TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025123713
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-25
出願番号2024019341
出願日2024-02-13
発明の名称電動圧縮機
出願人株式会社豊田自動織機
代理人個人,個人
主分類F04B 39/00 20060101AFI20250818BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】支持プレートの厚みを厚くすること無く、支持プレートの剛性を高めること。
【解決手段】ハウジング11には、支持プレート40の剛性を高める板状の補強プレート80が、支持プレート40と共にボルト81によって共締めされている。このため、支持プレート40の厚みを厚くすること無く、支持プレート40の剛性が高められている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
流体を圧縮する圧縮機構と、
前記圧縮機構を駆動するモータと、
前記モータを駆動するインバータと、
前記圧縮機構、前記モータ、及び前記インバータを収容するハウジングと、
前記ハウジングに設けられるとともに、前記モータと前記インバータとを電気的に接続する気密端子と、を備え、
前記気密端子は、
導電性材料によって形成された導電部材と、
前記導電部材を支持する板状であるとともに、金属製の支持プレートと、
前記導電部材と前記支持プレートとの間を絶縁する絶縁体と、によって構成される電動圧縮機であって、
前記ハウジングには、前記支持プレートの剛性を高める板状の補強プレートが、前記支持プレートと共に締結部材によって共締めされていることを特徴とする電動圧縮機。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記補強プレートは、前記支持プレートを間に挟んで前記ハウジングとは反対側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項3】
前記ハウジングは、前記モータを収容するモータ室と前記インバータを収容するインバータ室とを隔てる隔壁を有し、
前記隔壁には、前記導電部材が挿通される第1挿通孔が形成されており、
前記支持プレートは、前記第1挿通孔に挿入されるとともに、前記導電部材を支持する凹部を有し、
前記補強プレートには、前記導電部材が挿通される第2挿通孔が形成されており、
前記補強プレートは、前記凹部の開口を覆っていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電動圧縮機。
【請求項4】
前記凹部には、前記導電部材が貫通するとともに、前記支持プレートと前記導電部材との間を絶縁する絶縁部材が設けられており、
前記絶縁部材は、前記第2挿通孔に囲まれるように設けられていることを特徴とする請求項3に記載の電動圧縮機。
【請求項5】
前記支持プレートは、前記締結部材が挿通される第1孔を有し、
前記補強プレートは、前記締結部材が挿通される第2孔を有し、
前記第2孔の孔径は、前記第1孔の孔径よりも小さいことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電動圧縮機。
【請求項6】
前記支持プレート及び前記補強プレートは、前記インバータ室内に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の電動圧縮機。
【請求項7】
前記支持プレートにおける前記ハウジングへの着座面とは反対側の面には、所定の情報が記載された情報部が設けられており、
前記補強プレートには、前記情報部を外部へ臨ませる露出部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電動圧縮機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動圧縮機に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
電動圧縮機は、圧縮機構と、モータと、インバータと、ハウジングと、を備えている。圧縮機構は、流体を圧縮する。モータは、圧縮機構を駆動する。インバータは、モータを駆動する。ハウジングは、圧縮機構、モータ、及びインバータを収容する。また、電動圧縮機は、気密端子を備えている。気密端子は、ハウジングに設けられるとともに、モータとインバータとを電気的に接続する。例えば特許文献1のように、気密端子は、導電部材と、支持プレートと、絶縁体と、によって構成されている。導電部材は、導電性材料によって形成されている。支持プレートは、導電部材を支持する板状である。絶縁体は、導電部材と支持プレートとの間を絶縁する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-155369号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、このような電動圧縮機においては、冷媒として、例えば二酸化炭素やプロパンガス等の自然冷媒を用いることが検討されている。