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公開番号
2025026764
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-25
出願番号
2023131689
出願日
2023-08-11
発明の名称
フォークリフト
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
主分類
B66F
9/24 20060101AFI20250217BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】さやフォークおよび機器収容体のフォークへの装着作業が簡便となるフォークリフトの提供にある。
【解決手段】車体と、荷役装置と、を備え、荷役装置は、マストと、マストに対して昇降可能なリフトブラケット27と、リフトブラケット27に設けたフォークと、を有し、フォークは、荷を載置可能とする載置部と、載置部の基部から立ち上がる立ち上がり部と、を備え、載置部を覆うように装着可能なさやフォーク47と、検出対象を検出する検出機器と、検出機器の検出信号の伝達を受ける車体側コントローラと、を有するフォークリフトにおいて、検出機器へ電力供給する蓄電装置90と、車体側コントローラと無線通信可能な通信装置89と、蓄電装置90と通信装置89とを収容する収容空間を備える機器収容体73と、を有し、機器収容体73は、さやフォーク47と一体化されるとともに、立ち上がり部37の正面43に備えられた。
【選択図】 図8
特許請求の範囲
【請求項1】
車体と、
前記車体の前部に備えられた荷役装置と、を備え、
前記荷役装置は、マストと、前記マストに対して昇降可能なリフトブラケットと、前記リフトブラケットに設けたフォークと、を有し、
前記フォークは、
荷を載置可能とする載置部と、
前記載置部の基部から立ち上がる立ち上がり部と、を備え、
前記載置部を覆うように装着可能なさやフォークと、
前記フォークに隣接して備えられ、検出対象を検出する検出機器と、
前記車体に搭載され、前記検出機器の検出信号の伝達を受ける車体側コントローラと、を有するフォークリフトにおいて、
前記検出機器へ電力供給する蓄電装置と、
前記車体側コントローラと無線通信可能な通信装置と、
前記蓄電装置と前記通信装置とを収容する収容空間を備える機器収容体と、を有し、
前記機器収容体は、前記さやフォークと一体化されるとともに、前記立ち上がり部の正面および側面の少なくとも一方に備えられることを特徴とするフォークリフト。
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【請求項2】
前記検出機器は、前記さやフォークの前部に備えられ、前記フォークの前方を撮像可能なカメラであり、
前記さやフォーク内に挿通され、前記カメラと前記通信装置および前記蓄電装置と接続する配線を有することを特徴とする請求項1記載のフォークリフト。
【請求項3】
前記機器収容体は、前記正面に備えられるとともに荷の背面と当接可能な荷当接面を有し、
前記荷当接面は、前記立ち上がり部の延在方向に沿って延在することを特徴とする請求項1又は2記載のフォークリフト。
【請求項4】
前記機器収容体は、前記側面に備えられるとともに収容体正面を備え、
前記収容体正面は、前記正面と同一面であるか、若しくは、前記正面よりも後方に位置することを特徴とする請求項1又は2記載のフォークリフト。
【請求項5】
前記機器収容体は、前記通信装置と対向するように樹脂により形成された樹脂形成部を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載のフォークリフト。
【請求項6】
前記機器収容体は、前記蓄電装置および前記通信装置を作動させる操作スイッチを有することを特徴とする請求項1又は2記載のフォークリフト。
【請求項7】
前記機器収容体の幅方向の両端に形成され、前記立ち上がり部の両側面に当接可能な一対の当接部を備えることを特徴とする請求項3記載のフォークリフト。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、フォークリフトに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
フォークリフトに関係する従来の技術として、例えば、特許文献1に開示された画像表示装置が知られている。特許文献1には、画像表示装置が取り付けられたフォークリフトが開示されている。フォークリフトが備える2本のフォークのうち、1本のフォークの先端部分に、2台のカメラが取り付けられている。フォークリフトにより取り付けられた画像表示装置は、周囲情報取得部および本体処理装置で構成される。
