TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025157810
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-16
出願番号2024060059
出願日2024-04-03
発明の名称ドアロック装置
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類E05B 85/02 20140101AFI20251008BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】ドアロック装置に付加機能を追加しつつ、当該ドアロック装置の大型化を抑制する。
【解決手段】本開示のドアロック装置は、第1モータからの駆動力によりラッチ機構をアンラッチ状態に切り替えるアクチュエータと、第2モータ、第2モータから離間して配置される被駆動部材、および第2モータからの駆動力を被駆動部材に伝達する伝達部材を含む付加機構と、アクチュエータおよび付加機構を収容するハウジングと、ハウジングの内部に配置されるベースプレートと、ハウジングおよびベースプレートによりベースプレートの表面側に画成されると共、第1モータを含むアクチュエータの構成部材および付加機構の第2モータが配置される第1空間と、ハウジングおよびベースプレートによりベースプレートの裏面側に画成されると共に、付加機構の伝達部材が配置される第2空間とを含む。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
車両のドアを閉状態に保持すると共に前記ドアの開放を許容するドアロック装置において、
前記ドアを閉状態に保持するラッチ状態と、前記ドアの開放を許容するアンラッチ状態とを選択的に形成するラッチ機構と、
第1モータを含み、前記第1モータからの駆動力により前記ラッチ機構を前記アンラッチ状態に切り替えると共に、手動操作による前記ラッチ機構の前記アンラッチ状態への切り替えを許容するアクチュエータと、
第2モータ、前記第2モータから離間して配置される被駆動部材、および前記第2モータからの駆動力を前記被駆動部材に伝達する伝達部材を含み、付加機能を提供する付加機構と、
前記アクチュエータおよび前記付加機構を収容するハウジングと、
前記ハウジングの内部に配置されるベースプレートと、
前記ハウジングおよび前記ベースプレートにより前記ベースプレートの表面側に画成されると共、前記第1モータを含む前記アクチュエータの構成部材および前記付加機構の前記第2モータが配置される第1空間と、
前記ハウジングおよび前記ベースプレートにより前記ベースプレートの裏面側に画成されると共に、前記伝達部材が配置される第2空間と、
を備えるドアロック装置。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
請求項1に記載のドアロック装置において、
前記アクチュエータは、複数のレバーを含み、
前記ベースプレートからは、複数の軸部が前記第1空間側に延出され、
前記複数のレバーは、前記ベースプレートの対応する前記軸部により回転自在に支持されるドアロック装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載のドアロック装置において、
前記伝達部材は、前記ベースプレートの前記裏面と、前記裏面と対向する前記ハウジングの内面とにより摺動自在に支持されるドアロック装置。
【請求項4】
請求項1または2に記載のドアロック装置において、
前記ハウジング内には、前記ドアのインサイドドアハンドルの手動操作に応じて所定方向に回動するインサイドオープンレバーが配置され、
前記アクチュエータは、前記第1モータからの前記駆動力により駆動されて前記ラッチ機構を前記ラッチ状態から前記アンラッチ状態に切り替えるリリースレバーを含み、
前記リリースレバーは、前記付加機構の前記被駆動部材を介して前記所定方向に回動する前記インサイドオープンレバーにより押圧されて前記ラッチ機構を前記ラッチ状態から前記アンラッチ状態に切り替え可能であり、
前記付加機構は、前記インサイドオープンレバーが前記リリースレバーを押圧不能になるように、前記伝達部材を介して前記第2モータからの前記駆動力により前記被駆動部材を前記インサイドオープンレバーと前記リリースレバーとの間から移動させるチャイルドロック機構であるドアロック装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両のドアを閉状態に保持すると共に当該ドアの開放を許容するドアロック装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ラッチ機構と、オープンリンクと、アクティブレバーと、モータとを含むドアロック装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このドアロック装置のオープンリンクは、ラッチ機構をアンラッチ状態に切替可能にするメカリンク位置と、当該ラッチ機構をアンラッチ状態に切替不能にするメカリンクカット位置とに移動可能である。また、アクティブレバーは、メカリンク位置に移動してオープンリンクをメカリンク位置に保持と共に、メカリンクカット位置に移動してオープンリンクをメカリンクカット位置に保持する。かかるアクティブレバーは、インサイドドアハンドルが操作されたときに、メカリンクカット位置からメカリンク位置へと移動する。そして、モータは、アクティブレバーがメカリンクカット位置に位置する状態でインサイドドアハンドルが操作されたときに、当該アクティブレバーをメカリンクカット位置からメカリンク位置へ移動させる。また、このドアロック装置では、アクティブレバーがメカリンク位置およびメカリンクカット位置の何れにあるかを判別するためのスイッチが当該アクティブレバーから離間するように配置される。そして、アクティブレバーとスイッチとは、当該アクティブレバーに連動して回転するコントロールレバーを介して連系する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-123428号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来のドアロック装置では、互いに離間したアクティブレバーとスイッチとを連系させるために、コントロールレバーが他の構成部材を跨ぐように配置される。このため、ドアロック装置に更なる付加機能を追加すべき場合には、当該付加機能を提供するための要素をコントロールレバー等と干渉しないように配置しなければならず、ドアロック装置が大型化してしまうおそれがある。
