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公開番号
2024177932
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-24
出願番号
2023096348
出願日
2023-06-12
発明の名称
荷役車両
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
主分類
B66F
9/075 20060101AFI20241217BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】走行時において車体を拡大することなく、荷役作業時における車体の姿勢安定化を図ることができる荷役車両の提供にある。
【解決手段】左右一対の前輪12を備える車体11と、車体11に収容可能であって、車体11の姿勢を安定させる車体安定化装置40と、を備える荷役車両10において、車体安定化装置40は、車体11と接続され、車体11の姿勢を安定化させる安定化姿勢および車体11に収容される収容姿勢に変形可能な左右一対のアーム機構41と、アーム機構41の先端部に備えられ、安定化姿勢のときに路面と接地可能な接地部と、を有し、アーム機構41が安定化姿勢のとき、接地部が左右一対の前輪12の側方および前方の少なくとも一方へ接地し、アーム機構41が収容姿勢のとき、車体安定化装置40が車体11から側方へはみ出ないように車体11に収容される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
左右一対の前輪を備える車体と、
前記車体に収容可能であって、前記車体の姿勢を安定させる車体安定化装置と、を備える荷役車両において、
前記車体安定化装置は、
前記車体と接続され、前記車体の姿勢を安定化させる安定化姿勢および前記車体に収容される収容姿勢に変形可能な左右一対のアーム機構と、
前記アーム機構の先端部に備えられ、前記安定化姿勢のときに路面と接地可能な接地部と、を有し、
前記アーム機構が前記安定化姿勢のとき、前記接地部が前記左右一対の前輪の側方および前方の少なくとも一方へ接地し、
前記アーム機構が前記収容姿勢のとき、前記車体の正面視および平面視の少なくとも一方において前記車体からはみ出ることなく収容されていることを特徴とする荷役車両。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記車体は、前記左右一対の前輪を覆う前部フェンダーを有し、
前記前部フェンダーの上部に前記車体安定化装置の収容を可能とする収容部が備えられていることを特徴とする請求項1記載の荷役車両。
【請求項3】
前記アーム機構は、
前記車体と接続される第1アームと、
前記第1アームと連結され、前記第1アームに対して伸縮可能又は回動可能であって、かつ、前記接地部を備える第2アームと、を有することを特徴とする請求項1又は2記載の荷役車両。
【請求項4】
左右一対の前記接地部の離間距離は、荷の高さに応じて変更可能とすることを特徴とする請求項1又は2記載の荷役車両。
【請求項5】
左右一対の前記接地部の離間距離は、荷の重量に応じて変更可能とすることを特徴とする請求項1又は2記載の荷役車両。
【請求項6】
荷の高さを検知する揚高センサと、
前記アーム機構を前記安定化姿勢および前記収容姿勢に変形するアクチュエータと、
前記アクチュエータを制御するコントローラと、を有し、
前記揚高センサが閾値以上の揚高を検知したとき、前記コントローラは、前記接地部が接地されるとともに前記アーム機構を前記安定化姿勢とするように前記アクチュエータを制御することを特徴とする請求項1又は2記載の荷役車両。
【請求項7】
前記コントローラは、荷の重さに応じて前記閾値を変動させることを特徴とする請求項6記載の荷役車両。
【請求項8】
前記車体は、前記車体の側部を覆う左右一対のサイドカバーを有し、
前記サイドカバーに前記車体安定化装置の収容部が備えられていることを特徴とする請求項1記載の荷役車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、荷役車両に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
