプ。
【請求項３】
前記駆動回路は、前記系統毎に設けられる
ことを特徴とする請求項１に記載の電動ポンプ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、電動ポンプに関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
温室効果ガスの排出量の削減等を目的してアイドリングストップを行う車両では、エンジンの停止している際にもトランスミッション等へ油圧を供給するために、車両に電動ポンプが搭載される他、広範な機器に電動ポンプが使用されている。
【０００３】
このような電動ポンプは、たとえば、ポンプと、ポンプを駆動するモータと、モータの巻線へ電力を供給する駆動回路とを備えて構成されているが、モータを駆動する際に駆動回路およびモータが発熱するため、電流指令を制限して過出力を抑制して発熱を低減させる試みが見られる（たとえば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１４－０３４９３２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しなしながら、従来の電動ポンプでは、駆動回路の制御によって駆動回路およびモータの発熱を低減できるのであるが、高い出力が必要な場面では発熱を十分に低減できない場合がある。
【０００６】
そこで、本発明は、駆動回路およびモータの発熱量とエネルギ損失を低減できる電動ポンプの提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的を達成するために、本発明の電動ポンプは、少なくとも１つ以上のポンプと、複数の系統の巻線を有してポンプを駆動するモータと、互いに異なる系統の巻線へ電力を供給する複数の駆動回路とを備えている。
【０００８】
このように構成された電動ポンプでは、複数の系統の巻線を有するモータを互いに異なる系統の巻線に電力供給する複数の駆動回路によって駆動するため、同じ回転数或いは同じトルクでモータを駆動する場合、１つの駆動回路のみによってモータを駆動する従来の電動ポンプと比較すると、各駆動回路に流れる電流を小さくできる。
【０００９】
さらに、電動ポンプにおける駆動回路は、モータを正常に駆動可能な状態では、各系統の巻線へ均等に電力を供給してもよい。このように構成された電動ポンプによれば、各駆動回路に流れる最大電流が等しくなるため、駆動回路およびモータの発熱量が最も小さくなり、エネルギ損失を最も低減できる。
【００１０】
またさらに、電動ポンプにおける駆動回路はモータの巻線の系統数と同じだけ設けられてもよい。このように構成された電動ポンプによれば、各駆動回路に均等に電力を供給してもリップルを低減しつつモータを駆動できモータの駆動に最適となるとともに、発熱量とエネルギ損失とを効率よく低減できる。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

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