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公開番号
2025068345
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-28
出願番号
2023178178
出願日
2023-10-16
発明の名称
荷役助力装置
出願人
ユニパルス株式会社
代理人
主分類
B66D
3/18 20060101AFI20250421BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】本発明は吊索の経路を曲げる案内ローラを途中に配置した荷役助力装置の提供を課題としている。
【解決手段】係止部材6と、吊索5と、案内部21と、昇降作動部9と、重量検出部18と、制御部51とを有して、荷役物7の昇降の助力を行う荷役助力装置1であって、係止部材6は吊索5に接続され荷役物7を係止し、案内部21は、係止部材6から鉛直上方向に伸びた吊索5の軌道を鉛直方向に交差する方向に変える案内ローラ13を含み、昇降作動部9は、吊索5を巻回して、モータによる駆動によって係止部材6の昇降を行い、重量検出部18は、案内部21の重量及び案内部に加わる鉛直方向の荷重を検出して重量信号を送信し、制御部51は、重量検出部18から送信される重量信号を受信して記憶し、係止部材6に係止された荷役物7をバランスさせる助力を昇降作動部9へ発生させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
係止部材と、吊索と、案内部と、昇降作動部と、重量検出部と、制御部とを有して、荷役物の昇降の助力を行う荷役助力装置であって、
前記係止部材は前記吊索に接続され前記荷役物を係止し、
前記案内部は、前記係止部材から鉛直上方向に伸びた前記吊索の軌道を鉛直方向に交差する方向に変える案内ローラを含み、
前記昇降作動部は、前記吊索を巻回して、モータによる駆動によって前記係止部材の昇降を行い、
前記重量検出部は、前記案内部の重量及び前記案内部に加わる鉛直方向の荷重を検出して重量信号を送信し、
前記制御部は、前記重量検出部から送信される前記重量信号を受信して記憶し、前記係止部材に係止された前記荷役物をバランスさせる助力を前記昇降作動部へ発生させる荷役助力装置。
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【請求項2】
前記重量検出部は、ロバーバル構造のシングルポイントロードセルである請求項1に記載の荷役助力装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、製造分野の製造組立てや搬送などに用いる荷役助力装置であって、例えば荷役物を昇降させる際にモータによるアシストで重量バランスさせ、僅かな操作力で上下移動させる荷役助力装置に関するものである。
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【背景技術】
【0002】
従来から工業製品の組立てを行う工場では、大きな重量を有する工具、作業用機器、製品、半完成品などの荷役物を吊下げて昇降移動させる荷役装置を使用している。その荷役装置の中でも、大きな重量の荷役物に対してバランス状態を作り出し、作業者が軽い操作力で任意の高さに上下移動できるように助力を発生させる荷役助力装置が使用されている。このように助力を発生させる荷役助力装置は、モータによって助力(アシスト)を行ってバランス状態を作り出す。そしてこのバランス状態において作業者が荷役物に小さな外力を加えることでスムーズに移動させるため、単に上下動作を電動モータで行うものとは異なる。すなわち荷役物の荷重及びこれに加わる操作力を例えば荷重検出器で検出して演算し、回転角検出器と繋がったACサーボモータ等にて細かいバランス制御を行うように構成されている。
【0003】
このような荷役助力装置を用いて、揚程を高くしたい、狭い場所で荷役物を昇降させたいという要望がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平6-083689号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこでリンクチェーンなど吊索の経路を曲げる滑車などの案内部(案内ローラやホイール)を途中に配置すると、案内ローラとリンクチェーンとの摩擦の影響で荷役助力装置の昇降駆動部に設けた荷重センサでは精確な助力(アシスト)が困難な場合がある。そこで特許文献1に開示されているように、荷重センサを、荷役物を吊っている吊索の途中に直列に設けると、荷役物と一緒に昇降する荷重センサからの荷重信号を荷役助力装置の制御部に有線若しくは無線で送信する必要が生じて、構成が複雑なものとなる。当然荷重センサへの電源の供給も必要となって、これを電池で行うと電池切れの場合に作業ができなくなるため、改善の余地があった。
【0006】
このような問題に鑑みて、本発明は吊索の経路を曲げる案内部を途中に配置した荷役助力装置の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の荷役助力装置は、上記の目的を達成するために、
係止部材と、吊索と、案内部と、昇降作動部と、重量検出部と、制御部とを有して、荷役物の昇降の助力を行う荷役助力装置であって、
係止部材は吊索に接続され荷役物を係止し、
案内部は、係止部材から鉛直上方向に伸びた吊索の軌道を鉛直方向に交差する方向に変える案内ローラを含み、
昇降作動部は、吊索を巻回して、モータによる駆動によって係止部材の昇降を行い、
重量検出部は、案内部の重量及び案内部に加わる鉛直方向の荷重を検出して重量信号を送信し、
制御部は、重量検出部から送信される重量信号を受信して記憶し、係止部材に係止された荷役物をバランスさせる助力を昇降作動部へ発生させるように構成されている。
【0008】
また、重量検出部は、ロバーバル構造のシングルポイントロードセルで構成されている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の荷役助力装置によれば、吊索の経路を曲げる案内部を途中に配置しても構成が複雑とならず、良好な荷役作業を可能とする荷役助力装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る荷役助力装置と荷役物の模式図である。
本発明の実施形態に係る荷役助力装置の制御ブロック図である。
本発明の実施形態に係る荷役助力装置と荷役物の模式図である。
本発明の実施形態に係る荷役助力装置と荷役物の模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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