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公開番号
2025054145
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023163339
出願日
2023-09-26
発明の名称
吊り具
出願人
水戸工業株式会社
代理人
個人
主分類
B66C
1/42 20060101AFI20250331BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】棒状のワークの長さや断面形状が変わっても、そのワークの断面形状や長さに応じて一部分を調整することにより、同じものを使用できる吊り具を提供する。
【解決手段】棒状のワーク50を吊り下げる吊り具10であって、両端に爪取付部15を各々有し、爪取付部15間の距離の長さをワーク50の長さに応じて調節可能なスライド部14と、ワーク50に係合可能なワーク受けピン16fを各々有し、ワーク受けピン16fをワーク50側に突出させてスライド部14の爪取付部15にそれぞれ取り付け可能な爪部16と、爪取付部15と爪部16との間を各々固定するクリップ部28と、を備え、爪部16は、ワーク50の断面形状に応じて取り替え可能にした。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
棒状のワークを吊り下げる吊り具であって、
両端に爪取付部を各々有し、前記爪取付部間の距離の長さを前記ワークの長さに応じて調節可能なスライド部と、
前記ワークに係合可能なピンを各々有し、前記ピンを前記ワーク側に突出させて前記スライド部の前記爪取付部にそれぞれ取り付け可能な1対の爪部と、
前記爪取付部と前記爪部との間を各々固定する1対のクリップ部と、
を備え、
前記爪部は、前記ワークの断面形状に応じて取り替え可能である、ことを特徴とする吊り具。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
前記爪取付部は、下面に開口されたピン孔を有し、
前記爪部は、前記ピン孔に挿入配置される位置決めピンと、前記爪部の外周面に設けられた被係合爪とを有し、
前記クリップ部は、前記爪部の前記被係合爪に係合されて、前記ピン孔に挿入された前記位置決めピンの抜け止めを行うキャッチ部を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の吊り具。
【請求項3】
前記スライド部は、互いに直線的に移動する複数のレールと、複数の前記レールとの間に配置されたベアリング用ボールとからなる、ことを特徴とする請求項1に記載の吊り具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吊り具に関するものであり、特に、例えば鋳造用インゴットをはじめとする比較的大型で重量のある棒状のワークを安定して吊り上げるのに適した吊り具に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、鋳物インゴットや墓石、鋼材等、比較的大形で重量のある棒状のワークを移動するには、クレーン等の機械の力を利用してワークを吊上げなくてはならない場合が多い。この場合、吊上げ対象のワークをクレーンのフックに懸吊して移動するが、ワークを直にフックに係止することはできない。そのため、従来から、吊り具を利用してワークをフックに係止する方法が取られている。また、ここで使用される吊り具には、種々の構造のものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0003】
特許文献1では、吊り具は、互いに上部を枢着された一対の開閉ロッドと、これらの開閉ロッドの上部に連結された吊上金具と、各開閉ロッドの下部にそれぞれ連結されたアーム部材と、各アーム部材の下部に固設された係止爪部材と、各アーム部材を同一軸心上で相対動可能に接続するガイドロッドとを有している。そして、開閉ロッドの開閉開度を固定するために、一対の開閉ロッドの相互間に、固定機構が介装された構造が開示されている。
【0004】
特許文献2では、アクチュエータにより開閉操作される一対の把持腕の下部に脱着自在な把持爪を備え、把持爪で重量物を把持及び開放を行う構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-55060号公報
実開平2-139887号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の構造は、開閉ロッドの操作によって、水平アームをスライドさせることで、棒状のワークの長さに合わせて係止爪をワーク下部に入れ、係止爪上にインゴットを載せることができ、その状態で上部吊金金具にクレーン側のフックをかけて持ち上げることができる。しかしながら、ワークの径が違うと、係止爪と係止爪の間隔をワークの径に合わせて変える必要がある。すなわち、係止爪は固定のため、ワークの径に合わせて、係止爪と係止爪の間隔が合う吊り具を準備しなければならない。したがって、吊り具の交換時間が必要で、さらに多種類の吊り具を用意しておく必要と、多種類の吊り具を保管し、管理する手間とスペースが必要になる問題があった。
【0007】
特許文献2に記載の構造は、把持爪を脱着自在に交換でき、把持爪が摩耗した場合の交換を目的としている。しかし、左右把持腕下部に取り付けられている2個の把持爪の間隔は変えられない。そのため、ワークの径が変わった場合には対応できない問題があった。
【0008】
そこで、棒状のワークの長さや断面形状が変わっても、そのワークの長さや断面形状に応じて一部分を調整することにより、同じものを使用できる吊り具を提供するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載の発明は、棒状のワークを吊り下げる吊り具であって、両端に爪取付部を各々有し、前記爪取付部間の距離の長さを前記ワークの長さに応じて調節可能なスライド部と、前記ワークに係合可能なワーク受けピンを各々有し、前記ワーク受けピンを前記ワーク側に突出させて前記スライド部の前記爪取付部にそれぞれ取り付け可能な1対の爪部と、前記爪取付部と前記爪部との間を各々固定する1対のクリップ部と、を備え、前記爪部は、前記ワークの断面形状に応じて取り替え可能である、吊り具を提供する。
【0010】
この構成によれば、棒状のワークの長さに応じて爪取付部間の距離の長さを調節して、その調節した爪取付部間の位置をロック部でロックすると、変更後の棒状のワークを、同じ吊り具を使用して安定した状態で吊り下げることができる。また、棒状のワークの断面形状が変わった場合も、スライド部の爪取付部に取り付けている爪部を、そのワークの断面形状に応じた爪部と取り替えて使用すると、その変更後のワークを、同じ吊り具を使用して安定した状態で吊り下げることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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