しかしながら、冷媒の種類に応じて、支持プレートの剛性を高める必要がある。ここで、支持プレートの剛性を高めるため、支持プレート自体の厚みを厚くする場合、製造時において、導電部材と支持プレートとの間に、例えばガラス焼結体等の絶縁体を設けることが困難となる。そこで、支持プレートの厚みを厚くすること無く、支持プレートの剛性を高めることが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する電動圧縮機は、流体を圧縮する圧縮機構と、前記圧縮機構を駆動するモータと、前記モータを駆動するインバータと、前記圧縮機構、前記モータ、及び前記インバータを収容するハウジングと、前記ハウジングに設けられるとともに、前記モータと前記インバータとを電気的に接続する気密端子と、を備え、前記気密端子は、導電性材料によって形成された導電部材と、前記導電部材を支持する板状であるとともに、金属製の支持プレートと、前記導電部材と前記支持プレートとの間を絶縁する絶縁体と、によって構成される電動圧縮機であって、前記ハウジングには、前記支持プレートの剛性を高める板状の補強プレートが、前記支持プレートと共に締結部材によって共締めされている。
【0006】
これによれば、ハウジングには、支持プレートの剛性を高める板状の補強プレートが、支持プレートと共に締結部材によって共締めされているため、支持プレートの厚みを厚くすること無く、支持プレートの剛性を高めることができる。
【0007】
上記電動圧縮機において、前記補強プレートは、前記支持プレートを間に挟んで前記ハウジングとは反対側に設けられているとよい。
これによれば、補強プレートを支持プレートに対して配置し易いため、組み付け性を向上させることができる。また、補強プレートの組み付け有無を目視で確認し易くなる。
【0008】
上記電動圧縮機において、前記ハウジングは、前記モータを収容するモータ室と前記インバータを収容するインバータ室とを隔てる隔壁を有し、前記隔壁には、前記導電部材が挿通される第1挿通孔が形成されており、前記支持プレートは、前記第1挿通孔に挿入されるとともに、前記導電部材を支持する凹部を有し、前記補強プレートには、前記導電部材が挿通される第2挿通孔が形成されており、前記補強プレートは、前記凹部の開口を覆っているとよい。
【0009】
これによれば、補強プレートが、凹部の開口を覆っているため、凹部を伝って流れてくる水を補強プレートによって堰き止めることができる。したがって、電動圧縮機の信頼性を向上させることができる。
【0010】
上記電動圧縮機において、前記凹部には、前記導電部材が貫通するとともに、前記支持プレートと前記導電部材との間を絶縁する絶縁部材が設けられており、前記絶縁部材は、前記第2挿通孔に囲まれるように設けられているとよい。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

株式会社豊田自動織機
車両
8日前
株式会社豊田自動織機
流体機械
今日
株式会社豊田自動織機
流体機械
今日
株式会社豊田自動織機
産業車両
6日前
株式会社豊田自動織機
耐熱部材
6日前
株式会社豊田自動織機
流体機械
12日前
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
8日前
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
8日前
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
8日前
株式会社豊田自動織機
インバータ装置
7日前
株式会社豊田自動織機
流体圧シリンダ
12日前
株式会社豊田自動織機
走行制御システム
今日
株式会社豊田自動織機
燃料電池ユニット
9日前
株式会社豊田自動織機
燃料電池ユニット
9日前
株式会社豊田自動織機
燃料電池モジュール
9日前
株式会社豊田自動織機
燃料電池モジュール
9日前
株式会社豊田自動織機
燃料電池モジュール
9日前
株式会社豊田自動織機
燃料電池モジュール
9日前
株式会社豊田自動織機
位置姿勢検知システム
今日
株式会社豊田自動織機
機能構造体の製造方法
9日前
株式会社豊田自動織機
電動機、及び電動圧縮機
9日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置の製造方法、及び蓄電装置
15日前
株式会社豊田自動織機
Na-Si合金の製造方法及びシリコンクラスレートIIを含む負極活物質の製造方法
7日前
トヨタ自動車株式会社
バイポーラ集電体、バイポーラ電極及びバイポーラ型二次電池
14日前
個人
圧縮機
4か月前
個人
海流製造装置。
今日
ダイニチ工業株式会社
空調装置
3か月前
カヤバ株式会社
電動ポンプ
1か月前
ビッグボーン株式会社
送風装置
21日前
株式会社不二越
蓄圧装置
1か月前
株式会社酉島製作所
ポンプ
3か月前
株式会社ニクニ
液封式ポンプ装置
3か月前
株式会社酉島製作所
ポンプ
4か月前
シャープ株式会社
送風装置
4か月前
シャープ株式会社
送風装置
4か月前
株式会社電業社機械製作所
ポンプ
5か月前
続きを見る