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公開番号
2024121513
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-06
出願番号
2023028658
出願日
2023-02-27
発明の名称
懸吊装置
出願人
個人
代理人
個人
主分類
B66F
7/02 20060101AFI20240830BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】作業者にかかる負担を軽減できる容器の懸吊装置を得る事。
【解決手段】 上下方向に長さを有している支持部材2と、
前記支持部材2により回転可能に支持された保持部材3と、
前記保持部材3に保持された接続部41、前記接続部から下方向に伸びた本体部42及び前記本体部42から接続部軸方向に対して略垂直方向に伸びた吊下部43を含んだ、上下動可能である吊下部材4と、
を含む懸吊装置1。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
上下方向に長さを有している支持部材と、
前記支持部材により回転可能に支持された保持部材と、並びに
前記保持部材に保持された接続部、前記接続部から下方向に伸びた本体部及び前記本体部から接続部軸方向に対して略垂直方向に伸びた吊下部を含んだ、上下動可能である吊下部材と、
を含む懸吊装置。
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【請求項2】
前記保持部材と前記支持部材との間にベアリングが備えられている、請求項1に記載の懸吊装置。
【請求項3】
前記保持部材が、前記支持部材により回転可能に支持された支持部及び前記支持部からその軸方向に対して角度を有する保持部を含む、請求項1に記載の懸吊装置。
【請求項4】
前記接続部が前記保持部に固定されており、前記支持部材が伸縮することにより前記吊下部材の上下動の制御がされる、請求項3に記載の懸吊装置。
【請求項5】
さらに、シリンダーチューブ、前記シリンダチューブ内に収容されたピストン及び前記ピストンに接続されたシリンダーロッド又は前記ピストンの動きに連動するスライダを含んだ、支持部材又は支持部に固定されたシリンダーと、
前記支持部材又は保持部材において、前記シリンダーロッドが伸びきった点又は前記スライダが移動する終点から見てシリンダーチューブ側に設けられた線状部材固定部と、並びに
前記線状部材固定部にその一端が固定され、前記シリンダーのシリンダーロッド又はスライダの先端及び前記保持部の先端を介して吊下部材の接続部に接続された線状部材と、
を含み、前記シリンダーロッドの伸縮又はスライダの移動に応じて前記吊下部材が上下動する、請求項3に記載の懸吊装置。
【請求項6】
さらに、シリンダーチューブ、前記シリンダチューブ内に収容されたピストン及び前記ピストンに接続されたシリンダーロッド又はスライダを含んだ、支持部に固定されたシリンダーと、
前記シリンダーロッド又はスライダにその一端が固定され、前記保持部の先端を介して吊下部材の接続部に接続された線状部材と、
を含み、前記シリンダーロッドの伸縮又はスライダの移動に応じて前記吊下部材が上下動する、請求項3に記載の懸吊装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、懸吊装置の発明に関する。
続きを表示(約 3,500 文字)
【背景技術】
【0002】
容器、例えば袋体に収容された粉状又は粒子状の原料を搬送するための機構が存在する。例えば、樹脂を射出成形する際には、ペレット状のプラスチック粒子を溶融させて型に射出してプラスチック成形品を製造するが、一般的にこのような溶融されるプラスチック粒子はフレキシブルコンテナバッグに代表される容器に収容されており、前記容器から搬送手段を用いて射出成形する機器に向けて搬送される。
【0003】
特許文献1は、前記のような容器から粉粒状の原料を搬送するための機構を開示している。特許文献1は、粉粒体が入った容器を吊下げるための吊下部材と、前記容器内に差し込まれる吸引パイプと、前記吸引パイプを上下方向に立たされた姿勢に維持するための姿勢維持機構と、を有する粉粒体の吸引搬送装置を開示している。具体的には、特許文献1に開示される吸引搬送装置における前記姿勢維持機構は、複数のフレームにより組まれた立体的構造物により前記吊下部材を支持している。前記吊下部材には袋体の持ち手を吊り下げるための吊下帯が2つ設けられている。前記2つの吊下帯に、袋体の左右の持ち手が吊り下げられる。袋体中の原料が吸い出されてその量が少なくなると吊下部材が上昇し、袋体を上に持ち上げて吸引パイプの吸引口が袋体の底に近づき、残り少なくなった原料を吸い出しやすくするようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-86905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般的に前記のような原料を収容する袋体は大きい上に、収容されている原料の質量も相まって全体としてかなり重い質量を有している。一方で、特許文献1に記載する技術では、前記の通り左右の吊下帯に袋体の持ち手を吊り下げなければならないところ、非常に重い袋体の持ち手と吊下帯の位置を合わる必要があり、作業者にかかる負担がかなり大きいものになっている。また、原料を搬送する際には、その底側に開閉可能な排出口を有する袋体、例えばフレキシブルコンテナバッグの前記排出口を開放して下側から搬出機構に原料を供給する場合もある。しかしながら、前記特許文献1の技術では、前記のような複雑な立体的構造からなるフレームにより支えられているため、袋体の下側から外部装置である搬出機構に原料を供給することが困難であった。したがって、容器を吊り下げる際に作業者にかかる負担をより減らし、搬出方法に制約の少ない技術が望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者が鋭意検討を重ねた結果、特定の構造を有する懸吊装置により前記課題が解決できることを見いだし、本発明に至った。