荷役車両の従来の技術として、例えば、特許文献1に開示された産業車両が知られている。特許文献1に開示された産業車両は、カウンターバランス式のフォークリフトである。この種のフォークリフトは、車体の前部に荷役装置を備えている。また、車体の前部には前輪としての駆動輪がフロントアクスル(図示せず)を介して設けられている。フロントアクスルは車体に固定されている。車体には、走行駆動力を生じる走行モータが設けられている。走行モータは電動モータであり、バッテリの電力により駆動される。一方、車体の後部には後輪としての操舵輪がリヤアクスルを介して設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-117365号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示されたフォークリフトでは、フォークで荷を高く持ち上げると、荷を含めた重心の位置が高くなり、車体の姿勢が不安定になるおそれがある。そこで、車体の姿勢の安定化のためには、ホイールベースの拡大およびトレッド幅を可及的に拡大すればよいが、ホイールベースの拡大は車体の前後長を増大させ、トレッド幅の拡大は、車体の幅を増大させることになる。このため、前後左右に拡大された車体によって作業可能な場所が制約を受けることになる。
【0005】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、走行時において車体を拡大することなく、荷役作業時における車体の姿勢安定化を図ることができる荷役車両の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明は、左右一対の前輪を備える車体と、前記車体に収容可能であって、前記車体の姿勢を安定させる車体安定化装置と、を備える荷役車両において、前記車体安定化装置は、前記車体と接続され、前記車体の姿勢を安定化させる安定化姿勢および前記車体に収容される収容姿勢に変形可能な左右一対のアーム機構と、前記アーム機構の先端部に備えられ、前記安定化姿勢のときに路面と接地可能な接地部と、を有し、前記アーム機構が前記安定化姿勢のとき、前記接地部が前記左右一対の前輪の側方および前方の少なくとも一方へ接地し、前記アーム機構が前記収容姿勢のとき、前記車体の正面視および平面視の少なくとも一方において前記車体からはみ出ることなく収容されていることを特徴とする。
【0007】
本発明では、アーム機構の安定化姿勢により、接地部が左右一対の前輪の側方および前方の少なくとも一方へ接地すれば、トレッド幅およびホイールベースの少なくとも一方が疑似的に拡大されたことになるので、左右方向および前後方向の少なくとも一方における車体の姿勢の安定化が向上する。また、アーム機構が収容姿勢のとき、車体の正面視および平面視の少なくとも一方において車体からはみ出ることなく収容されているので、車体安定化装置が車幅を拡大することはなく、荷役車両の走行を妨げることはない。したがって、走行時において車体を拡大することなく荷役作業時における車体の姿勢安定化を図ることができる。なお、「はみ出ない」とは、アーム機構の全てが完全に車体の正面視および上面視の少なくとも一方において車体からはみ出ていないことのみを意味せず、走行や荷役作業に支障が無い程度にその一部が車体からはみ出ている場合を含んでいる。
【0008】
また、上記の荷役車両において、前記車体は、前記左右一対の前輪を覆う前部フェンダーを有し、前記前部フェンダーの上部に前記車体安定化装置の収容を可能とする収容部が備えられている構成としてもよい。
この場合、車体安定化装置の収容部が前輪の近傍である前部フェンダーの上部に備えられているので、アーム機構の小型化および軽量化が期待できるほか、収容姿勢のアーム機構がオペレータの視界を妨げることはない。
【0009】
また、上記の荷役車両において、前記アーム機構は、前記車体と接続される第1アームと、前記第1アームと連結され、前記第1アームに対して伸縮可能又は回動可能であって、かつ、前記接地部を備える第2アームと、を有する構成としてもよい。
この場合、接地部を備える第2アームが第1アームに対して伸縮可能又は回動可能であるので、アーム機構の進出又は回動による安定化姿勢により、車体の安定化のために適切な位置に接地部を接地させることができる。また、アーム機構の後退又は回動により収容姿勢により、アーム機構を車体から確実に側方へはみ出ないように車体に収容することができる。
【0010】
また、上記の荷役車両において、左右一対の前記接地部の離間距離は、荷の高さに応じて変更可能とする構成としてもよい。
この場合、左右一対の接地部の離間距離が荷の高さに応じて変更可能であるので、荷の高さが変わっても、荷役作業時における車体の姿勢安定化を確実に図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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