【0005】
そこで、本開示は、ドアロック装置に付加機能を追加しつつ、当該ドアロック装置の大型化を抑制することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のドアロック装置は、車両のドアを閉状態に保持すると共に前記ドアの開放を許容するドアロック装置において、前記ドアを閉状態に保持するラッチ状態と、前記ドアの開放を許容するアンラッチ状態とを選択的に形成するラッチ機構と、第1モータを含み、前記第1モータからの駆動力により前記ラッチ機構を前記アンラッチ状態に切り替えると共に、手動操作による前記ラッチ機構の前記アンラッチ状態への切り替えを許容するアクチュエータと、第2モータ、前記第2モータから離間して配置される被駆動部材、および前記第2モータからの駆動力を前記被駆動部材に伝達する伝達部材を含み、付加機能を提供する付加機構と、前記アクチュエータおよび前記付加機構を収容するハウジングと、前記ハウジングの内部に配置されるベースプレートと、前記ハウジングおよび前記ベースプレートにより前記ベースプレートの表面側に画成されると共、前記第1モータを含む前記アクチュエータの構成部材および前記付加機構の前記第2モータが配置される第1空間と、前記ハウジングおよび前記ベースプレートにより前記ベースプレートの裏面側に画成されると共に、前記伝達部材が配置される第2空間とを含むものである。
【0007】
本開示のドアロック装置では、ラッチ機構をアンラッチ状態に切り替え可能なアクチュエータおよび付加機能を提供する付加機構を収容するハウジング内にベースプレートが配置される。ハウジング内には、ベースプレートの表面側に第1空間が画成され、当該ベースプレートの裏面側に第2空間が画成される。ハウジング内の第1空間には、第1モータを含むアクチュエータの構成部材および付加機構の第2モータが配置される。そして、付加機構の伝達部材は、ベースプレートの裏面側の第2空間に配置される。これにより、付加機構の被駆動部材が第2モータから離間して配置されたとしても、当該付加機構の伝達部材をアクチュエータの構成部材に干渉させることなくハウジング内に配置すると共に、伝達部材がアクチュエータの構成部材を跨ぐように配置される場合に比べてハウジングの厚みの増加を抑制することができる。この結果、ドアロック装置に付加機能を追加しつつ、当該ドアロック装置の大型化を抑制することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示のドアロック装置が適用される車両のドアを示す概略構成図である。
本開示のドアロック装置を示す概略構成図である。
本開示のドアロック装置のラッチ機構を示す概略構成図である。
本開示のドアロック装置の付加機構であるチャイルドロック機構を示す概略構成図である。
図4のチャイルドロック機構の動作を説明するための概略構成図である。
図4のチャイルドロック機構の動作を説明するための概略構成図である。
図4のチャイルドロック機構の動作を説明するための概略構成図である。
本開示のドアロック装置のハウジングを示す断面図である。
本開示のドアロック装置のハウジングを示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
次に、図面を参照しながら、本開示の発明を実施するための形態について説明する。
【0010】
図1は、本開示のドアロック装置10が適用された車両のドア1を示す概略構成図である。ドア1は、車両の後席のリヤドアであって、当該ドア1の下半部を形成するドア本体2と、ドア1の上半部を形成して窓ガラスをガイドするドアサッシュ3とを含む。ドア本体2は、アウターパネル4に加えて、当該アウターパネル4の内側(車室側)に固定された図示しないインナーパネルと、当該インナーパネルの車室側の面に固定された樹脂製のトリム(図示省略)とを含む。ドア1は、車両の図示しない車体により回転自在に支持された前端部を支点として、全閉位置から半開位置(半ドア位置)を経て全開位置まで回動可能なスイングドアである。半開位置は、全閉位置よりもわずかに開位置の側に移動した位置である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

株式会社アイシン
車両
18日前
株式会社アイシン
車両
18日前
株式会社アイシン
粉砕機
5日前
株式会社アイシン
潤滑油
3日前
株式会社アイシン
熱交換器
18日前
株式会社アイシン
熱交換器
18日前
株式会社アイシン
動力変換装置
18日前
株式会社アイシン
ヒートシンク
1か月前
株式会社アイシン
電力変換装置
1か月前
株式会社アイシン
焼き入れ方法
3日前
株式会社アイシン
キックセンサ
1か月前
株式会社アイシン
操作検出装置
12日前
株式会社アイシン
焼き入れ方法
3日前
株式会社アイシン
冷却モジュール
1か月前
株式会社アイシン
車両用ドア装置
1か月前
株式会社アイシン
車両用駆動装置
1か月前
株式会社アイシン
車両用駆動装置
1か月前
株式会社アイシン
車両用駆動装置
18日前
株式会社アイシン
回転角検出装置
18日前
株式会社アイシン
位置姿勢取得装置
11日前
株式会社アイシン
複合歯車の製造方法
10日前
株式会社アイシン
車両用駆動伝達装置
1か月前
株式会社アイシン
車両用駆動伝達装置
18日前
株式会社アイシン
車両用駆動伝達装置
1か月前
株式会社アイシン
車両用のドアロック装置
1か月前
株式会社アイシン
ペロブスカイト太陽電池
3日前
株式会社アイシン
ペロブスカイト太陽電池
1か月前
株式会社アイシン
静電容量センサシステム
1か月前
株式会社アイシン
二酸化炭素回収システム
11日前
株式会社アイシン
ペロブスカイト太陽電池の製造方法
19日前
株式会社アイシン
バルブ装置の学習装置及び学習方法
1か月前
株式会社アイシン
バルブ制御装置及びバルブ制御方法
1か月前
株式会社アイシン
ペロブスカイト太陽電池及びカーボン液
10日前
株式会社アイシン
車両用制御装置及び車両用制御プログラム
11日前
株式会社アイシン
水性エマルジョン系制振塗料組成物及びその硬化塗膜
1か月前
株式会社アイシン
ホール輸送材料およびホール輸送材料を用いた太陽電池
1か月前
続きを見る