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公開番号2025179293
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-10
出願番号2024085936
出願日2024-05-28
発明の名称発電体
出願人東洋アルミニウム株式会社
代理人
主分類H02N 1/04 20060101AFI20251203BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】摩擦発電技術において、更に発電量を向上することを目的とする。
【解決手段】本発明の発電体は、絶縁膜と電極層が積層された第一部材と、絶縁膜と電極層が積層された第二部材とが、互いの絶縁膜同士を対向して離間して設置された発電体であって、前記第一部材と前記第二部材の少なくともいずれかが、前記絶縁膜と前記電極層との間に、導電性フィラーを含有する導電性接着層を備えることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
絶縁膜と電極層が積層された第一部材と、絶縁膜と電極層が積層された第二部材とが、互いの絶縁膜同士を対向して離間して設置された発電体であって、
前記第一部材と前記第二部材の少なくともいずれかが、前記絶縁膜と前記電極層との間に、導電性フィラーを含有する導電性接着層を備えることを特徴とする、発電体。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記導電性フィラーは銀粉、銅粉、カーボン粉、銀コート銅粉、銀コートアルミニウム粉、銀コートシリカ粉、銀コートアルミナ粉からなる群から選択される一種又は二種以上の導電性フィラーであることを特徴とする、請求項1記載の発電体。
【請求項3】
前記導電性接着層は、前記導電性フィラーと、ポリエステル樹脂系、エポキシ樹脂系、アクリル樹脂系、シリコーンゴム系、フェノール樹脂系、酢酸ビニル系、ニトリルゴム系、クロロプレンゴム系、スチレンブタジエンゴム系、シアノアクリレート系及びデンプン系からなる群から選択される一種又は二種以上の接着剤により構成されていることを特徴とする、請求項1記載の発電体。
【請求項4】
前記導電性接着層は、前記導電性フィラーが10重量%以上97重量%以下であり、残部が接着剤であることを特徴とする、請求項1記載の発電体。
【請求項5】
前記導電性接着層は、前記第一部材の絶縁膜と電極層との間と、前記第二部材の絶縁膜と電極層との間の両方に備えられていることを特徴とする、請求項1記載の発電体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は発電体に関し、特に摩擦帯電による発電体に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、身の回りの環境に存在する小さなエネルギーを集めて電力を得るという、エナジーハーベストが注目されている。太陽光や照明光、機械の発する振動、熱などの環境中のエネルギーを電気に変換する方法が種々検討されており、その中には、接触帯電を利用した発電体が知られている。このような発電体としては、例えば特許文献1の技術が知られている。特許文献1の様な摩擦帯電を利用した技術は摩擦発電とも呼ばれ、絶縁膜を有する部材同士を対向して配置し、外部からの圧力により接触面積が変化して発電がなされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-191454号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の技術では、発電量は接触面積に依存し、その面積を大きくすることでしか発電量を向上することができないという問題があった。そこで本発明は、摩擦発電技術において、更に発電量を向上することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願発明者らは、上記課題に鑑み、部材の構成を種々改良することで発電量を向上することができるものと考え、本願発明に至った。
【0006】
すなわち本発明の発電体は、絶縁膜と電極層が積層された第一部材と、絶縁膜と電極層が積層された第二部材とが、互いの絶縁膜同士を対向して離間して設置された発電体であって、前記第一部材と前記第二部材の少なくともいずれかが、前記絶縁膜と前記電極層との間に、導電性フィラーを含有する導電性接着層を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の発電体が上記構成であることで、絶縁膜と電極層が積層された第一部材と、絶縁膜と電極層が積層された第二部材とが、互いの絶縁膜同士を対向して離間して設置された摩擦発電技術において、更に発電量が向上する。より詳細には、対向した絶縁膜同士が接触して帯電し、絶縁膜における電子や正孔が、導電性フィラーを含有する導電性接着層を介して電極に移動する。導電性フィラーを含有する導電性接着層は、導電性に優れるため、絶縁膜から電極層へ効率的に電子や正孔が移動する。よって、高い発電量を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る発電体の一例を示す模式的な断面図である。
実施形態に係る発電体の別の一例を示す模式的な一部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。説明の簡潔化のため、実質的に同一の機能を有する構成要素を同一の参照符号で示す。
【0010】
図1に示す様に、本発明の発電体1は、絶縁膜12と電極層18が積層された第一部材10と、絶縁膜22と電極層28が積層された第二部材20とが、互いの絶縁膜12、22同士を対向して離間して設置された発電体であって、前記第一部材10と前記第二部材20の少なくともいずれかが、前記絶縁膜12、22と前記電極層18、28との間に、導電性フィラー14、24を含有する導電性接着層16、26を備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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