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公開番号2025140439
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024039848
出願日2024-03-14
発明の名称電動圧縮機用モータ及びそれを備えた電動圧縮機
出願人サンデン株式会社
代理人弁理士法人平和国際特許事務所
主分類H02K 3/46 20060101AFI20250919BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】インシュレータの寿命低下を抑制できる電動圧縮機用モータ及びそれを備えた電動圧縮機を提供する。
【解決手段】ステータのコアと、該コアと接触するインシュレータと、該インシュレータに巻装された巻線とを備え、前記インシュレータが、比誘電率が3.7以下、かつ誘電正接が0.0004以下である樹脂材料からなる、電動圧縮機用モータ。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
ステータのコアと、該コアと接触するインシュレータと、該インシュレータに巻装された巻線とを備え、
前記インシュレータが、比誘電率が３．７以下、かつ誘電正接が０．０００４以下である樹脂材料からなる、電動圧縮機用モータ。
続きを表示（約 170 文字）【請求項２】
前記インシュレータは、振動による上昇温度が１．５℃以下である、請求項１に記載の電動圧縮機用モータ。
【請求項３】
前記樹脂材料がシンジオタクチックポリスチレンを含む、請求項１又は２に記載の電動圧縮機用モータ。
【請求項４】
請求項１に記載の電動圧縮機用モータを備えた、電動圧縮機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ステータのコアに装着されたインシュレータに巻線が巻装されている電動圧縮機用モータ及びそれを備えた電動圧縮機に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、電動圧縮機の圧縮要素を駆動するためのモータは、ステータとこのステータの側で回転するロータとにより構成されている。このうちステータは、コアに形成された複数のティースに、巻線が施されたインシュレータがそれぞれ装着される構成とされていた（特許文献１）。
また、インシュレータの材質として、ポリフェニレンサルファイド（ＰＰＳ）や、ポリブチレンテレフタレート（ＰＢＴ）を用いることが提案されている（特許文献２）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１８－１２６００９号公報
特開２０００－２７４３６０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１、２をはじめとする従来の技術には、インシュレータの寿命低下を抑制する観点でさらなる改善の余地が見出された。
【０００５】
本発明の目的の１つは、インシュレータの寿命低下を抑制できる電動圧縮機用モータ及びそれを備えた電動圧縮機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明者らは鋭意検討の結果、比誘電率及び誘電正接が特定の条件を満たす樹脂をインシュレータに適用した場合に、インシュレータの寿命低下を顕著に抑制できることを見出し、本発明を完成した。
本発明によれば、以下の電動圧縮機用モータ等を提供できる。
【０００７】
本発明の一態様に係る電動圧縮機用モータは、ステータのコアと、該コアと接触するインシュレータと、該インシュレータに巻装された巻線とを備え、前記インシュレータが、比誘電率が３．７以下、かつ誘電正接が０．０００４以下である樹脂材料からなることを特徴とする。
本態様に係る電動圧縮機用モータによれば、インシュレータの寿命低下を抑制できる。
【０００８】
より好ましくは、前記インシュレータは、振動による上昇温度が１．５℃以下である。これにより、インシュレータの寿命低下をより好適に抑制できる。
【０００９】
より好ましくは、前記樹脂材料がシンジオタクチックポリスチレンを含む。これにより、インシュレータの寿命低下をより好適に抑制できる。
【００１０】
本発明の一態様に係る電動圧縮機は、本発明の一態様に係る電動圧縮機用モータを備えることを特徴とする。
本態様に係る電動圧縮機によれば、インシュレータの寿命低下を抑制できる。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

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