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公開番号
2025111047
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2024005195
出願日
2024-01-17
発明の名称
車椅子用昇降機
出願人
株式会社いうら
代理人
主分類
B66F
7/02 20060101AFI20250723BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】設置が簡便、且つ、設置作業者の身体的負担が少ない車椅子用昇降機を提供すること。
【解決手段】低位置に設置されるベースと、ベースに立設され、且つ、車椅子が搭乗可能なテーブルを昇降させるための昇降機構を備えた駆動部で構成され、テーブルへの進入方向と退出方向が異なり、テーブル上で方向転換して使用する車椅子用昇降機において、駆動部はベースの左右に独立して立設される第一駆動部及び第二駆動部とからなり、第一駆動部の上部に配設された第一出力軸と第二駆動部の上部に配設された第二出力軸を連結し、第一駆動部及び第二駆動部のいずれか一方に具備される駆動力を駆動することで、他方の昇降機構が連動する門型形状に構成し、第一駆動部と第二駆動部の間に少なくとも車椅子のステップ部及び使用者の足先が侵入可能となる空間を形成可能な駆動部を備えた車椅子用昇降機。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
低位置に設置されるベースと、前記ベースに立設され、且つ、車椅子が搭乗可能なテーブルを昇降させるための昇降機構を備えた駆動部で構成され、前記テーブルへの進入方向と退出方向が異なり、テーブル上で方向転換して使用する車椅子用昇降機において、前記駆動部は前記ベースの左右に独立して立設される第一駆動部及び第二駆動部とからなり、前記第一駆動部の上部に配設された第一出力軸と前記第二駆動部の上部に配設された第二出力軸を連結し、前記第一駆動部及び前記第二駆動部のいずれか一方に具備される駆動力を駆動することで、他方の昇降機構が連動する門型形状に構成し、前記第一駆動部と前記第二駆動部の間に少なくとも車椅子のステップ部及び使用者の足先が侵入可能となる空間を形成可能な前記駆動部を備えたことを特徴とする車椅子用昇降機。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
水平方向に直線状に延伸する支持パイプと、該支持パイプに一定間隔離間して固着される一対の外支持プレート及び内支持プレートで構成されるレバー支持と、該レバー支持に上下回動自在に軸着されるレバー本体と、該レバーと前記テーブルへ進入及び退出するためのブリッジの間に介設されるロッドで構成され、該ブリッジの起立状態及び橋渡し状態を操作するためのレバーが、前記第一駆動部と前記第二駆動部の高さが略同一時にのみ、該第一駆動部と該第二駆動部それぞれに形成された切欠部に該支持パイプが嵌め込まれつつ、該外支持プレート及び該内支持プレートにより該第一駆動部及び該第二駆動部に止着可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の車椅子用昇降機。
【請求項3】
前記第一駆動部及び前記第二駆動部のいずれか一方の上部に前記駆動力を配設したことを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の車椅子用昇降機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に車椅子利用者が段差を乗り越えるために使用する車椅子用昇降機に関するものである。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、車椅子利用者のための車椅子用昇降機が普及している。
車椅子用昇降機のメリットとして広く周知されていることとして、車椅子用昇降機の設置の占有面積が小さいことである。つまり、庭先が狭くても設置できる点である。
また、本出願人が特開2008-081231(特許第5152951号)で提案しているように、直進乗り込み式あるいはL字乗り込み式に車椅子用昇降機を組み替えて設置できる車椅子用昇降機もある。
【0003】
一方、車椅子用昇降機のデメリットとして、次のことが挙げられる。
前述した特開2008-081231の車椅子用昇降機では、ベース、Xフレーム、テーブル、駆動部、スロープ、ブリッジと、それぞれユニットで構成することで、直進乗り込みとL字乗り込みを組み替えることができるため、利用者にとっては至便な昇降機である。
しかしながら、駆動部はチェーン、モーター、内マスト、外マストと内部に基幹部品を多く配置しており、他の部材に比べて重量が重くなり、搬入、設置作業が煩雑になってしまう。
また、厚生労働省が示している「職場における腰痛予防対策指針(非特許文献1)」における指標として、重量物の運搬について男性は体重の40%以下かつ25kg未満、女性は体重の24%以下かつ20kg未満が推奨されていることからも、設置作業が簡便、且つ、作業者の腰痛を含む身体的負担が少ない車椅子用昇降機の開発が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-081231号
厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/youtsuushishin.html)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、設置が簡便、且つ、設置作業者の身体的負担が少ない車椅子用昇降機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本実施例の車椅子用昇降機は、低位置に設置されるベースと、前記ベースに立設され、且つ、車椅子が搭乗可能なテーブルを昇降させるための昇降機構を備えた駆動部で構成され、前記テーブルへの進入方向と退出方向が異なり、テーブル上で方向転換して使用する車椅子用昇降機において、前記駆動部は前記ベースの左右に独立して立設される第一駆動部及び第二駆動部とからなり、前記第一駆動部の上部に配設された第一出力軸と前記第二駆動部の上部に配設された第二出力軸を連結し、前記第一駆動部及び前記第二駆動部のいずれか一方に具備される駆動力を駆動することで、他方の昇降機構が連動する門型形状に構成し、前記第一駆動部と前記第二駆動部の間に少なくとも車椅子のステップ部及び使用者の足先が侵入可能となる空間を形成可能な前記駆動部を備えたことを特徴としている。
そして、水平方向に直線状に延伸する支持パイプと、該支持パイプに一定間隔離間して固着される一対の外支持プレート及び内支持プレートで構成されるレバー支持と、該レバー支持に上下回動自在に軸着されるレバー本体と、該レバーと前記テーブルへ進入及び退出するためのブリッジの間に介設されるロッドで構成され、該ブリッジの起立状態及び橋渡し状態を操作するためのレバーが、前記第一駆動部と前記第二駆動部の高さが略同一時にのみ、該第一駆動部と該第二駆動部それぞれに形成された切欠部に該支持パイプが嵌め込まれつつ、該外支持プレート及び該内支持プレートにより該第一駆動部及び該第二駆動部に止着可能に構成したことを特徴としている。
また、前記第一駆動部及び前記第二駆動部のいずれか一方の上部に前記駆動力を配設したことを特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
本発明の車椅子用昇降機は、テーブルを昇降させるための駆動力を具備し、門型形状に構成した駆動部を二分割構成とし、第一駆動部と第二駆動部をそれぞれ独立して組み立てできるため、それぞれの部位を軽量にすることができ設置作業者の身体的負担を軽減できる。また、従来の一体型の駆動部に比べてメンテナンスや部品交換時に異常の無い部品まで送付したり、交換したりする必要が無いため経済的負担を軽減できる。
そして、屋外と屋内の橋渡しとなるブリッジを起立状態と橋渡し状態に姿勢変更するためのレバーが、第一駆動部の第一出力軸と第二駆動部の第二出力軸が略同一軸心の時にのみ第一駆動部と第二駆動部と組み付け可能であるため、位相のズレによるテーブルの傾きを生じさせることがなく、正しい状態で組み立て及び設置ができる。
また、第一駆動部と第二駆動部のいずれか一方の上部に駆動力を配設し、門型形状の駆動部としたことで解放された空間を活用でき、車椅子のテーブル上での旋回性を保持しつつテーブル面積を小さくでき、従来の車椅子用昇降機と比べてよりコンパクトに構成できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
車椅子用昇降機1のスロープ5開放時の全体斜視図
車椅子用昇降機1のブリッジ6開放時の全体側面図
駆動部3(第一駆動部31及び第二駆動部32)の組立説明図
第一駆動部31が最低位時の説明図
第一駆動部31が任意の昇降位置にある時の説明図
第二駆動部32の説明図
第一駆動部31と第二駆動部32の連結時の組立説明図
カバー部33及びレバー7の正面側から見た組立説明図
カバー部33及びレバー7の背面側から見た組立説明図
テーブル4及びスロープ5、ブリッジ6の組立説明図
ガード8及びガイドポール54の組立説明図
車椅子用昇降機1に搭乗した車椅子がテーブル4上で旋回する状態を示す平面図
別の実施例である第一駆動部31’及び第二駆動部32’の連結時の組立説明図
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0009】
本発明の車椅子用昇降機1について図面を基に説明する。
本発明にかかる車椅子用昇降機1は、主にベース2と、駆動部3と、テーブル4と、スロープ5と、ブリッジ6、レバー7、ガード8で構成される。
なお、図1で示すように、利用者が車椅子Wで車椅子用昇降機1に屋外から搭乗する向きを前方とし、右手側を右側面(右方)、左手側を左側面(左方)に設定し、図1以外の残りの図面も図中に図示する。なお、ボルトナットなどの締結部材の図示及び説明を一部省略している。
【0010】
まず、ベース2について説明する。
このベース2は、図3で示すように平面視において複数の部材を組み合わせて略矩形状に形成したベース本体2aの下方四隅に、上下伸縮調整可能な調整ボルト2b,2b,2b,2bを螺着して構成している。該調整ボルト2b,2b,2b,2bの伸縮量を地面の凹凸に合わせて調整することで安定して設置できる。
なお、該ベース本体2aは本実施例において略矩形状で形成したが、例えば円形などでも良く後述する各構成部材を支持可能であれば本実施例に限定しない。
(【0011】以降は省略されています)
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