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公開番号2024164614
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-27
出願番号2023080225
出願日2023-05-15
発明の名称吊具装置
出願人ユニパルス株式会社
代理人
主分類B66C 1/42 20060101AFI20241120BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】作業者の負担を軽減して荷役作業の改善を図った吊具装置の提供。
【解決手段】荷役物40の昇降を行う荷役装置1に係合して、荷役物40を保持する吊具装置20であって、プロセッサ部21aと、センサ部24と、操作部22と、吊具装置送受信部21cと、を有し、プロセッサ部21aは、センサ部24及び操作部22からの信号を受信して、演算して吊具装置送受信部21cを経由して荷役装置1と通信を行い、センサ部24は、保持する荷役物40の荷役物検出手段24aと、荷役物40のリリースを検出する荷役物リリース検出手段24bと、荷役物40の保持状態を検出する荷役物保持状態検出手段24cと、の少なくとも1つ以上を有する、

【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
荷役物の昇降を行う荷役装置に係合して、前記荷役物を保持する吊具装置であって、
プロセッサ部と、センサ部と、操作部と、送受信部と、を有し、
前記プロセッサ部は、前記センサ部及び前記操作部からの信号を受信して、演算して前記送受信部を経由して前記荷役装置と通信を行い、
前記センサ部は、保持する前記荷役物の荷役物検出手段と、前記荷役物のリリースを検出する荷役物リリース検出手段と、前記荷役物の保持状態を検出する荷役物保持状態検出手段と、の少なくとも1つ以上を有する、吊具装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記荷役物を保持するための保持部と、
前記保持部の保持間隔を調整する調整部と、
前記センサ部は前記荷役物の被保持間隔を検出する被保持間隔検出手段を有し、
前記プロセッサ部は、前記被保持間隔検出手段が検出した前記被保持間隔をもとに演算して前記保持部の保持間隔を前記調整部へ送信し、
前記調整部は前記保持部の保持間隔を前記プロセッサ部からの信号を基に調整する請求項1に記載の吊具装置。
【請求項3】
前記プロセッサ部は、前記荷役物保持状態検出手段から送信された信号を受信して演算し、前記調整部へ前記保持間隔を送信する請求項2に記載の吊具装置。
【請求項4】
表示部をさらに備え、
前記プロセッサ部は、前記荷役装置、前記操作部及び前記センサ部からの信号を基に演算して、操作の状態、前記荷役物の有無の状態及び前記荷役物の保持状態を前記表示部に表示させる請求項1に記載の吊具装置。
【請求項5】
荷役物の昇降を行う荷役装置及び前記荷役装置と協働して前記荷役物を移動させる移動装置に係合して、前記荷役物を保持する吊具装置であって、
プロセッサ部と、センサ部と、操作部と、送受信部と、を有し、
前記プロセッサ部は、前記センサ部及び前記操作部からの信号を受信して、演算して前記送受信部を経由して前記荷役装置及び前記移動装置と通信を行い、
前記センサ部は、保持する前記荷役物の荷役物検出手段と、前記荷役物のリリースを検出する荷役物リリース検出手段と、前記荷役物の保持状態を検出する荷役物保持状態検出手段と、の少なくとも1つ以上を有する、吊具装置。
【請求項6】
荷役物の昇降を行う荷役装置及び前記荷役装置と協働して前記荷役物を移動させる移動装置に係合して、前記荷役物を保持する吊具装置であって、
プロセッサ部と、センサ部と、操作部と、送受信部と、表示部と、を有し、
前記プロセッサ部は、前記センサ部及び前記操作部からの信号を受信して、演算して前記送受信部を経由して前記荷役装置及び前記移動装置と通信を行い、
前記荷役装置、前記移動装置、前記操作部及び前記センサ部からの信号を基に演算して、操作の状態、前記荷役物の有無の状態及び前記荷役物の保持状態を前記表示部に表示させる吊具装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、製造分野の製造組立てや搬送などに用いて、荷役物を昇降させる際にモータによるアシストで重量バランスさせ僅かな操作力で上下移動させる荷役装置に係止されて当該荷役装置と協働する吊下装置である。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から工業製品の組立てを行う工場では、大きな重量を有する工具、作業用機器、製品、半完成品などを移動させる荷役装置を使用している。その荷役装置の中でも、大きな重量の荷役物に対してバランス状態を作り出し、使用者が軽い操作力で任意の高さに昇降移動できるように助力(アシスト力)を発生させる荷役装置が一部で使用されている。このように助力を発生させる荷役装置は、電動モータによって助力を行い、バランス状態を作り出し、荷役物に小さな操作力を加えることでスムーズに移動させている。したがって単に上下動作を電動モータで行うものとは異なり、荷役物の荷重やこれに加わる操作力を例えば荷重検出器で検出して、回転角検出器と繋がったACサーボモータ等で外力の印加による重量変化を元に加速度を調整して細かいバランス制御を行うように構成されている場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-018953号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、操作部からの指令によって制御部がバランスを保つ技術が開示されている。このような荷役装置によって吊具装置を介して係止した荷役物を扱う際に、作業者は操作スイッチを押して操作指令を行うことが必要である。しかしながら作業者が行う操作負担が多く、改善の余地があった。
【0005】
このような問題に鑑みて、本発明は作業者の負担を軽減して荷役作業の改善を図った吊具装置の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る吊具装置は、上記の目的を達成するために、
荷役物の昇降を行う荷役装置に係合して、荷役物を保持する吊具装置であって、
プロセッサ部と、センサ部と、操作部と、送受信部と、を有し、
プロセッサ部は、センサ部及び操作部からの信号を受信して、演算して送受信部を経由して荷役装置と通信を行い、
センサ部は、保持する荷役物の荷役物検出手段と、荷役物のリリースを検出する荷役物リリース検出手段と、荷役物の保持状態を検出する荷役物保持状態検出手段と、の少なくとも1つ以上を有するように構成されている。
【0007】
また、荷役物を保持するための保持部と、
保持部の保持間隔を調整する調整部と、
センサ部は荷役物の被保持間隔を検出する被保持間隔検出手段を有し、
プロセッサ部は、被保持間隔検出手段が検出した被保持間隔をもとに演算して保持部の保持間隔を調整部へ送信し、
調整部は保持部の保持間隔をプロセッサ部からの信号を基に調整するように構成されている。
【0008】
また、プロセッサ部は、荷役物保持状態検出手段から送信された信号を受信して演算し、調整部へ保持間隔を送信するように構成されている。
【0009】
また、表示部をさらに備え、
プロセッサ部は、荷役装置、操作部及びセンサ部からの信号を基に演算して、操作の状態、荷役物の有無の状態及び荷役物の保持状態を表示部に表示させるように構成されている。
【0010】
また、荷役物の昇降を行う荷役装置及び荷役装置と協働して荷役物を移動させる移動装置に係合して、荷役物を保持する吊具装置であって、
プロセッサ部と、センサ部と、操作部と、送受信部と、を有し、
プロセッサ部は、センサ部及び操作部からの信号を受信して、演算して送受信部を経由して荷役装置及び移動装置と通信を行い、
センサ部は、保持する荷役物の荷役物検出手段と、荷役物のリリースを検出する荷役物リリース検出手段と、荷役物の保持状態を検出する荷役物保持状態検出手段と、の少なくとも1つ以上を有するように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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