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公開番号
2025143706
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-02
出願番号
2024043079
出願日
2024-03-19
発明の名称
スクロール式コンプレッサ
出願人
サンデン株式会社
代理人
個人
主分類
F04C
18/02 20060101AFI20250925BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】スクロールや吐出空気の冷却能力を向上させ、耐久性の改善を図ることができると共に、メンテナンス性も向上させたスクロール式コンプレッサを提供する。
【解決手段】スクロール式コンプレッサ1は、固定スクロール4に対して可動スクロール6を公転旋回運動させることにより、両スクロールのラップ19、32間に形成された圧縮室34で空気を圧縮する。可動スクロール6を駆動するシャフト10が回転可能に支持されるセンターケーシング2を備え、センターケーシング2に冷却液を流入させ、当該冷却液と可動スクロール6が熱交換する構成とした。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
固定スクロールに対して可動スクロールを公転旋回運動させることにより、両スクロールのラップ間に形成された圧縮室でガスを圧縮するスクロール式コンプレッサにおいて、
前記可動スクロールを駆動するシャフトが回転可能に支持されるケーシングを備え、
該ケーシングに冷却液を流入させ、当該冷却液と前記可動スクロールが熱交換する構成としたことを特徴とするスクロール式コンプレッサ。
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【請求項2】
前記ケーシング内には、前記冷却液が流通される冷却経路が形成されており、該冷却経路内を流れる前記冷却液と前記可動スクロールが、前記ケーシングを介して熱交換する構成とされていることを特徴とする請求項1に記載のスクロール式コンプレッサ。
【請求項3】
前記可動スクロールの背面と前記ケーシング間に構成された熱媒体の封止部を備え、
該封止部に封止された前記熱媒体が、前記ケーシングを介して前記冷却液と熱交換すると共に、前記熱媒体と前記可動スクロールが熱交換する構成とされていることを特徴とする請求項2に記載のスクロール式コンプレッサ。
【請求項4】
前記可動スクロール背面の周縁部には、前記ケーシングに滑動自在に当接するシール材が設けられ、前記可動スクロールと前記ケーシング及び前記シール材で囲まれる空間に、前記封止部が構成されていることを特徴とする請求項3に記載のスクロール式コンプレッサ。
【請求項5】
前記ケーシングは、ケーシング本体と、該ケーシング本体の前記可動スクロール側に設けられたケーシングカバーを有し、
前記シール材は、前記ケーシングカバーに滑動自在に当接することを特徴とする請求項4に記載のスクロール式コンプレッサ。
【請求項6】
前記ケーシング本体の前記可動スクロール側の面には溝が形成されており、
前記ケーシングカバーにより前記ケーシング本体の溝が塞がれて、該溝内に前記冷却経路が構成されていることを特徴とする請求項5に記載のスクロール式コンプレッサ。
【請求項7】
前記熱媒体は潤滑用のオイルであり、前記封止部内には軸受部が配置されていることを特徴とする請求項3に記載のスクロール式コンプレッサ。
【請求項8】
前記軸受部は、
前記可動スクロールの自転防止機構を構成するカップリングベアリング、前記可動スクロールと前記シャフトとの連結部に設けられたドライブベアリング、及び、前記ケーシングに設けられて前記シャフトを回転可能に支持するシャフトベアリングのうちの何れか、又は、それらのうちの二つの組み合わせ、若しくは、それらの全てであり、それらの少なくとも一部が前記封止部内に配置されることを特徴とする請求項7に記載のスクロール式コンプレッサ。
【請求項9】
前記シャフトに取り付けられ、前記封止部内に位置する撹拌翼を備え、
前記シャフトの回転により前記撹拌翼が前記封止部内のオイルを撹拌し、前記軸受部に供給することを特徴とする請求項3、請求項7又は請求項8に記載のスクロール式コンプレッサ。
【請求項10】
前記撹拌翼は、公転旋回運動する前記可動スクロールによる振動を打ち消すためのバランスウェイトとして機能することを特徴とする請求項9に記載のスクロール式コンプレッサ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、固定スクロールと可動スクロールにより空気等のガスを圧縮するスクロール式コンプレッサに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
固定スクロールに対して可動スクロールを公転旋回運動させることで空気を圧縮するスクロール式のエアコンプレッサは、駆動中における摩擦や圧縮熱により固定スクロールや可動スクロール、軸受部やオイル、吐出空気の温度上昇が生じ、耐久性が低下する問題がある。
【0003】
そこで、従来では固定スクロールや可動スクロールに冷却液を流通させて冷却したり、エアコンプレッサ自体に空気を吹き付けて冷却する構成が採られていた(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
US2023/0020439A1
特開2019-73988号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の構成では冷却液を可動スクロールに流通させていたため、可撓性を有する配管を、公転旋回運動を行う可動スクロールに接続して冷却液を流さなければならず、耐久性に問題があった。また、特許文献2のようにエアコンプレッサ自体に空気を吹き付ける構成では冷却効果が不足し、スクロールや圧縮空気の温度上昇が生じてしまう。
【0006】
更に、何れの構成によっても軸受部に定期的にグリース等の潤滑剤を注入しなければならず、メンテナンス性に劣る問題もあった。
【0007】
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、スクロールや吐出ガスの冷却能力を向上させ、耐久性の改善を図ることができると共に、メンテナンス性も向上させたスクロール式コンプレッサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明のスクロール式コンプレッサは、固定スクロールに対して可動スクロールを公転旋回運動させることにより、両スクロールのラップ間に形成された圧縮室でガスを圧縮するものであって、可動スクロールを駆動するシャフトが回転可能に支持されるケーシングを備え、このケーシングに冷却液を流入させ、当該冷却液と可動スクロールが熱交換する構成としたことを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明のスクロール式コンプレッサは、上記発明においてケーシング内には、冷却液が流通される冷却経路が形成されており、この冷却経路内を流れる冷却液と可動スクロールが、ケーシングを介して熱交換する構成とされていることを特徴とする。
【0010】
請求項3の発明のスクロール式コンプレッサは、上記発明において可動スクロールの背面とケーシング間に構成された熱媒体の封止部を備え、この封止部に封止された熱媒体が、ケーシングを介して冷却液と熱交換すると共に、熱媒体と可動スクロールが熱交換する構成とされていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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