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公開番号
2025103290
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023220590
出願日
2023-12-27
発明の名称
荷役助力装置
出願人
ユニパルス株式会社
代理人
主分類
B66D
3/18 20060101AFI20250702BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】荷重センサを、荷役物を吊っている吊索の途中に直列に設けても操作性が良好な荷役助力装置の提供を課題としている。
【解決手段】係止部70は荷役物を係止し、昇降作動部9は吊索5を巻回して、モータによる駆動によって係止部70の昇降を行い、重量検出部65は係止部70と吊索5との間に設けられて係止部70に加わる鉛直方向の荷重を検出して重量信号を送信し、送電部と受電部とは変圧器を構成して送電部から受電部に電力を所定の昇降位置でワイヤレスにて送電し、受電部は、2次電池63に充電のための電力を供給し、2次電池63が重量検出部65へ電力を供給し、第1の制御部51は、重量検出部65から無線で送信される重量信号を受信して記憶し、係止部70に係止された荷役物7をバランスさせる助力を昇降作動部9へ発生させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
係止部と、吊索と、昇降作動部と、重量検出部と、第1の制御部と、送電部と、受電部とを有して、荷役物の昇降の助力を行う荷役助力装置であって、
前記係止部は前記荷役物を係止し、
前記昇降作動部は、前記吊索を巻回して、モータによる駆動によって前記係止部の昇降を行い、
前記重量検出部は、前記係止部と前記吊索との間に設けられて、前記係止部に加わる鉛直方向の荷重を検出して重量信号を送信し、
前記送電部と前記受電部とは変圧器を構成して、前記送電部から前記受電部に電力を、所定の昇降位置でワイヤレスにて送電し、
前記受電部は、2次電池に充電のための電力を供給し、前記2次電池が前記重量検出部へ電力を供給し、
前記第1の制御部は、前記重量検出部から無線で送信される前記重量信号を受信して記憶し、前記係止部に係止された前記荷役物をバランスさせる助力を前記昇降作動部へ発生させる荷役助力装置。
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【請求項2】
前記重量検出部から出力される前記重量信号が光変調により無線で送信される請求項1に記載の荷役助力装置。
【請求項3】
前記2次電池の残量が予め定めた値より小さくなった時、前記第1の制御部は前記昇降作動部を駆動して、前記受電部を前記所定の昇降位置へ移動させる請求項1に記載の荷役助力装置。
【請求項4】
前記受電部、前記2次電池の少なくとも1つの状態情報を送信する第2の制御部が、前記重量検出部と併設されている請求項1又は2に記載の荷役助力装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、製造分野の製造組立てや搬送などに用いる荷役助力装置であって、例えば荷役物を昇降させる際にモータによるアシストで重量バランスさせ、僅かな操作力で上下移動させる荷役助力装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から工業製品の組立てを行う工場では、大きな重量を有する工具、作業用機器、製品、半完成品などの荷役物を吊下げて昇降移動させる荷役装置を使用している。その荷役装置の中でも、大きな重量の荷役物に対してバランス状態を作り出し、作業者が軽い操作力で任意の高さに上下移動できるように助力を発生させる荷役助力装置が使用されている。このように助力を発生させる荷役助力装置は、モータによって助力(アシスト)を行ってバランス状態を作り出す。そしてこのバランス状態において作業者が荷役物に小さな外力を加えることでスムーズに移動させるため、単に上下動作を電動モータで行うものとは異なる。すなわち荷役物の荷重及びこれに加わる操作力を例えば荷重検出器で検出して演算し、回転角検出器と繋がったACサーボモータ等にて細かいバランス制御を行うように構成されている。
【0003】
このような荷役助力装置を用いて、揚程を高くしたい、狭い場所で荷役物を昇降させたいという要望がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平6-083689号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこでリンクチェーンなど吊索の経路を曲げる滑車などの案内部(案内ローラやホイール)を途中に配置すると、案内ローラとリンクチェーンとの摩擦の影響で荷役助力装置の昇降駆動部に設けた荷重センサでは精確な助力(アシスト)が困難な場合がある。そこで特許文献1に開示されているように、荷重センサを、荷役物を吊っている吊索の途中に直列に設けると、荷役物と一緒に昇降する荷重センサからの荷重信号を荷役助力装置の制御部に送信する必要が生じて、これを有線で行うとスパラルコードが必要で作業者にとっては邪魔な存在である。そして荷重センサへの電源の供給も必要であって、これを電池で行うと電池切れの場合に電池交換が必要となり、改善の余地があった。
【0006】
このような問題に鑑みて、本発明は荷重センサを、荷役物を吊っている吊索の途中に直列に設けても操作性が良好な荷役助力装置の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の荷役助力装置は、上記の目的を達成するために、
係止部と、吊索と、昇降作動部と、重量検出部と、第1の制御部と、送電部と、受電部とを有して、荷役物の昇降の助力を行う荷役助力装置であって、
係止部は荷役物を係止し、
昇降作動部は、吊索を巻回して、モータによる駆動によって係止部の昇降を行い、
重量検出部は、係止部と吊索との間に設けられて、係止部に加わる鉛直方向の荷重を検出して重量信号を送信し、
送電部と受電部とは変圧器を構成して、送電部から受電部に電力を、所定の昇降位置でワイヤレスにて送電し、
受電部は、2次電池に充電のための電力を供給し、2次電池が重量検出部へ電力を供給し、
第1の制御部は、重量検出部から無線で送信される重量信号を受信して記憶し、係止部に係止された荷役物をバランスさせる助力を昇降作動部へ発生させるように構成されている。
【0008】
また、重量検出部から出力される重量信号が光変調により無線で送信される。
【0009】
また、2次電池の残量が予め定めた値より小さくなった時、第1の制御部は昇降作動部を駆動して、受電部を所定の昇降位置へ移動させる。
【0010】
また、受電部、2次電池の少なくとも1つの状態情報を送信する第2の制御部が、重量検出部と併設されて構成されている。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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