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公開番号2025162398
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-27
出願番号2024065671
出願日2024-04-15
発明の名称固定子の加熱装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類H02K 15/02 20250101AFI20251020BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】巻線を装着した固定子における加熱時の熱変形及び過加熱を抑制する固定子の加熱装置を提供すること。
【解決手段】本開示にかかる固定子の加熱装置1は、巻線を装着した固定子の加熱装置であって、固定子10のコア部11の内壁部12及び外壁部13の少なくとも一方に設けられた誘導加熱コイル100と、固定子の積層方向の端部、及び外壁部に設けられた円環状の遮蔽部材110とを備えるものである。これにより、巻線を装着した固定子における加熱時の熱変形及び過加熱を抑制する固定子の加熱装置を提供することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
巻線を装着した固定子の加熱装置であって、
固定子のコア部の内壁部及び外壁部の少なくとも一方に設けられた誘導加熱コイルと、
前記固定子の積層方向の端部、及び前記外壁部に設けられた円環状の遮蔽部材と、を備える、
固定子の加熱装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、固定子の加熱装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、固定子(ステータ)のコアの端部を押さえ部材によって押さえるステータの製造方法及びステータの製造用治具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-169400号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されるステータの製造方法及びステータの製造用治具においては、ステータコアの端部を物理的に押さえることにより、誘導加熱中に生じる鋼板の湾曲を防止する。また、誘導加熱中に鋼板の磁気浮上を抑制できるため、ステータコアの鋼板の端部にて発生した熱が、下層への電磁鋼板に熱を伝えやすく、浮上した層の異常加熱を防ぐことができる。
【0005】
一方で、ステータコアよりも外側へはみ出した巻線コイルにより発生する磁束は、非磁性体の製品コイルよりも、磁性体であるステータコアに入りやすいため、ステータコアの発熱の抑制には、さらなる改善が求められる。
【0006】
本開示は、このような課題を解決するためになされたものであり、巻線を装着した固定子における加熱時の熱変形及び過加熱を抑制する固定子の加熱装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示にかかる固定子の加熱装置は、巻線を装着した固定子の加熱装置であって、固定子のコア部の内壁部及び外壁部の少なくとも一方に設けられた誘導加熱コイルと、前記固定子の積層方向の端部、及び前記外壁部に設けられた円環状の遮蔽部材とを備える。これにより、巻線を装着した固定子における加熱時の熱変形及び過加熱を抑制する固定子の加熱装置を提供することができる。
【発明の効果】
【0008】
本開示により、巻線を装着した固定子における加熱時の熱変形及び過加熱を抑制する固定子の加熱装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示にかかる固定子の加熱装置の構成図である。
本開示にかかる固定子の加熱装置によるコア部の温度上昇を示すグラフである。
関連する固定子の加熱装置によるコア部の温度上昇を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本開示の実施の形態について説明する。図1は、本開示にかかる固定子の加熱装置1の構成図である。固定子の加熱装置1は、固定子10を加熱する誘導加熱コイル100と、磁束を遮蔽する遮蔽部材110とを備えるものである。
(【0011】以降は省略されています)

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