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公開番号
2025077470
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023189665
出願日
2023-11-06
発明の名称
クランプ
出願人
大栄産業株式会社
代理人
個人
主分類
B66C
1/48 20060101AFI20250512BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【目的】特に敷鉄板を水平状態にして、安全を確保しながら吊上げることができ、鉄板の4つの角部に簡易に装着できるクランプとする。
【構成】上面部1と下面部2と直角に隣り合う面に構成された両側面部3とからなり一部に敷鉄板9の角部91が遊挿される開口部42を有する収納空間部4が形成された支持筐体Aと、支持筐体A上に装着される吊上げレバー5とが備えること。支持筐体Aの収納空間部4に隅角部4aが形成された閉鎖領域部41とし、吊上げレバー5は、長手方向の中心箇所を揺動中心部51として垂直面上を揺動自在とし、揺動中心部51より見て長手方向の一端側は支持筐体A内に出没する押圧端部52とし、上面部1には押圧端部52が出没する出没孔11が形成され、揺動中心部51より見て長手方向他端側を吊上げ端部53とし、吊上げレバー5の吊上げ端部53の吊上げ状態で押圧端部52は出没孔11を介して支持筐体A内に突出できること。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
上面部と下面部と直角に隣り合う面に構成された両側面部とからなり一部に敷鉄板の角部が遊挿される開口部を有する収納空間部が形成された支持筐体と、該支持筐体上に装着される吊上げレバーとが備えられ、
前記支持筐体の前記収納空間部の前記開口部より見て奥側箇所は直角に隣り合う面同士による隅角部が形成された閉鎖領域部とし、
前記吊上げレバーは、長手方向の中心箇所を揺動中心部として垂直面上を揺動自在とし、前記揺動中心部より見て長手方向の一端側は前記支持筐体内に出没する押圧端部とし、前記上面部には前記押圧端部が出没する出没孔が形成され、前記揺動中心部より見て長手方向他端側を吊上げ端部とし、前記吊上げレバーの吊上げ端部の吊上げ状態で前記押圧端部は前記出没孔を介して前記支持筐体内に突出できるようにしてなることを特徴とするクランプ。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のクランプにおいて、前記支持筐体の前記下面部で且つ前記隅角部付近には排出孔が形成されてなることを特徴とするクランプ。
【請求項3】
請求項2に記載のクランプにおいて、前記排出孔は、前記隅角部における両前記側面部に沿う二辺を有する三角形状に形成されてなることを特徴とするクランプ。
【請求項4】
請求項2に記載のクランプにおいて、前記排出孔は、前記下面部の前記隅角部付近を除いた形状とすることにより形成されてなることを特徴とするクランプ。
【請求項5】
請求項1又は2に記載のクランプにおいて、前記支持筐体の前記上面部と前記下面部は三角形状とし、前記支持筐体は平面より見て三角形状の筐体とし、その長辺側に前記開口部が設けられてなることを特徴とするクランプ。
【請求項6】
請求項1または2に記載のクランプにおいて、前記支持筐体の前記上面部と前記下面部は四角形状とし、前記支持筐体は平面より見て四角形状の筐体とし、任意の隣接する両辺に亘って前記開口部が設けられてなることを特徴とするクランプ。
【請求項7】
請求項1又は2に記載のクランプにおいて、前記吊上げレバーの前記押圧端部には、粗面としてなることを特徴とするクランプ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に敷鉄板を水平状態にして、安全を確保しながら吊上げることができ、且つ敷鉄板の4つの角部に簡易に装着できるクランプに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
建築現場,土木現場或いは建築解体現場で、軟弱な地盤が多く、このような地盤上では建築・土木作業が安全に行い難くなり、また建設用車両も走行し難いものとなる。そのため、地盤上に敷鉄板を敷き詰めて、作業現場の地盤を簡易的に補強することが多い。この種の敷鉄板のサイズは、一般的に1524mm×3048mm×22mmであり、その重量は約802kgとなる。
【0003】
このような敷鉄板が、建築・土木現場に搬送され、所定の地盤に設置したり、或いは設置位置を変更したり、撤去する場合には当然、クレーンが使用されて敷鉄板が吊上げられる作業が行われる。この敷鉄板吊上げ作業で、現在では吊上げ用のクランプが使用されることが一般的である。この吊上げ用のクランプには、多くの種類の物が存在している。
【0004】
従来タイプのクランプ(吊上げ具,吊下げ具,吊具とも言う)は、特許文献1(特開平9-71384号公報)に開示されているように、支持筐体(ワーク)の両面を挟持するように掴むタイプのものが多く存在している。特許文献1では、敷鉄板を水平状に吊上げる場合には、具体的には、4個のクランプが用意され、クランプの回動自在のカムと固定状態の受面とにより敷鉄板の任意の4箇所が挟持される。
【0005】
そして、それぞれのクランプに連結されたワイヤ或いはチェーンを持ち上げることで、4個のクランプのそれぞれのカムが受面に対して回動し、カムと受面による敷鉄板に対する挟持圧が大きくなり、強固な挟持状態で敷鉄板を水平状に持ち上げることができる。また、特許文献2(特開2011-42441号公報)は、敷鉄板の角部を挿入できる方形環状の保持枠体部が備えられたタイプのクランプで、敷鉄板を略水平状に持ち上げることができるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平9-71384号公報
特開2011-42441号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、建築現場において敷鉄板を搬入し、軟弱な地盤に設置する作業は、現場にトラック等にて搬送された敷鉄板をクランプで掴み、このクランプにチェーン又はワイヤ等を装着し、さらにチェーン又はワイヤをクレーンのフックに連結して、吊上げたり、降ろしたりして敷鉄板を地面に設置する。
【0008】
従来のクランプは、長方形状の敷鉄板の対向する長辺同士又は対向する短辺同士の何れかのそれぞれの両側箇所、つまり敷鉄板の4箇所のそれぞれにクランプを取り付け、敷鉄板を水平状に吊上げたり、降ろしたりして、現場に搬送された敷鉄板を現場の地面上に設置するものである。
【0009】
なお、従来において敷鉄板の一つの長辺又は一つの短辺のそれぞれの両側の2箇所にクランプを取り付けて吊上げることは、つまり2個のクランプで敷鉄板を吊上げることは、敷鉄板が水平状に吊上げられず、垂直状につり上げられることになってしまうので、掴みタイプのクランプでは、掴みが完全でなく、掴みによる挟持力が弱い場合では敷鉄板が落下してしまう可能性もあり、作業に危険が伴い、事故に繋がり易くなるので、このような作業は極力避けられている。
【0010】
特許文献1は、掴みタイプのクランプの一般的なものとして開示したものである。これは、基台の底部と、クランプ部(特許文献1における名称)とでワーク(敷鉄板)の両面を挟持状態に掴み、ワイヤを上方に引くことでクランプ部が動作し、ワークの両面に対する挟持力が増し、ワークを吊上げることができる。次に、特許文献2は、敷鉄板の4つの角部を略包持状に支持する保持枠体を備えたもので、長方形状の敷鉄板の4つの角部を保持枠体に差し込み、その4つの保持枠体に連結されたチェーンを上方に引くことで、敷鉄板を水平状に吊上げることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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