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公開番号
2025151892
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024053517
出願日
2024-03-28
発明の名称
産業車両及び産業車両の冷却装置
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B66F
9/24 20060101AFI20251002BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】走行モータ及び荷役モータを容易に、かつ、適切に冷却させることができる産業車両及び産業車両の冷却装置を提供する。
【解決手段】
産業車両は、走行モータを有する走行装置と、荷物を積載可能であって、荷役モータを有する荷役装置と、走行装置及び荷役装置を冷却する冷却装置と、を備え、冷却装置は、送風装置と、送風装置からの送風が流通可能な空間が形成され、走行モータへの送風が流通可能な第1送風口と荷役モータへの送風が流通可能な第2送風口とが形成されている分岐部と、分岐部に設けられ、第1送風口の開度及び第2送風口の開度を調整可能な調整弁と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
走行モータを有する走行装置と、
荷物を積載可能であって、荷役モータを有する荷役装置と、
前記走行装置及び前記荷役装置を冷却する冷却装置と、
を備え、
前記冷却装置は、
送風装置と、
前記送風装置からの送風が流通可能な空間が形成され、前記走行モータへの送風が流通可能な第1送風口と前記荷役モータへの送風が流通可能な第2送風口とが形成されている分岐部と、
前記分岐部に設けられ、前記第1送風口の開度及び前記第2送風口の開度を調整可能な調整弁と、
を有する、産業車両。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記調整弁は、バタフライ弁である、請求項1に記載の産業車両。
【請求項3】
前記調整弁は、
回転軸を中心に回動可能な軸部と、
前記軸部に固定され、前記第1送風口の開度を調整する第1蓋部と、
前記軸部において、前記第1蓋部とは前記回転軸の延在方向において異なる部位に固定され、前記第2送風口の開度を調整する第2蓋部と、
を有し、
前記第1蓋部の延在方向と前記第2蓋部の延在方向とは、前記軸部の回転周方向における角度が互いに異なる、
請求項1又は2に記載の産業車両。
【請求項4】
前記冷却装置は、
前記走行モータの温度及び前記荷役モータの温度を取得する温度取得部と、
前記調整弁の開度を測定する開度測定部と、
前記温度取得部により取得された温度及び前記開度測定部により測定された前記調整弁の開度に基づいて、調整弁の開度を制御する開度制御部と、
を更に有する、請求項1又は2に記載の産業車両。
【請求項5】
前記分岐部は、
前記分岐部の内部において、前記第1送風口が前記送風装置側に形成されると共に、前記第1送風口からの送風が流通可能な第1空間が形成される第1流通部と、
前記分岐部の内部において、前記第2送風口が前記送風装置側に形成されると共に、前記第2送風口からの送風が流通可能な第2空間が形成されている第2流通部と、
を有する、請求項1又は2に記載の産業車両。
【請求項6】
走行モータを有する走行装置と、荷物を積載可能であって荷役モータを有する荷役装置とを備える産業車両に設けられ、前記走行装置及び前記荷役装置を冷却する前記産業車両の冷却装置であって、
送風装置と、
前記送風装置からの送風が流通可能な空間が形成され、前記走行モータへの送風が流通可能な第1送風口と前記荷役モータへの送風が流通可能な第2送風口とが形成されている分岐部と、
前記分岐部に設けられ、前記第1送風口の開度及び前記第2送風口の開度を調整可能な調整弁と、
を有する、産業車両の冷却装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、産業車両及び産業車両の冷却装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、バッテリフォークリフトについて開示されている。バッテリを動力源とするバッテリフォークリフトについて、バッテリの動力により駆動する走行用モータと、各種の機器を作動する作業機用モータとを備える。走行用モータ及び作業機用モータは、それぞれ冷却ファンを有する。走行用モータの冷却ファンにおける空気排出口と作業機用モータにおける空気吸入口とをダクトによって連結している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-187700号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
産業車両が様々な環境において駆動可能とするため、例えば、産業車両の走行モータ及び荷役モータ(作業機用モータ)のそれぞれの少なくとも一部を覆うように遮蔽部を設け、各モータのそれぞれの耐環境性を向上させることが考えられる。この場合、気密性が上昇するため、各モータにおいて発生した熱が、容易に放熱されない可能性がある。また、特許文献1のように走行モータ及び荷役モータのそれぞれに対して冷却ファン等の冷却装置が設けられる場合、各冷却装置の制御が煩雑となる可能性、及び、産業車両全体の重量の増大が生じる可能性がある。走行モータ及び荷役モータに共通する1つの冷却装置が設けられる場合であっても、産業車両の駆動状況によっては、各モータの発熱状況が異なる場合があり、各モータを適切に冷却できない可能性がある。したがって、走行モータ及び荷役モータを容易に、かつ、適切に冷却させることが可能な産業車両及び産業車両の冷却装置が求められていた。
【0005】
従って、本発明は、走行モータ及び荷役モータを容易に、かつ、適切に冷却させることができる産業車両及び産業車両の冷却装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面に係る産業車両は、走行モータを有する走行装置と、荷物を積載可能であって、荷役モータを有する荷役装置と、走行装置及び荷役装置を冷却する冷却装置と、を備え、冷却装置は、送風装置と、送風装置からの送風が流通可能な空間が形成され、走行モータへの送風が流通可能な第1送風口と荷役モータへの送風が流通可能な第2送風口とが形成されている分岐部と、分岐部に設けられ、第1送風口の開度及び第2送風口の開度を調整可能な調整弁と、を有する。
【0007】
この産業車両では、調整弁により、第1送風口の開度と第2送風口の開度とが調整される。これにより、送風装置から走行モータへの送風量が第1送風口の開度に基づいて調整され、送風装置から荷役モータへの送風量が第2送風口の開度に基づいて調整される。このため、簡易な構成で、走行モータ及び荷役モータを容易に冷却させることができる。また、走行モータへの送風量及び荷役モータへの送風量を調整することができるため、走行モータ及び荷役モータを適切に冷却させることができる。
【0008】
一実施形態に係る産業車両においては、調整弁は、バタフライ弁であってもよい。この場合、簡易な構成で、走行モータ及び荷役モータを容易に冷却させることができる。
【0009】
一実施形態に係る産業車両においては、調整弁は、回転軸を中心に回動可能な軸部と、軸部に固定され、第1送風口の開度を調整する第1蓋部と、軸部において、第1蓋部とは回転軸の延在方向において異なる部位に固定され、第2送風口の開度を調整する第2蓋部と、を有し、第1蓋部の延在方向と第2蓋部の延在方向とは、軸部の回転周方向における角度が互いに異なっていてもよい。この場合、軸部を回転させることで、第1蓋部及び第2蓋部が共に回転するため、軸部の回転のみで第1送風口の開度と第2送風口の開度とが共に調整される。このため、上述の構成を有する産業車両は、第1送風口の開度と第2送風口の開度とをそれぞれ独立して調整する場合に比べて、簡易な構成で、走行モータ及び荷役モータを容易に冷却させることができる。
【0010】
一実施形態に係る産業車両においては、冷却装置は、走行モータの温度及び荷役モータの温度を取得する温度取得部と、調整弁の開度を測定する開度測定部と、温度取得部により取得された温度及び開度測定部により測定された調整弁の開度に基づいて、調整弁の開度を制御する開度制御部と、を更に有してもよい。この場合、開度制御部により調整弁の開度が制御されるため、走行モータの温度及び荷役モータの温度に基づいて、走行モータへの送風量及び荷役モータへの送風量が調整される。このため、上述の構成を有する産業車両は、走行モータ及び荷役モータを温度(発熱)に応じて適切に冷却させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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