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公開番号2025177075
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024083587
出願日2024-05-22
発明の名称空冷式油圧装置
出願人株式会社不二越
代理人個人,個人
主分類H02K 9/06 20060101AFI20251128BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電動機のモーター軸に冷却ファンを取付けた構成において、ラジエータ側の空気をその冷却ファンによって効率的に処理し、油圧ユニットの冷却効率を向上させるフードを備えた空冷式油圧装置を提供する。
【解決手段】
油圧ポンプと、油圧ポンプを駆動する電動機と、油タンクと、油タンクに戻るドレンをまたは戻り油を冷却するラジエータと、電動機のモーター軸に取付けられ該電動機とラジエータの間に配置された冷却ファンと、冷却ファンを覆うフードとを備え、フードは矩形部と円筒部を含んで構成され、矩形部はラジエータの電動機側の面における通気部分の全体を囲い、円筒部は冷却ファンを内包し、該円筒部の径は冷却ファンの呼び径よりやや大きく、円筒部の開口縁部が電動機のラジエータ側の面を臨むように設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
油圧ポンプと、
前記油圧ポンプを駆動する電動機と、
油タンクと、
前記油タンクに戻るドレンをまたは戻り油を冷却するラジエータと、
前記電動機のモーター軸に取付けられ該電動機と前記ラジエータの間に配置された冷却ファンと、
前記冷却ファンを覆うフードとを備え、
前記フードは矩形部と円筒部を含んで構成され、
前記矩形部は前記ラジエータの前記電動機側の面における通気部分の全体を囲い、
前記円筒部は前記冷却ファンを内包し、該円筒部の径は冷却ファンの呼び径よりやや大きく、前記円筒部の開口縁部が前記電動機のラジエータ側の面を臨むように設けられていることを特徴とする空冷式油圧装置。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記冷却ファンはラジエータ側の空気を前記電動機側へ向かって送るように構成され、
前記円筒部の開口側には、前記電動機側へ送られた空気を通過させる隙間が全体的に設けられ、かつ前記円筒部の開口からの指の侵入を防ぐフィンガーガードが取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の空冷式油圧装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空冷式油圧装置に関し、特に油圧ポンプを駆動する電動機の冷却ファンの空気流によってラジエータを冷却するようにされた油圧装置の改良に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
油圧装置の作動油の温度上昇を防止するために、水冷、空冷式の冷却器が用いられる。例えば特許文献1には、空冷式の冷却器を用いた構成が開示されている。特許文献1に記載の空冷式油圧装置において、ポンプを駆動する電動機の冷却ファンにラジエータの表面を近接設置して、電動器の冷却ファンの空気流によりラジエータを冷却するようにされている。
【0003】
また出願人は特許文献2において、電動機のファンカバーとラジエータの間にフードを設けた空冷式油圧装置を開示している。このフードは、一端が前記空冷式冷却器の角形ラジエータ面に開口する角形状の開口部を有し、他端が前記電動機のファンカバーの先端が挿入される穴を有する構成となっている。これにより、角型ラジエータであっても、構造が簡単で、従来の冷却器、電動機を使用でき、熱効率がよく、冷却能力に応じた性能を発揮できる空冷式油圧装置を提供することができると述べている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開昭49-50804号公報
特許第3672153号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献2に記載の空冷式油圧装置においては、電動機の冷却を目的とした冷却ファンの使用を前提としている。したがって、冷却ファンの役割の比重は電動機側の冷却にあり、ラジエータの冷却は副次的であった。
【0006】
しかしながら、油圧ユニットの使用方法や電動機の効率、電動機の耐熱性によっては、必ずしも電動機を主として冷却するように構成されていなくてもよい。つまり、ラジエータの冷却性能の向上が求められているため、モーター軸に取り付けられた冷却ファンによりラジエータの冷却の比重を高めることが有効である。
【0007】
そこで本発明は、電動機のモーター軸に冷却ファンを取付けた構成において、ラジエータ側の空気をその冷却ファンによって効率的に処理し、油圧ユニットの冷却効率を向上させるフードを備えた空冷式油圧装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明にかかる空冷式油圧装置の代表的な構成は、油圧ポンプと、油圧ポンプを駆動する電動機と、油タンクと、油タンクに戻るドレンをまたは戻り油を冷却するラジエータと、電動機のモーター軸に取付けられ該電動機とラジエータの間に配置された冷却ファンと、冷却ファンを覆うフードとを備え、フードは矩形部と円筒部を含んで構成され、矩形部はラジエータの電動機側の面における通気部分の全体を囲い、円筒部は冷却ファンを内包し、該円筒部の径は冷却ファンの呼び径よりやや大きく、円筒部の開口縁部が電動機のラジエータ側の面を臨むように設けられていることを特徴とする。
【0009】
冷却ファンはラジエータ側の空気を電動機側へ向かって送るように構成され、円筒部の開口側には、電動機側へ送られた空気を通過させる隙間が全体的に設けられ、かつ円筒部の開口からの指の侵入を防ぐフィンガーガードが取り付けられていることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、片回転ポンプの電動機のモーター軸に冷却ファンを取付けた構成において、特にラジエータに対して高い冷却効率を発揮しうるフードを備えた空冷式油圧装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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