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公開番号2025154806
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024058000
出願日2024-03-29
発明の名称ギヤポンプ
出願人カヤバ株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類F04C 2/18 20060101AFI20251002BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】ギヤポンプを小型化する。
【解決手段】ギヤポンプ100は、互いに噛み合いながら回転する一対のギヤ(ドライブギヤ1、ドリブンギヤ2)と、一対のギヤが収容されるボディ10と、一対のギヤの回転軸3,4を回転自在に支持するカバー30と、軸部40aを有しボディ10とカバー30とを固定する複数のボルト40と、を備え、ボディ10は、一対のギヤがそれぞれ内周面21aに摺接して収容されるギヤ室21と、作動流体を吸い込みギヤ室21の低圧側に導く吸込ポート25と、ギヤ室21の高圧側から吐出される作動流体を導く吐出ポート27と、を有し、複数のボルト40のうちの一つは、軸部40aの延長線上に吸込ポート25及び吐出ポート27の少なくとも一方の少なくとも一部が位置するように締結される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
互いに噛み合いながら回転する一対のギヤと、
開口部が形成され前記一対のギヤが収容されるボディと、
前記ボディの前記開口部を覆い前記一対のギヤの回転軸を回転自在に支持するカバーと、
軸部を有し前記ボディと前記カバーとを固定する複数の締結部材と、を備え、
前記ボディは、
前記一対のギヤがそれぞれ内周面に摺接して収容されるギヤ室と、
作動流体を吸い込み前記ギヤ室の低圧側に導く吸込ポートと、
前記ギヤ室の高圧側から吐出される作動流体を導く吐出ポートと、を有し、
前記複数の締結部材のうち一つは、前記軸部の延長線上に前記吸込ポート及び前記吐出ポートの少なくとも一方の少なくとも一部が位置するように締結されることを特徴とするギヤポンプ。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
請求項1に記載のギヤポンプであって、
前記カバーは、前記一対のギヤの両方の軸心を通る仮想面によって二つの仮想領域に分けられ、
前記締結部材は、前記カバーにおける前記仮想面よりも前記吸込ポート側で、前記軸部の延長線上に一つ設けられ、前記カバーにおける前記仮想面よりも前記吐出ポート側に二つ設けられることを特徴とするギヤポンプ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ギヤポンプに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、一対のギヤが噛み合いながら回転して流体を吐出するギヤポンプが開示されている。ギヤポンプは、一対のギヤがそれぞれ組み込まれる一対のギヤ室を有するボディと、ボディを挟んで配置され、一対のギヤの回転軸を回転自在に支持する一対のハウジングと、を備える。ボディとハウジングは、位置決めピンによって位置決めされた状態で、締結部材としてのボルトによって締結される。ボルトは、一対のハウジングのうちギヤポンプの取付対象から離れたハウジング側から締結され、当該ハウジングには、流体を吸い込みギヤ室に導く低圧(吸込)ポートが形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
WO2010/013354 A1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のギヤポンプでは、吸込ポートが形成されるハウジングにボルトが締結される。そのため、吸込ポートを避けてボルトを設けなければならないため、ボルトが締結されるスペースを設けるためにハウジングが径方向に大きくなり、ギヤポンプが大型化するおそれがある。
【0005】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ギヤポンプを小型化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、互いに噛み合いながら回転する一対のギヤと、開口部が形成され一対のギヤが収容されるボディと、ボディの開口部を覆い一対のギヤの回転軸を回転自在に支持するカバーと、軸部を有しボディとカバーとを固定する複数の締結部材と、を備え、ボディは、一対のギヤがそれぞれ内周面に摺接して収容されるギヤ室と、作動流体を吸い込みギヤ室の低圧側に導く吸込ポートと、ギヤ室の高圧側から吐出される作動流体を導く吐出ポートと、を有し、複数の締結部材のうちの一つは、軸部の延長線上に吸込ポート及び吐出ポートの少なくとも一方の少なくとも一部が位置するように締結されることを特徴とする。
【0007】
この発明では、締結部材を軸部の延長線上に吸込ポート及び吐出ポートの少なくとも一方の少なくとも一部が位置するように締結することで、締結部材が吸込ポート及び吐出ポートと干渉しない。よって、吸込ポート及び吐出ポートの少なくとも一方を避けて締結部材を設ける必要がないため、ボディを薄肉化できる。
【0008】
また、本発明は、カバーは、一対のギヤの両方の軸心を通る仮想面によって二つの仮想領域に分けられ、締結部材は、カバーにおける仮想面よりも吸込ポート側で、軸部の延長線上に一つ設けられ、カバーにおける仮想面よりも吐出ポート側に二つ設けられることを特徴とする。
【0009】
この発明では、締結部材がカバーにおいて高圧が作用する領域に二つ、低圧が作用する領域に一つ設けられることにより、少数の締結部材でボディとカバーを固定でき、部品点数が削減できる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ギヤポンプを小型化できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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