すなわち本発明は、
[1]上下方向に長さを有している支持部材と、
前記支持部材により回転可能に支持された保持部材と、並びに
前記保持部材に保持された接続部、前記接続部から下方向に伸びた本体部及び前記本体部から接続部軸方向に対して略垂直方向に伸びた吊下部を含んだ、上下動可能である吊下部材と、
を含む懸吊装置、
[2]前記保持部材と前記支持部材との間にベアリングが備えられている、[1]に記載の懸吊装置、
[3]前記保持部材が、前記支持部材により回転可能に支持された支持部及び前記支持部からその軸方向に対して角度を有する保持部を含む、[1]に記載の懸吊装置、
[4]前記接続部が前記保持部に固定されており、前記支持部材が伸縮することにより前記吊下部材の上下動の制御がされる、[3]に記載の懸吊装置、
[5]さらに、シリンダーチューブ、前記シリンダチューブ内に収容されたピストン及び前記ピストンに接続されたシリンダーロッド又は前記ピストンの動きに連動するスライダを含んだ、支持部材又は支持部に固定されたシリンダーと、
前記支持部材又は保持部材において、前記シリンダーロッドが伸びきった点又は前記スライダが移動する終点から見てシリンダーチューブ側に設けられた線状部材固定部と、並びに
前記線状部材固定部にその一端が固定され、前記シリンダーのシリンダーロッド又はスライダの先端及び前記保持部の先端を介して吊下部材の接続部に接続された線状部材と、
を含み、前記シリンダーロッドの伸縮又はスライダの移動に応じて前記吊下部材が上下動する、[3]に記載の懸吊装置、並びに
[6]さらに、シリンダーチューブ、前記シリンダチューブ内に収容されたピストン及び前記ピストンに接続されたシリンダーロッド又はスライダを含んだ、支持部に固定されたシリンダーと、
前記シリンダーロッド又はスライダにその一端が固定され、前記保持部の先端を介して吊下部材の接続部に接続された線状部材と、
を含み、前記シリンダーロッドの伸縮又はスライダの移動に応じて前記吊下部材が上下動する、[3]に記載の懸吊装置、
に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の懸吊装置により、作業者が原料を収容した容器、例えば袋体を吊り下げる際に袋体の位置決めをする労力を最小限とし、作業者の負担を極力少なくできる。また、本発明の懸吊装置は、容器の口に吸引パイプを挿入して吸引パイプにより容器内の原料を吸引する方法だけで無く、袋体の下側から外部装置である搬出機構に原料を供給する方法に対しても適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の懸吊装置の一形態の正面図である。
(A)支持部材の正面図、(B)(A)の支持部材の平面図、(C)シリンダーを備えた支持部材の正面図、(D)(C)の支持部材のシリンダーロッドを伸ばした状態の正面図、(E)別の形態の支持部材の正面図、(F)(E)の支持部材の平面図、(G)さらに別の形態の支持部材の正面図及び(H)(G)の支持部材の平面図である。
(A)保持部材の正面図、(B)(A)の保持部材の平面図、(C)(A)の保持部材の左側面図、(D)別の形態の保持部材の正面図及び(E)(D)の保持部材の平面図、(F)支持部材による保持部材の支持の一形態を表す正面図及び(G)(F)の平面図である。
(A)吊下部材の正面図、(B)(A)の吊下部材の平面図、(C)別の形態の吊下部材の正面図、(D)さらに別の形態の吊下部材の正面図及び(E)さらに別の形態の吊下部材の正面図である。
(A)ロッド有りシリンダーの正面図、(B)(A)のシリンダーの底面図、(C)滑車を備えたロッド有りシリンダーの正面図、(D)(C)のシリンダーの底面図、(E)ロッドレスシリンダーの一形態を示す正面図及び(F)ロッドレスシリンダーのスライダに滑車を備えた一形態を示す正面図である。
(A)本発明の懸吊装置の一形態の正面図及び(B)(A)の支持部材を伸長させた状態を示す正面図である。
(A)図6の懸吊装置に容器の取っ手を引っかけた状態を説明する正面図、(B)(A)の平面図、(C)(A)の支持部材を伸張させた状態を説明する正面図及び(D)(C)の平面図である。
さらに別形態の懸吊装置の一形態の正面図である。
さらに別形態の懸吊装置の一形態の正面図である。
図9の懸吊装置の側面図である。
さらに別形態の懸吊装置の一形態の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態及び態様に限定されず、本発明の技術的範囲内で種々の変更が可能であることは言うまでもない。また、文中における「上下」、「前後」及び「左右」は、各図面に記載の方向を意味する。
【0010】
本発明の懸吊装置の具体的な例が図1に示されている。本発明の懸吊装置1は、上下方向に長さを有している支持部材2と、前記支持部材2により回転可能に支持された保持部材3並びに前記保持部材3に保持された接続部41、前記接続部から下方向に伸びた本体部42及び前記本体部42から接続部41の軸方向に対して略垂直方向に伸びた吊下部43を含んだ、上下動可能である吊下部材4と、を含んでいる。以下に、構成毎に詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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