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公開番号
2025162734
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-28
出願番号
2024066124
出願日
2024-04-16
発明の名称
直動軸受用合金鋼およびそれを用いた直動軸受
出願人
株式会社不二越
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
,
個人
主分類
C22C
38/00 20060101AFI20251021BHJP(冶金;鉄または非鉄合金;合金の処理または非鉄金属の処理)
要約
【課題】浸炭処理を施さずに低温度(900℃以下)による全体焼入れ処理、およびその後の焼戻し処理(150~200℃)によって、高硬度(ロックウェル硬さCスケールで64HRC以上)が得られる直動軸受用合金鋼およびそれを用いた直動軸受を提供する。
【解決手段】重量%で、C:0.90%以上1.50%以下、Si:0.70~2.50%、Mn:0.10~1.00%、Cr:1.00~4.00%、Mo:0.20~1.50%、W+2Mo:0.40~3.00%、V:0.10~0.80%であり、残余Feおよび不可避不純物からなる直動軸受用合金鋼とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
重量%で、C:0.90%以上1.50%以下、Si:0.70~2.50%、Mn:0.10~1.00%、Cr:1.00~4.00%、Mo:0.20~1.50%、W+2Mo:0.40~3.00%、V:0.10~0.80%であり、残余Feおよび不可避不純物からなることを特徴とする直動軸受用合金鋼。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
重量%で、C:0.90%以上1.50%以下、Si:0.70~2.50%、Mn:0.10~1.00%、Cr:1.00~4.00%、Mo:0.20~1.50%、W+2Mo:0.40~3.00%、Nb:0.05~0.40%であり、残余Feおよび不可避不純物からなることを特徴とする直動軸受用合金鋼。
【請求項3】
請求項1または2に記載の直動軸受用合金鋼を用いた直動軸受であって、かつ前記直動軸受の表面がロックウェル硬さCスケールで64HRC以上を有していることを特徴とする直動軸受。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、直動軸受用途の合金鋼およびそれを用いた直動軸受に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、リニアブッシュやボールスプラインなどに代表される直動軸受は小型化(薄肉化)や軽量化など様々な要望が高まっている。そのような様々なニーズに伴い、直動軸受にはより高い静的強度が必要になってきている。例えば、特許文献1では特殊な環境下(高温雰囲気)で使用される直動軸受が開示されており、高温雰囲気下においても硬さが維持できることが説明されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-59957号公報
【発明の概要】
【0004】
しかし、大半の直動軸受はSUJ2の鋼種に代表される軸受鋼製であるので、その硬さはロックウェル硬さCスケールで61~62HRC程度であり、既存サイズの直動軸受を小型化(薄肉化)した場合には、十分な硬さが得られない。
【0005】
鋼種の硬さのみに着目すれば、VやWなどのレアメタルを含有した特殊鋼や高速度工具鋼などの鋼材はその硬さはロックウェル硬さCスケールで64HRC以上あるので、素材としては使用することもできるが、焼入れ温度を1100~1200°の範囲で行う必要があり、製造費用の高騰,熱処理費用のコストアップを招く恐れもあった。
【0006】
また、特許文献1に開示されているように、焼入れ,焼戻しなどの熱処理条件や浸炭や窒化など表層のみを硬化させる特殊な表面処理などで硬さを向上させる(維持させる)ことも可能であるが、内部硬さまで向上させることは難しく、同時に製作費用の上昇にもつながることが問題となっていた。
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明においては、浸炭処理などの特殊な表面処理を施さずに低温度(900℃以下)による全体焼入れ処理、およびその後の焼戻し処理(150~200℃)によって高硬度(ロックウェル硬さCスケールで64HRC以上)が得られる直動軸受用合金鋼およびそれを用いた直動軸受を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した課題を解決するために、本発明の合金鋼は、重量%で、C:0.90%以上1.50%以下、Si:0.70~2.50%、Mn:0.10~1.00%、Cr:1.00~4.00%、Mo:0.20~1.50%、W+2Mo:0.40~3.00%、V:0.10~0.80%であり、残余Feおよび不可避不純物からなる直動軸受用合金鋼とする。
【0009】
もしくは、重量%で、C:0.90%以上1.50%以下、Si:0.70~2.50%、Mn:0.10~1.00%、Cr:1.00~4.00%、Mo:0.20~1.50%、W+2Mo:0.40~3.00%、Nb:0.05~0.40%であり、残余Feおよび不可避不純物からなる直動軸受用合金鋼とする。
【0010】
また、前述の直動軸受用合金鋼を用いた直動軸受の発明は、当該直動軸受の表面をロックウェル硬さCスケールで64HRC以上とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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