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公開番号2024140793
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023052130
出願日2023-03-28
発明の名称高所作業車
出願人株式会社タダノ
代理人個人,個人
主分類B66F 9/24 20060101AFI20241003BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】無線通信装置の配置の自由度を高め、通信可能な位置に容易に配置することができる高所作業車を提供する。
【解決手段】運転室4および荷台3aを有する車両2と、荷台3aに旋回可能に位置する旋回台8と、旋回台8に起伏可能に位置する伸縮可能なブーム10と、ブーム10の先端に位置するバケット11と、電波によって外部と通信する無線通信装置14とを有する高所作業車1である。無線通信装置14は、防水された筐体15内に収容される。筐体15は、車両2の荷台3aにおいて、ブーム10およびバケット11の移動が規制されたブーム規制領域S内に位置する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
運転室および荷台を有する走行体と、
前記荷台に旋回可能に位置する旋回台と、
前記旋回台に起伏可能に位置する伸縮可能なブームと、
前記ブームの先端に位置する作業床と、
電波によって外部と通信する無線通信装置と、
を有する高所作業車であって、
前記無線通信装置は、
防水された筐体内に収容され、
前記筐体は、
前記走行体の荷台において、前記ブームおよび前記作業床の移動が規制されたブーム規制領域内に位置する、
高所作業車。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
請求項1に記載の高所作業車において、
前記荷台に位置し、短縮且つ倒伏させた状態の前記ブームを支持するブームレストを有し、
前記筐体は、
前記荷台の平面視で、少なくとも一部が、前記ブームレストに支持された前記ブームと重ならない位置に配置される、
高所作業車。
【請求項3】
請求項1または2に記載の高所作業車において、
前記筐体は、
前記無線通信装置が電波を受信可能な位置に配置される、
高所作業車
【請求項4】
請求項1または2に記載の高所作業車において、
前記筐体は、
前記ブームレストに配置される、
高所作業車。
【請求項5】
請求項1または2に記載の高所作業車において、
前記筐体は、
前記走行体の走行方向を前後方向として、前記ブームレストの左右一方の側面に位置する、
高所作業車。
【請求項6】
請求項1または2に記載の高所作業車において、
前記筐体は、
前記走行体から上方に延びる筐体支持部材に配置される、
高所作業車。
【請求項7】
請求項1または2に記載の高所作業車において、
前記筐体は、
前記走行体において荷台の上面から上方に離れた位置に配置される、
高所作業車。
【請求項8】
請求項1または2に記載の高所作業車において、
前記無線通信装置は、
前記高所作業車の位置を測位する衛星測位システムを含む、
高所作業車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、高所作業車に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、高所作業車等の旋回台を有する作業車は、自走可能な走行体に旋回台が設けられ、前記旋回台に伸縮するブームが起伏自在に設けられている。例えば、高所作業車は、ブームの先端に、作業者が搭乗する作業床であるバケットが設けられている。前記高所作業車は、前記バケット内または走行体に設けられた操作具によって、前記作業者の所望する位置に前記バケットを移動することができる。例えば、移動式クレーンは、ブームの先端からワイヤーによって昇降可能にフックが吊るされている。前記移動式クレーンは、運転室等に設けられた操作具によって前記作業者の所望する位置に前記フックを移動することができる。
【0003】
特許文献1に記載の移動式クレーンは、ブームの先端の位置を測位するGNSS装置(Global Navigation Satellite System)と、前記ブームの姿勢を検出する姿勢検出器と、演算装置とを備えている。前記演算装置は、前記姿勢検出器の検出値と前記GNSS装置の測位値とから前記ブームの姿勢を求める。前記GNSS装置は、相対測位法により前記ブームの先端の位置を測位する機能を有する。前記GNSS装置は、アンテナと、前記アンテナに接続されたGNSS受信機と、測位演算部とからなる。前記GNSS装置のアンテナは、前記移動式クレーンの旋回台および前記ブームに取り付けられる。また、前記GNSS受信機は、例えば、前記移動式クレーンの運転室に取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-88655号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のクレーンのように、旋回台が搭載された作業車両である高所作業車の運転室は、運転席、走行体を操作するための操作具および作業装置を操作するための操作具等の様々な機器がキャビンによって覆われているため、GNSS受信機等の無線通信装置を配置するスペースが限られている。また、防水された前記運転室内に位置する前記無線通信装置と前記運転室の外部に配置されるアンテナとの配策には、雨水、粉塵等が電線の経路から前記運転室内に入り込むのを抑制しなければならない。更に、前記運転室の下方には、エンジン等の熱源が配置されている。よって、電子機器である前記無線通信装置は、前記熱源からの熱の伝達を抑制しなければならない。このように、前記高所作業車の運転室は、前記無線通信装置を配置可能なスペースが限られるため、前記無線通信装置の配置作業が煩雑になり容易に配置できない場合があった。
【0006】
本発明の目的は、無線通信装置の配置の自由度を高め、通信可能な位置に容易に配置することができる高所作業車の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0008】
即ち、本発明の一実施形態に係る高所作業車は、運転室および荷台を有する走行体と、前記荷台に旋回可能に配置される旋回台と、前記旋回台に起伏可能に配置される伸縮可能なブームと、前記ブームの先端に配置される作業床と、電波によって外部と通信する無線通信装置と、を有する高所作業車である。
【0009】
前記無線通信装置は、防水された筐体内に収容される。前記筐体は、前記走行体の荷台において、前記ブームおよび前記作業床の移動が規制されたブーム規制領域内に位置する。
【0010】
前述の構成では、高所作業車の無線通信装置が収容された防水仕様の筐体は、前記高所作業車の走行体の荷台において、前記ブームまたは前記作業床との接触を防止するために前記ブームおよび前記作業床の移動が規制されたブーム規制領域内に位置している。前記ブーム規制領域内に位置する前記筐体は、旋回動作、起伏動作および伸縮動作中の前記ブームと接触しない。更に、前記筐体は、前記ブーム規制領域の境界から所定の距離をあけて位置する場合、前記ブームが最も前記ブーム規制領域に近づいても、前記ブームからの所定の距離を維持することができる。よって、前記無線通信装置は、受信状態において前記ブームの影響を受けにくい。また、前記荷台において前記筐体を配置可能なスペースは、運転室内において前記筐体を配置可能なスペースに比べて増大する。これにより、前記無線通信装置を前記運転室内に配置する場合に比べて、前記無線通信装置の配置の自由度を高め、通信可能な位置に容易に配置することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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