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公開番号
2025082049
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-28
出願番号
2023195266
出願日
2023-11-16
発明の名称
切断刃用合金鋼およびそれを用いた切断刃
出願人
株式会社不二越
代理人
個人
主分類
C22C
38/00 20060101AFI20250521BHJP(冶金;鉄または非鉄合金;合金の処理または非鉄金属の処理)
要約
【課題】従来の軸受鋼と同等の焼入温度(850℃)による焼入処理でも高硬度(表面硬さがロックウエルCスケール硬さで64HRC超)の切断刃用合金鋼およびそれを用いた切断刃を提供する。
【解決手段】重量%で、C:0.90~1.50%、Si:0.70~2.50%、Mn:0.10~1.00%、Cr:1.00~4.00%、Mo:0.20~1.50%、V:0.10~0.80%であり、残余Feおよび不可避不純物からなる切断刃用合金鋼とする。または、重量%で、C:0.90~1.50%、Si:0.70~2.50%、Mn:0.10~1.00%、Cr:1.00~4.00%、Mo:0.20~1.50%、Nb:0.05~0.40%であり、残余Feおよび不可避不純物からなることを特徴とする切断刃用合金鋼としても良い。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
重量%で、C:0.90~1.50%、Si:0.70~2.50%、Mn:0.10~1.00%、Cr:1.00~4.00%、Mo:0.20~1.50%、V:0.10~0.80%であり、残余Feおよび不可避不純物からなることを特徴とする切断刃用合金鋼。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
重量%で、C:0.90~1.50%、Si:0.70~2.50%、Mn:0.10~1.00%、Cr:1.00~4.00%、Mo:0.20~1.50%、Nb:0.05~0.40%であり、残余Feおよび不可避不純物からなることを特徴とする切断刃用合金鋼。
【請求項3】
重量%で、C:0.90~1.50%、Si:0.70~2.50%、Mn:0.10~1.00%、Cr:1.00~4.00%、W+2Mo:0.40~3.00%であり、
残余Feおよび不可避不純物からなることを特徴とする切断刃用合金鋼。
【請求項4】
表面硬さがロックウエルのCスケール硬さで64HRCを超えることを特徴とする請求項1に記載の切断刃用合金鋼。
【請求項5】
表面硬さがロックウエルのCスケール硬さで64HRCを超えることを特徴とする請求項2に記載の切断刃用合金鋼。
【請求項6】
表面硬さがロックウエルのCスケール硬さで64HRCを超えることを特徴とする請求項3に記載の切断刃用合金鋼。
【請求項7】
請求項1ないし6のいずれか1項に記載の切断刃用合金鋼を用いたことを特徴とする切断刃。
【請求項8】
前記切断刃は、回転円盤型カッターであることを特徴とする請求項7に記載の切断刃。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、クロムやモリブデン等の元素を含有する切断刃用合金鋼およびそれを用いた切断刃に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
現在、自動車や産業機械等に使用される機械部品、例えば切断刃には一般的に高速度工具鋼や軸受鋼(SUJ2)が多用されている。機械装置における切断刃の交換頻度を低減するために、近年では寿命(特に耐摩耗性)の向上が求められている。そのため、切断刃の表面硬さはロックウェルCスケールで61~62HRC程度が必要である。
【0003】
例えば、特許文献1には高速度工具鋼製の切断刃(スリッタ刃)が開示されており、表面硬さはロックウェルCスケールで60HRC程度の硬さを有していることが説明されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-323874号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に開示された鋼種では、熱処理温度(焼入温度)を少なくとも1100℃以上にすることで所望の組織が形成された結果、ロックウェルCスケールで63HRC以上の硬さを発揮するが、熱処理後に製品の変形量が増大し、焼入温度も高いので製造原価も増大するという問題があった。
【0006】
そこで、本発明においては、従来の軸受鋼の焼入温度と同等の温度(およそ900℃以下)による焼入処理でも高硬度(表面硬さがロックウエルCスケール硬さで64HRC超)が得られる切断刃用合金鋼およびそれを用いた切断刃を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した課題を解決するために、本発明の切断刃用合金鋼は、重量%で、C:0.90~1.50%、Si:0.70~2.50%、Mn:0.10~1.00%、Cr:1.00~4.00%、Mo:0.20~1.50%、V:0.10~0.80%であり、残余Feおよび不可避不純物からなる切断刃用合金鋼とする。
【0008】
または、重量%で、C:0.90~1.50%、Si:0.70~2.50%、Mn:0.10~1.00%、Cr:1.00~4.00%、Mo:0.20~1.50%、Nb:0.05~0.40%であり、残余Feおよび不可避不純物からなる切断刃用合金鋼としても構わない。
【0009】
その他の化学成分としては、重量%で、C:0.90~1.50%、Si:0.70~2.50%、Mn:0.10~1.00%、Cr:1.00~4.00%、W+2Mo:0.40~3.00%であり、残余Feおよび不可避不純物からなる切断刃用合金鋼とすることもできる。
【0010】
なお、当該切断刃用合金鋼の表面硬さは、ロックウエルCスケール硬さで64HRC超とすることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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