【0003】
周囲情報取得部は、移動部であるフォークまたはフィンガバーに搭載され、本体処理装置は、フォークリフトの本体部およびヘッドガードに搭載される。周囲情報取得部は、フォーク用のカメラに加えて、制御部、第1無線通信部および位置情報検知部を備える。制御部、第1無線通信部、位置情報検知部等は、電波透過性の材料で構成されたセンサーボックス内に収容され、センサーボックスとカメラとの間は、ケーブルにより有線接続される。センサーボックス(第1無線通信部)は、フォークの根元の背面またはフィンガバーに搭載され、フォークとともに上下動する。また、特許文献1には、1本のさやフォークの先端部にカメラが取り付けられ、このさやフォークはフォークを覆うように装着されている点が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-147418号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術のフォークリフトでは、機器収容体(センサーボックス)がフォークの根元の背面またはリフトブラケットのフィンガバーに搭載されている。このため、例えば、フォークがリフトブラケットに対して移動するアタッチメントを有するフォークリフトでは、機器収容体がリフトブラケットと干渉するという問題がある。また、さやフォークにカメラを設け、機器収容体をフォークの根元の背面に設けることも考えられるが、機器収容体とさやフォークをそれぞれ個別に取り付ける作業が必要となり、この種の作業は煩雑である。
【0006】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、さやフォークおよび機器収容体のフォークへの装着作業が簡便となるフォークリフトの提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明は、車体と、前記車体の前部に備えられた荷役装置と、を備え、前記荷役装置は、マストと、前記マストに対して昇降可能なリフトブラケットと、前記リフトブラケットに設けたフォークと、を有し、前記フォークは、荷を載置可能とする載置部と、前記載置部の基部から立ち上がる立ち上がり部と、を備え、前記載置部を覆うように装着可能なさやフォークと、前記フォークに隣接して備えられ、検出対象を検出する検出機器と、前記車体に搭載され、前記検出機器の検出信号の伝達を受ける車体側コントローラと、を有するフォークリフトにおいて、前記検出機器へ電力供給する蓄電装置と、前記車体側コントローラと無線通信可能な通信装置と、前記蓄電装置と前記通信装置とを収容する収容空間を備える機器収容体と、を有し、前記機器収容体は、前記さやフォークと一体化されるとともに、前記立ち上がり部の正面および側面の少なくとも一方に備えられることを特徴とする。
【0008】
本発明では、通信装置および蓄電装置が収容された機器収容体がさやフォークと一体化されている。このため、フォークに対してさやフォークを取り付けることで機器収容体が立ち上がり部の正面および側面の少なくとも一方に備えられる。よって、さやフォークおよび機器収容体のフォークへの取付作業が簡便となる。
【0009】
また、上記のフォークリフトにおいて、前記検出機器は、前記さやフォークの前部に備えられ、前記フォークの前方を撮像可能なカメラであり、前記さやフォーク内に挿通され、前記カメラと前記通信装置および前記蓄電装置と接続する配線を有する構成としてもよい。
この場合、さやフォークの前部に備えられ、フォークの前方を撮像可能なカメラであるので、カメラにより撮像された画像を確認することによりフォーク前方の状況を把握することができる。また、カメラに接続されている配線がさやフォーク内に挿通されていることで、カメラに接続されている配線を通信装置および蓄電装置に接続できる。
【0010】
また、上記のフォークリフトにおいて、前記機器収容体は、前記正面に備えられるとともに荷の背面と当接可能な荷当接面を有し、前記荷当接面は、前記立ち上がり部の延在方向に沿って延在する構成としてもよい。
この場合、機器収容体が立ち上がり部の正面に備えられることで、さやフォークとの一体化がより容易となる。また、機器収容体が有する荷当接面が立ち上がり部の延在方向に沿って延在するので、荷当接面に当接する荷の姿勢を安定させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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