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公開番号2024170224
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-06
出願番号2023087270
出願日2023-05-26
発明の名称車両整備用リフト
出願人株式会社スギヤス
代理人個人
主分類B66F 7/28 20060101AFI20241129BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】先端アームに設けられた車両受け部の車両に対する位置決めの作業性を向上可能な車両整備用リフトを提供する。
【解決手段】車両整備用リフト1は、旋回アーム20と旋回アーム20の先端側に水平回動自在に枢着され且つタイヤ受けバー32,32を備える先端アーム30とを有するスイングアーム4と、先端アーム30の旋回アーム20に対する回動をロックする第3ロック機構LM3と、連動リンク棒61の駆動により第3ロック機構LM3の解除状態への設定とロック状態への設定とを行うロック解除機構ULと、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
昇降可能なキャリッジと、前記キャリッジに水平回動自在に枢着され且つ先端に車両受け部を備えるスイングアームと、を備える車両整備用リフトであって、
前記スイングアームは、基部アームと、前記基部アームの先端側に水平回動自在に枢着され且つ前記車両受け部を備える先端アームと、を有して構成され、
前記車両整備用リフトは、
前記先端アームの前記基部アームに対する回動をロックするロック機構と、
駆動部の駆動により前記ロック機構の解除状態への設定とロック状態への設定とを行うロック解除機構と、
を備える車両整備用リフト。
続きを表示（約 630 文字）【請求項２】
前記ロック機構は、
前記先端アームの軸支部と同軸に設けられるロックギヤと、
前記基部アームの先端部に進退自在に設けられて前記ロックギヤと係止及び係止解除可能なロック片と、を備える、請求項１に記載の車両整備用リフト。
【請求項３】
前記駆動部は、前記ロック片の進退方向とは異なる方向に駆動される、請求項２に記載の車両整備用リフト。
【請求項４】
前記先端アームは、車両のタイヤを支持するタイヤ受け具を備える、請求項１乃至３の何れか一項に記載の車両整備用リフト。
【請求項５】
前記先端アームは、車両のジャッキアップポイントを支持する受け金を備える、請求項１乃至３の何れか一項に記載の車両整備用リフト。
【請求項６】
前記駆動部は、前記基部アームの長手方向の基端側に設けられ、
前記ロック解除機構は、前記駆動部の動作に連係して前記ロック機構を作動させるロック作動部を有し、前記駆動部の駆動により前記ロック作動部を介して前記ロック機構の解除状態への設定とロック状態への設定とを行う、請求項１乃至３の何れか一項に記載の車両整備用リフト。
【請求項７】
前記基部アームは、筒型のアーム本体と、前記アーム本体に嵌合して長手方向にスライド可能なスライド体とを有して、伸縮可能に構成される、請求項１乃至３の何れか一項に記載の車両整備用リフト。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、スイングアームを有する車両整備用リフトに関し、特に、先端アームに関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、昇降可能なキャリッジと、キャリッジに水平回動自在に枢着され且つ先端に車両受け部を備えるスイングアームとを備える車両整備用リフトが広く用いられている。このような車両整備用リフトの一つとして、基部アームと、基部アームの先端側に水平回動自在に枢着され且つ車両受け部を有する先端アームとを備える車両整備用リフトが提案されている（例えば、特許文献１等参照。）。
【０００３】
この従来技術に係る車両整備用リフトでは、先端アームが一対のタイヤ受け用バーを備えており、基部アームを水平に回動させ、さらに先端アームを回動させてタイヤ受けバーを車両のタイヤの下側に位置決め可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
米国特許第５９５４１６０号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、上述した従来技術の車両整備用リフトでは、一対のタイヤ受けバーをタイヤに対して一旦位置決めした後、先端アームが意図せず回動して位置がずれてしまうことで作業性が低下する恐れがあるという課題がある。
【０００６】
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、先端アームに設けられた車両受け部の車両に対する位置決めの作業性を向上可能な車両整備用リフトを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明に係る車両整備用リフトは、昇降可能なキャリッジと、前記キャリッジに水平回動自在に枢着され且つ先端に車両受け部を備えるスイングアームと、を備える車両整備用リフトであって、前記スイングアームは、基部アームと、前記基部アームの先端側に水平回動自在に枢着され且つ前記車両受け部を備える先端アームと、を有して構成され、前記車両整備用リフトは、前記先端アームの前記基部アームに対する回動をロックするロック機構と、駆動部の駆動により前記ロック機構の解除状態への設定とロック状態への設定とを行うロック解除機構と、を備える。
【０００８】
この構成によれば、先端アームを基部アームに対して水平回動できると共に、ロック解除機構において駆動部の駆動によりロック機構の解除状態への設定とロック状態への設定とを行うことができる。つまり、車両受け部を有する先端アームを自在に回動すると共に、任意の回動角度でロックしたりロック解除したりすることができる。よって、先端アームに設けられた車両受け部の車両に対する位置決めの作業性を向上可能な車両整備用リフトを提供することができるという効果を奏する。
【０００９】
また、前記ロック機構は、前記先端アームの軸支部と同軸に設けられるロックギヤと、前記基部アームの先端部に進退自在に設けられて前記ロックギヤと係止及び係止解除可能なロック片と、を備える。
【００１０】
この構成によれば、先端アームの軸支部と同軸に設けられるロックギヤに対して、基部アームの先端部に設けられるロック片が進退することで、ロックギヤと係止及び係止解除し、先端アームを所望の回動角度に調整してロックしたりロック解除したりすることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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