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公開番号2025170721
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-19
出願番号2024083668
出願日2024-05-07
発明の名称高圧電気機器の開閉器
出願人個人
代理人
主分類H02H 5/08 20060101AFI20251112BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】
1, UASの小型化またはUAS内の電気火花およびアークの発生を抑制する。
2, UGSに封入されている地球温暖化ガスの使用削減による地球温暖化防止への貢献
【解決手段】
1, 電力用開閉器を函体に挿入する。(例UAS)
2, 函体内(UAS)に窒素ガスを0.98MPaの圧力で封入する。
(パッシェンの法則により気体の圧力を高めることで、放電開始電圧(絶縁破壊電圧)が気体の圧力にほぼ比例して高くなることが知られている。)
3, 電力用開閉器(UAS)の遮断性能が向上する。
特許請求の範囲【請求項１】
電気設備に使用する開閉器を密閉式函体に挿入し、バルブおよび圧力計を取り付ける。
続きを表示（約 140 文字）【請求項２】
請求項１で取り付けたバルブより函体に空気または窒素を加圧し封入することで圧力に応じて電気の絶縁性能を上げることができる。
【請求項３】
函体の圧力が低下した場合、圧縮空気または圧縮窒素で加圧し、ゲージ圧力が規定値に回復した場合、絶縁性能を回復できる。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ＵＧＳ（ＵｎｄｅｒＧｒｏｕｎｄＧａｓＳｗｉｔｃｈ）およびＵＡＳ（ＵｎｄｅｒＧｒｏｕｎｄＡｉｒＳｗｉｔｃｈ）を改良したものである。ＵＡＳの函体（スイッチが封入してある缶）に下記内容の改造を実施する。
１，函体より圧縮空気が漏れないよう、函体に密閉用パッキンを装着する。
２，函体に圧力計及び圧力低下の表示器を付加する。
３，上記改良を施したＵＡＳ函体に乾燥させた圧縮空気または窒素を０．９８ＭＰａ封入する。
続きを表示（約 700 文字）【技術背景】
【０００２】
この種のスイッチとしては、ＵＧＳおよびＵＡＳが先行技術としてあるが、乾燥空気を（窒素が望ましい）を０．９８ＭＰａ封入することにより下記のような改善が期待できる。
大気中で不純物を考慮してすると絶縁破壊電圧は下記の様になる。
雰囲気１気圧、電極間距離１ｍｍの時絶縁破壊電圧約１ｋＶ
雰囲気２気圧、電極間距離１ｍｍの時絶縁破壊電圧約２ｋＶ
上記特性を利用して雰囲気０．９８ＭＰａ約１０気圧で、電極間距離１ｍｍの時、絶縁破壊電圧約１０ｋＶとなる。実際とは異なることもあるが、ＵＡＳの絶縁能力の向上は確実である。
【先行技術文献】
【０００３】
【特許文献】
【】
ＵＡＳ、ＵＧＳ
【０００４】
【非特許文献】
【】
参考文献パッシェンの法則
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
地球温暖化対策および電気設備スイッチの小型化
【課題を解決するための手段】
【０００６】
電気設備スイッチの函体内の圧力を上げることにより、絶縁破壊電圧を高くする。
【発明の効果】
【０００７】
ＵＡＳの小型化により設置面が小さくできる。
ＵＧＳは、函体内のＳＦ６ガスの漏れが生じると開閉スイッチが使用できなくなるが、本発明品は圧力低下が生じた時に予めバルブ等装備しておき、乾燥空気または窒素を規定値封入することにより応急的にスイッチの開閉が出来るようになる。

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