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公開番号2025074503
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-14
出願番号2023185349
出願日2023-10-30
発明の名称異常検知装置及びプログラム
出願人株式会社不二越
代理人個人
主分類B23Q 17/09 20060101AFI20250507BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】計算コストが低く、判定精度が高い異常検知装置を提供する。
【解決手段】異常判定装置1は、所定のサンプリング間隔で工具とワークとの接触度合を示す時系列データ6を取得するデータ取得部2と、時系列データ6を時系列順に確認し、同一の接触度合が連続して出現する回数のリストデータを生成するリストデータ生成部3と、同一の接触度合ごとにリストデータの代表値を算出し、代表値に基づいてワークの形状が異常か否かを判定する判定部4と、を備える。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
所定のサンプリング間隔で工具とワークとの接触度合を示す時系列データを取得するデータ取得部と、
前記時系列データを時系列順に確認し、同一の接触度合が連続して出現する回数のリストデータを生成するリストデータ生成部と、
同一の接触度合ごとに前記リストデータの代表値を算出し、前記代表値に基づいて前記ワークの形状が異常か否かを判定する判定部と、
を備える異常検知装置。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記判定部は、前記リストデータの各要素と前記代表値との乖離の度合によって、前記ワークの形状が異常か否かを判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の異常検知装置。
【請求項3】
前記時系列データは、前記工具と前記ワークとの接触又は非接触を示す2値データであり、
前記リストデータ生成部は、接触を示す値が連続して出現する回数と非接触を示す値が連続して出現する回数を交互にカウントすることによって、前記リストデータを生成する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の異常検知装置。
【請求項4】
コンピュータを、
所定のサンプリング間隔で工具とワークとの接触度合を示す時系列データを取得するデータ取得部と、
前記時系列データを時系列順に確認し、同一の接触度合が連続して出現する回数のリストデータを生成するリストデータ生成部と、
同一の接触度合ごとに前記リストデータの代表値を算出し、前記代表値に基づいて前記ワークの形状が異常か否かを判定する判定部と、
を備える異常検知装置として機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、時系列データの異常を検知する異常検知装置等に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、加工機による加工に関する時系列データの異常検知では、最初に正常パターンを作成し、正常パターンと検査データとのパターンマッチングを行い、パターンの一致度又は乖離度を算出することによって、正常又は異常を判定する手法が広く採用されている。例えば、特許文献1には、加工機による加工の異常を検知するために、機械学習によって正常モデルを学習する手法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-026103号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1を含む従来の異常検知技術においては、パターンマッチングにおける正常パターンと検査データの位相合わせが不可能又は不正確なことがある。また、位相合わせが正確にできたとしても、位相合わせには膨大な計算コストが必要な上、工具やワークの個体差、計測条件の影響、又は正常パターンの不正確性等の理由により、判定精度が低くなることがある。
【0005】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、計算コストが低く、判定精度が高い異常検知装置等を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するための第1の発明は、所定のサンプリング間隔で工具とワークとの接触度合を示す時系列データを取得するデータ取得部と、前記時系列データを時系列順に確認し、同一の接触度合が連続して出現する回数のリストデータを生成するリストデータ生成部と、同一の接触度合ごとに前記リストデータの代表値を算出し、前記代表値に基づいて前記ワークの形状が異常か否かを判定する判定部と、を備える異常検知装置である。
【0007】
前記判定部は、前記リストデータの各要素と前記代表値との乖離の度合によって、前記ワークの形状が異常か否かを判定するようにしても良い。
【0008】
また、前記時系列データは、前記工具と前記ワークとの接触又は非接触を示す2値データであり、前記リストデータ生成部は、接触を示す値が連続して出現する回数と非接触を示す値が連続して出現する回数を交互にカウントすることによって、前記リストデータを生成するようにしても良い。
【0009】
第2の発明は、コンピュータを、所定のサンプリング間隔で工具とワークとの接触度合を示す時系列データを取得するデータ取得部と、前記時系列データを時系列順に確認し、同一の接触度合が連続して出現する回数のリストデータを生成するリストデータ生成部と、同一の接触度合ごとに前記リストデータの代表値を算出し、前記代表値に基づいて前記ワークの形状が異常か否かを判定する判定部と、を備える異常検知装置として機能させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、計算コストが低く、判定精度が高い異常検知装置等を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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