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公開番号2025167138
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2024071482
出願日2024-04-25
発明の名称電力変換装置
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人R&C
主分類H02M 7/48 20070101AFI20251030BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】基板に対しパワーモジュールを適正な位置に支持し、接続状態の確認も容易な電力変換装置を提供する。
【解決手段】実装面12Sを有する基板12と、基板12の実装面12Sに備えた基台13と、基台13に一端側が支持された固定部材14と、端子22が基板12のプリント配線12bにハンダ15によって電気的に接続されて基板12に実装されたパワーモジュールPMと、を備え、パワーモジュールPMは、固定部材14の他端側に支持されて基板12に固定されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
実装面を有する基板と、
前記基板の前記実装面に備えた基台と、
前記基台に一端側が支持された固定部材と、
端子が前記基板のプリント配線にハンダによって電気的に接続されて前記基板に実装されたパワーモジュールと、を備え、
前記パワーモジュールは、前記固定部材の他端側に支持されて前記基板に固定されている電力変換装置。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記基台及び前記固定部材のうちの少なくとも一方は、前記基板に形成された端子挿入孔から前記パワーモジュールの前記端子の出代を調整可能な出代調整部を有している請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項3】
前記基板は、当該基板を収容するケースに支持され、
前記パワーモジュールは、前記ケースの内面、又は、前記ケースの内部の冷却プレートの何れか一方に接触している請求項1又は2に記載の電力変換装置。
【請求項4】
前記固定部材は、前記他端側が、前記ケースの内面から離間する位置、あるいは、前記冷却プレートの表面から離間する位置にある請求項3に記載の電力変換装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電力変換装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
電力変換装置の製造方法に関する技術として特許文献1には、基板(50)に対し、仮止め部材(90)を介して電子部品(20)を仮止めしておき、この仮止め状態で電子部品(20)のリード線(22)を基板(50)にハンダ付けにより接続する工程が記載されている。
【0003】
また、特許文献1に記載された工程では、電子部品(20)が仮止め状態の基板(50)を筐体(60)の内部に収容し、基板(50)と電子部品(20)とをネジ(80)によって筐体(60)に固定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-8853号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
バッテリ車(BEV:Battery Electric Vehicle)や、ハイブリッド車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)等のように走行用の電動モータを備えた車両では、システムの小型化のため、電力変換装置を一つのユニットに纏めることも求められる。
【0006】
このためパワーモジュールを基板に備えた電力変換装置を構成することも考えられている。尚、パワーモジュールは、パワーMOSFETやIGBT等の複数の電力制御半導体を組み合わせた回路を1つのパッケージに集積したものである。
【0007】
しかしながら、基板にパワーモジュールを備えるため、特許文献1に記載される仮止め部材を用いるものでは、電力変換装置を構成した後においても装置内に仮止め部材が残るため小型化が制限され、基板とパワーモジュールとの間から実装面側のハンダ付けの状態の確認を困難にするものであった。
【0008】
このような理由から、基板に対しパワーモジュールを適正な位置に支持し、接続状態の確認も容易な電力変換装置が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る電力変換装置の特徴構成は、実装面を有する基板と、前記基板の前記実装面に備えた基台と、前記基台に一端側が支持された固定部材と、端子が前記基板のプリント配線にハンダによって電気的に接続されて前記基板に実装されたパワーモジュールと、を備え、前記パワーモジュールは、前記固定部材の他端側に支持されて前記基板に固定されている点にある。
【0010】
本構成によると、基台に一端側が支持された固定部材を用い、この固定部材の他端側にパワーモジュールを支持することにより、基板との間に必要な間隔を設定した状態で基板のプリント配線に対しパワーモジュールの端子をハンダによって接続できる。また、本構成では、パワーモジュールと基板との間に開放した空間を形成でき、パワーモジュールを基板に実装する際のハンダ付けをハウジングなどから分離した状態で行える。そのため、基板の実装面のハンダによる接続状態の確認を容易に行える。
従って、基板に対しパワーモジュールを適正な位置に支持し、接続状態の確認も容易な電力変換装置が構成された。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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