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公開番号
2025077340
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023189450
出願日
2023-11-06
発明の名称
保持器付き軸受
出願人
株式会社不二越
代理人
個人
,
個人
主分類
F16C
33/41 20060101AFI20250512BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】軸受のサイズアップやコストアップを招くことなく、軸受への潤滑油の過剰な供給を防ぐことができ、撹拌抵抗ひいてはそれに起因する撹拌熱の発生を抑制することが可能な保持器付き軸受を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明にかかる保持器付き軸受(軸受100)の代表的な構成は、外輪110と、内輪120と、外輪110と内輪120の間を転動する転動体130と、転動体130を保持する樹脂製の冠型保持器140とを備え、冠型保持器140の背面には、外輪110側に向かうにしたがって軸受100の外側に向かって傾斜する保持器側円錐面150が形成されていて、外輪110の端面の内周側の縁には、保持器側円錐面150に隣接された外輪側円錐面160が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
外輪と、内輪と、前記外輪と前記内輪の間を転動する転動体と、前記転動体を保持する樹脂製の冠型保持器とを備え、
前記冠型保持器の背面には、前記外輪側に向かうにしたがって前記軸受の外側に向かって傾斜する保持器側円錐面が形成されていて、
前記外輪の端面の内周側の縁には、前記保持器側円錐面に隣接された外輪側円錐面が形成されていることを特徴とする保持器付き軸受。
続きを表示(約 70 文字)
【請求項2】
前記外輪側円錐面は、前記保持器側円錐面と同一円錐面を形成することを特徴とする請求項1に記載の保持器付き軸受。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂製の冠型保持器を備える保持器付き軸受に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
軸受は保持器を用いるのが一般的である。保持器は、複数のポケットそれぞれに転動体(玉やころ)を保持することで、転動体の間隔を保ち、また転動体同士がこすれないようにする役割を有している。保持器としては、金属製保持器や樹脂製保持器が広く用いられている。
【0003】
例えば特許文献1には、「外方の軌道面を有する外方の軌道輪と、内方の軌道面を有する内方の軌道輪と、前記外方の軌道面と前記内方の軌道面との間に配置された複数の玉と、前記複数の玉を円周方向に均等に配置する樹脂製保持器と、を備え、前記保持器が、前記玉の円周方向位置を保つポケット部を円周方向の複数箇所に有し、前記ポケット部が、前記保持器の軸方向一方の側面に開口した形状である玉軸受において、前記外方の軌道輪と前記内方の軌道輪のうちのいずれか一方の軌道輪に取り付けられた係止部材をさらに備える」玉軸受が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-133769号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、軸受には高速回転への対応が求められており、そのためには軸受における発熱対策が重要である。発熱要因の1つとして、軸受における潤滑油の撹拌抵抗(せん断抵抗)が挙げられる。軸受には潤滑油が供給されており、潤滑油の供給量が過剰になると撹拌抵抗が大きくなり、撹拌熱が発生する。
【0006】
軸受への潤滑油の過剰な供給を抑制するために、特許文献1では「シールドを兼ねる係止部材」を採用している。特許文献1によれば、「シールドを兼ねる係止部材を採用することにより、軸受外部から軸受内部への潤滑油の過剰流入を抑え、玉による潤滑油の攪拌抵抗を抑えることができる」としている。しかしながら、特許文献1のようにシールドを設ける構造であると、軸受のサイズアップやコストアップを招いてしまう。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑み、軸受のサイズアップやコストアップを招くことなく、軸受への潤滑油の過剰な供給を防ぐことができ、撹拌抵抗ひいてはそれに起因する撹拌熱の発生を抑制することが可能な保持器付き軸受を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明にかかる保持器付き軸受の代表的な構成は、外輪と、内輪と、外輪と内輪の間を転動する転動体と、転動体を保持する樹脂製の冠型保持器とを備え、冠型保持器の背面には、外輪側に向かうにしたがって軸受の外側に向かって傾斜する保持器側円錐面が形成されていて、外輪の端面の内周側の縁には、保持器側円錐面に隣接された外輪側円錐面が形成されていることを特徴とする。
【0009】
上記外輪側円錐面は、保持器側円錐面と同一円錐面を形成するとよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、軸受のサイズアップやコストアップを招くことなく、軸受への潤滑油の過剰な供給を防ぐことができ、撹拌抵抗ひいてはそれに起因する撹拌熱の発生を抑制することが可能な保持器付き軸受を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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