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公開番号
2024164421
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-27
出願番号
2023079882
出願日
2023-05-15
発明の名称
免震留具
出願人
個人
代理人
個人
主分類
F16F
15/02 20060101AFI20241120BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】揺れが小さくなると自然に定位置に戻る構造であり、横揺れ及び縦揺れに対して充分な緩衝力を有し、メンテナンスフリーな免震留具を提供する。
【解決手段】 円盤状で、上面側にスリ鉢状凹面11が形成され、下面側の中心部にアンカーボルト1の嵌込筒部12が形成されたスリ鉢状受部材10と、該スリ鉢状受部材10に組み合う球体20と、該球体20を納める球体収納空間31を、中心軸の下端側に有すると共に、中心軸の周囲に鍔部32を有し、球体収納空間31の外周縁から鍔部32の外周縁に向けて、鍔部32の厚みが減少する傾斜部32aが、鍔部32の下面側に形成され、さらに、鍔部32より上方に伸びる上方突出部分36を有する主軸部材30と、該主軸部材30の鍔部32に接触するドーナツ状の皿バネ40と、皿バネ接触部材50と、外筒60と、パッキン70と、中心部が主軸部材30と一体となる土台受部材80とを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
円盤状で、上面側にスリ鉢状凹面が形成されたスリ鉢状受部材と、
該スリ鉢状受部材に組み合う球体と、
該球体を納める球体収納空間を、中心軸の下端側に有すると共に、中心軸の周囲に鍔部を有し、球体収納空間の外周縁から鍔部の外周縁に向けて、鍔部の厚みが減少する傾斜部が、鍔部の下面側に形成され、さらに、鍔部より上方に伸びる上方突出部分を有する主軸部材と、
該主軸部材の鍔部の上方にスライド自在に位置するドーナツ状の弾性体と、
該ドーナツ状の弾性体をスライド自在に収納すると共に、前記スリ鉢状受部材と一体となる外筒と、
該外筒の上面側に位置し、円盤状で、中心部に前記主軸部材が通る中心孔を有し、上面側が土台との接触面となり、中心部が前記主軸部材と一体となる土台受部材とを有することを特徴とする、免震留具。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
円盤状で、上面側にスリ鉢状凹面が形成されたスリ鉢状受部材と、
該スリ鉢状受部材に組み合う球体と、
該球体を納める球体収納空間を、中心軸の下端側に有すると共に、中心軸の周囲に鍔部を有し、球体収納空間の外周縁から鍔部の外周縁に向けて、鍔部の厚みが減少する傾斜部が、鍔部の下面側に形成され、さらに、鍔部より上方に伸びる上方突出部分を有する主軸部材と、
該主軸部材の鍔部の上方にスライド自在に位置するドーナツ状の皿バネと、
該ドーナツ状の皿バネをスライド自在に収納すると共に、前記スリ鉢状受部材と一体となる外筒と、
該外筒の上面に接触するドーナツ状の金属パッキンと、
該外筒の上面に接触する金属パッキンの上面側に位置し、円盤状で、中心部に前記主軸部材が通る中心孔を有し、上面側が土台との接触面となり、前記金属パッキンの上面と接触しつつ外筒の上方に位置し、中心部が前記主軸部材と一体となる土台受部材とを有することを特徴とする、免震留具。
【請求項3】
前記スリ鉢状受部材の中心部に、球体の直径を10とすると、3~5の直径の中心穴が形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の免震留具。
【請求項4】
前記スリ鉢状受部材の中心部に、球体の直径を10とすると、3~5の直径の中心穴が形成されると共に、該中心穴から外部に通じる水抜通路が形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の免震留具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、免震留具に関し、詳細には、住宅等の基礎と土台との間に設置する免震留具に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
住宅等の地震対策として、特許文献1には、地盤と建物を支える基礎と土台との間に免震空間部を設け、免震空間部の少なくとも三カ所に免震機能部を分散配置しており、免震機能部が下支持体と、下支持体に相対向する上支持体と、上下支持体間に介在する球体とから成り、下支持体に上向き皿状面を、上支持体に下向き皿状面を備え、球体が上向き皿状面と下向き皿状面とに当接していて、地震時に定位置から任意方向に転がり、地震の減少に伴い定位置に自然に戻る構造のものが記載されている。
【0003】
前記免震機能部は、地震エネルギーを緩衝し得るもので、特に横揺れに対して緩衝力を有するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-129772号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のものは、揺れが小さくなると自然に定位置へと戻る構造であり、横揺れに対しては緩衝力を有するが、縦揺れに対して充分な緩衝力を有していない。
【0006】
したがって、本発明の解決しようとする課題は、揺れが小さくなると自然に定位置に戻る構造であり、横揺れ及び縦揺れに対して充分な緩衝力を有する、免震留具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の課題を解決するための手段は、下記のとおりである。
【0008】
第1に、
円盤状で、上面側にスリ鉢状凹面が形成され、下面側に突出部が形成されたスリ鉢状受部材と、
該スリ鉢状受部材に組み合う球体と、
該球体を納める球体収納空間を、中心軸の下端側に有すると共に、中心軸の周囲に鍔部を有し、球体収納空間の外周縁から鍔部の外周縁に向けて、鍔部の厚みが減少する傾斜部が、鍔部の下面側に形成され、さらに、鍔部より上方に伸びる上方突出部分を有する主軸部材と、
該主軸部材の鍔部の上方にスライド自在に位置するドーナツ状の弾性体と、
該ドーナツ状の弾性体と接触する弾性体接触部材と、
該弾性体接触部材をスライド自在に収納することで、ドーナツ状の弾性体をスライド自在に収納することになると共に、前記スリ鉢状受部材と一体となる外筒と、
該外筒の上面側に位置し、円盤状で、中心部に前記主軸部材が通る中心孔を有し、上面側が土台との接触面となり、下面側には中心孔から外周側に向けて厚みが減少する勾配面を有し、中心部が前記主軸部材と溶接で一体となる土台受部材とを有することを特徴とする、免震留具。
【0009】
第2に、
円盤状で、上面側にスリ鉢状凹面が形成され、下面側の中心部に突出部としてアンカーボルトの嵌込筒部が形成されたスリ鉢状受部材と、
該スリ鉢状受部材に組み合う球体と、
該球体を納める球体収納空間を、中心軸の下端側に有すると共に、中心軸の周囲に鍔部を有し、球体収納空間の外周縁から鍔部の外周縁に向けて、鍔部の厚みが減少する傾斜部が、鍔部の下面側に形成され、さらに、鍔部より上方に伸びる上方突出部分を有する主軸部材と、
該主軸部材の鍔部の上方にスライド自在に位置するドーナツ状の皿バネと、
該皿バネと接触する皿バネ接触部材と、
該皿バネ接触部材をスライド自在に収納することで、ドーナツ状の皿バネをスライド自在に収納することになると共に、前記スリ鉢状受部材と一体となる外筒と、
該外筒の上面に接触するドーナツ状の金属パッキンと、
該外筒の上面に接触する金属パッキンの上面側に位置し、円盤状で、中心部に前記主軸部材が通る中心孔を有し、上面側が土台との接触面となり、下面側には中心孔から外周側に向けて厚みが減少する勾配面を有し、前記金属パッキンの上面と接触しつつ外筒の上方に位置し、中心部が前記主軸部材と一体となる土台受部材とを有することを特徴とする、免震留具。
【0010】
第3に、
前記スリ鉢状受部材の中心部に、球体の直径を10とすると、3~5の直径の中心穴が形成されていることを特徴とする、前記第1または第2に記載の免震留具。
(【0011】以降は省略されています)
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