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公開番号
2025110036
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-28
出願番号
2024003732
出願日
2024-01-15
発明の名称
ベーンポンプ
出願人
株式会社不二越
代理人
個人
,
個人
主分類
F04C
2/344 20060101AFI20250718BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】2つ以上の吐出ポートを備えるベーンポンプにおいて、低温時にベーンの飛び出しを促進する吐出ポートと抑制する吐出ポートとを設けることにより、始動時(低温時)の駆動トルクを低減して、始動を速やかに行うことができるベーンポンプを提供する。
【解決手段】ベーンポンプ100は、ポンプボディ102と、ポンプボディの凹部110を覆うポンプカバー104と、ポンプボディの凹部に配置されたロータ112と、ロータの外周面に放射状に形成されたベーン溝118と、ベーン溝に嵌め込まれロータから摺動可能に突出するベーン120と、ロータの吐出口側に配置された第1サイドプレート122とを備え、第1サイドプレートは、ロータ側に形成された複数の吐出ポート134、136と、ロータ側に形成されベーン溝と連通可能な複数の背圧溝138、140と、吐出ポートから背圧溝に連通し、流れ抵抗に差がある複数の油路148、148Aとを有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
吸込口を有するポンプボディと、
吐出口を有し前記ポンプボディの凹部を覆うポンプカバーと、
前記ポンプボディの凹部に配置されていて、軸を中心に回転可能なロータと、
前記ロータの外周面に放射状に形成された複数のベーン溝と、
前記複数のベーン溝に嵌め込まれていて、回転する前記ロータから摺動可能に突出する複数のベーンと、
前記ロータの吐出口側に配置されている第1サイドプレートと、
前記ロータの吸込口側に配置されている第2サイドプレートと、を備え、
前記第1サイドプレートは、
前記ロータ側に形成された複数の吐出ポートと、
前記ロータ側に形成され、前記ロータの複数のベーン溝と連通可能な複数の背圧溝と、
前記複数の吐出ポートから前記複数の背圧溝にそれぞれ連通し、流れ抵抗に差がある複数の油路と、を有することを特徴とするベーンポンプ。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記複数の吐出ポート、背圧溝および油路は2つずつあり、1つの油路の流れ抵抗が低く、1つの油路の流れ抵抗が高いことを特徴とする請求項1に記載のベーンポンプ。
【請求項3】
前記複数の吐出ポート、背圧溝および油路は3つずつあり、1つの油路の流れ抵抗が低く、2つの油路の流れ抵抗が高いことを特徴とする請求項1に記載のベーンポンプ。
【請求項4】
前記複数の吐出ポート、背圧溝および油路は3つずつあり、2つの油路の流れ抵抗が低く、1つの油路の流れ抵抗が高いことを特徴とする請求項1に記載のベーンポンプ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車用変速機の油圧発生用ポンプや、EV車(electric car)用の潤滑冷却用ポンプとして用いられるベーンポンプに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
一例としてベーンポンプを自動車用トランスミッションに適用する場合、高圧と低圧の2種類の圧油が必要となる。特許文献1には、分配バルブなどの別個の油圧機器を必要とせずに、単体で高圧と低圧の2種類の圧油を吐出するベーンポンプが記載されている。
【0003】
特許文献1のベーンポンプでは、2つの吐出ポートを有する第1サイドプレートにおいて、吐出ポートからベーンの背圧溝に連通する油路を設けることにより、ベーンの飛び出し性を向上させている。特に、油路に溝幅の狭い箇所を設けることにより、始動時(低温時)から所定の油圧を吐出することを可能としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6773991号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のベーンポンプでは、始動時からベーンがカムリングに対して飛び出しやすくなる。しかし、ベーンが飛び出せば当然にカムリングの内周面との摺動抵抗が発生する。また低温時では油の粘度が大きいため回転の駆動トルクも大きくなってしまう。その一方で、例えば冷却用に使用される作動油のように、始動時にはさほど必要ない作動油もある。
【0006】
本発明は、このような課題に鑑み、2つ以上の吐出ポートを備えるベーンポンプにおいて、低温時にベーンの飛び出しを促進する吐出ポートと抑制する吐出ポートとを設けることにより、始動時(低温時)の駆動トルクを低減して、始動を速やかに行うことができるベーンポンプを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明にかかるベーンポンプの代表的な構成は、吸込口を有するポンプボディと、吐出口を有しポンプボディの凹部を覆うポンプカバーと、ポンプボディの凹部に配置されていて、軸を中心に回転可能なロータと、ロータの外周面に放射状に形成された複数のベーン溝と、複数のベーン溝に嵌め込まれていて、回転するロータから摺動可能に突出する複数のベーンと、ロータの吐出口側に配置されている第1サイドプレートと、ロータの吸込口側に配置されている第2サイドプレートと、を備え、第1サイドプレートは、ロータ側に形成された複数の吐出ポートと、ロータ側に形成され、ロータの複数のベーン溝と連通可能な複数の背圧溝と、複数の吐出ポートから複数の背圧溝にそれぞれ連通し、流れ抵抗に差がある複数の油路と、を有することを特徴とする。
【0008】
上記の複数の吐出ポート、背圧溝および油路は2つずつあり、1つの油路の流れ抵抗が低く、1つの油路の流れ抵抗が高いことが好ましい。
【0009】
上記の複数の吐出ポート、背圧溝および油路は3つずつあり、1つの油路の流れ抵抗が低く、2つの油路の流れ抵抗が高いことが好ましい。
【0010】
上記の複数の吐出ポート、背圧溝および油路は3つずつあり、2つの油路の流れ抵抗が低く、1つの油路の流れ抵抗が高いことが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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